声を大にして言いたい。
どうも。僕です。
Yesterday There was so many things that I was never told
これはGuns N' Rosesの名曲“Yesterdays”冒頭の歌詞です。
英検準15級などと揶揄されるわたくしがざっくり訳すと「昨日、俺が教わった事のないものがたくさんあるって気付いたんだ」といったところでしょうか。
わたくしも昨日同じような体験をしました。
押しも押されもせぬ見事な天パーの持ち主であるところのわたくし。
朝起きると見事に頭が爆発しているのが常。
そのままではとても表に出れるような姿ではないので、朝の貴重な時間を使ってシャワーを浴びます。
朝シャン派、とでも言いましょうか。
昨日もシャワーを浴びようと思い、浴室の電気スイッチをカチッと入れると…
一瞬だけ眩い光を放って消えました
なにが
浴室の電気が
はい。電球切れです。
この家に越して来て初めての事態。
電球の買い置きなど無い家ですから、仕方なくそのままシャワーを済ませ、近所のコンビニエンスへ買いに行く事にしました。
なにを
浴室の電球を
焼けるような陽射しの中、熱中症になる危険も省みず近所のコンビニエンスへ。
日用品コーナーを見てビックリ。
売ってないのね。
なにが
浴室の電球が
このパターンしつこいですかね。
まあ、正確に言えば売っているんですよ。
ただし、LED電球なんですね。
高いじゃないですか。
なにが
価格が
こっちは200円300円の話だと思って来ているのに、LEDだ長持ちだ柔らかな明るさだとか言われて800円900円の話にすり替えられても困るんですよ。
そりゃあ長い目で見たらお得なのかもしれませんよ。
でもね、こちらは映画『WE ARE X』冒頭のYOSHIKIじゃありませんが、まさにThere's no tomorrowの心境で日々生きているわけですよ。
涙で明日が見えないんですよ。
いつの間にコンビニエンスで普通の電球が買えなくなったんですか。
そんな事、誰も教えてくれませんでした。
冒頭の“Yesterdays”の歌詞の如く、知らなかった事柄に打ちのめされましたよ。
みんなそんなにLEDがお好きですか。
滅多に泣かない人物として知られ、一部では「和製 中森明菜」の異名を欲しいままとし、「私は泣いた事が無い ハッハー フッフー」などと言って日々暮らしているわたくしですが、さすがにこれには泣きましたね。
ただただ泣きました。
気がつくと一人で泣いていました。
LED普及しすぎ、ダメ ゼッタイ
ちなみに先ほど紹介した“Yesterdays”の
Yesterday There was so many things that I was never told
という歌詞ですが、2008年発表の『Chinese Democracy』収録の楽曲“Better”では
No one ever told me when I was alone
They just thought I'd know better, better
(俺が一人ぼっちの時、誰も教えてくれなかった
あいつら、俺の方がもっとよくわかってるって思ってたんだろう)
と、“Yesterdays”よりも更に踏み込んで、その理由について言及しており、もしかしたらこの2曲の歌詞はテーマ的に関係している部分があるのかナーなどと思っているのがわたくしです。
まあ、そんな事はどうでもいいので、近所のコンビニでLED以外の電球を買えるようにしてください。
よろしくお願いいたします。
という訳で本日の本題です。
久々にガンズのBootlegを紹介していきたいと思っております。
本日のご紹介するタイトルはこちらっ!
『Bad Obsession』
1991年6月17日、ニューヨーク州ユニオンデールにあるナッソーコロシアムという会場における公演を録音したものだそうです。
まだ『Use Your Illusion』発売前でイジー在籍時、ツアー序盤の公演となります。
前座は当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったSkid Rowというハードロックファン垂涎のカップリング。
ちなみにわたくしは所有しておりませんが、同公演はビデオブートも存在おり、ステージ右側スタンド席からの撮影だと思われる映像を観る事ができます。
Youtubeに上がっているのは有名コレクターJohn.M所有の映像で、1991年のオーディエンスショットとしては極上と言える画質。これがリリースされたら迷わず購入してしまうであろう自分がいるのを否定できません。
余談ですが、ナッソーコロシアムという会場は野球場だと思っておりましたが、当記事を書くにあたり調べてみたところ、アイスホッケー会場として使われていた場所だそうです。
(シンプルながらセンスの良いジャケット)
『Bad Obsession』を手に取った方が最も驚愕するのは、その裏面に記載されている収録曲でしょう。
こちらをご覧ください。
なんと1曲目が“Ain't It fun”ですよ!
そうです。カバーアルバム『The Spaghetti Incident?』に収録されているDead Boysのカバー曲です。
『The Spaghetti Incident?』がリリースされたのは1993年11月23日。
それに先駆けること約2年半。
まさかライヴで披露していたという事実があったとは!
スタジオ盤でアクセルとデュエットしていたマイケル・モンローは飛び入り参加しているのか?
イジーが演奏する“Ain't It Fun”貴重すぎるでしょう!
興奮に震える手でディスクをプレイヤーに押し込み、再生ボタンを乱打します。
数秒のブランクの後、スピーカーから流れだしたのは観客達の興奮をはらんだ開演直前の空気感。
そして、いよいよ開演。
マット・ソーラムの勢いのあるカウントでスタートしたのは…
Perfect Crime!!!!!!!!!!!!!!!!!
ええ。単なる誤表記でした。
まだ『Use Your Illusion』発売前だったので仕方ないですよね。
メンバーのインタビュー等で判明していた「新作に入るであろう楽曲一覧」からそれらしいタイトルを拝借してきたのでしょう。
他の曲はすべて正しくクレジットされているので、基本的には優秀なブート業者さんだと言えます。
適当なところなんて、93年のライヴなのに思いきり曲名間違えてたりしますからね。
“Dead Horse”が“Keep Smilin'”という妙にポジティヴな曲名でクレジットされているのを見つけた時は全身が脱力いたしました。
そんな訳でして、このブートを中古盤屋さんで見かけても、「おっ!“Ain't It Fun”やってるじゃん!激レア!」などと言ってレジに持って行かないようにご注意ください。
やってません。
のっけからネガティヴな感想を述べてしまいましたが、本タイトルが購入に値しない糞ブートだと言っている訳ではありません。
むしろ逆です。
冒頭で少しバランスを欠く場面はありますが、全体を通して非常に安定した良い録音ですし、個人的に愛聴したタイトルであります。
この日の公演をブログで取り上げる理由。
それは
アクセルがめちゃくちゃ喋る日だから
という一点に尽きます。
あの有名な「Rolling Stone誌の最新号。あれは買うなよ!読みたかった盗め!」という発言が聞けるのもこの日です。
アクセルがよく喋るのはこの日に限った事ではない、というご意見もあるでしょう。
よくわかります。
ブートの定番92年シカゴ公演(Comaを演奏した日)でも、曲間に喋りまくるアクセルにメンバーがうんざりしながら立ち尽くしている姿を観る事ができます。
が、この『Bad Obsession』ではアクセルが曲中に喋り出す場面が何度かあり、メンバーが戸惑いながらも曲が破綻しないように頑張る姿が印象的なのです。
“Patience”のイントロでもいきなりアクセルが喋り出し、メンバーはアクセルの歌入りを待ちながらひたすらに演奏を続けます。
そして、この日の目玉はなんと言っても“Knockin' On Heaven's Door”でしょう。
これは間奏パートで唐突のアクセルの長いお話がスタート。
メンバー達もどこで曲に戻るかわからないまま、とりあえずビートをキープしながらアクセルが話し終わるのを待ちます。
ちなみにアクセルの「Get in the ring, motherfucker?」というフレーズも聴けるので、“Get In The Ring”大好きマンは必聴でしょう。
約3分に渡るアクセルの独演会(曲の途中です)。
マットが派手なフィルを何度も入れ、「さあ、ここから曲に戻りますよ!」という雰囲気を出すにも関わらず、それを無視するかのように延々と話を続けるアクセルが最高すぎます。
オフィシャルライヴ盤ならカットせざるを得ないようなバージョンですが、こういうのを聴けるのがブート盤の魅力。
わたくしもブート沼に沈まぬよう注意しながら楽しんでいこうと思います。
最後に余談の余談ですが、この日はアクセルが「この曲は“November Rain”だよ」と同曲を紹介します。
これってすごく珍しいのではないかナーと思いました。
教えてアクセルに詳しい人ーーーー!
数ヶ月ぶりのブログ更新となりましたが、やっぱりなかなか筆が進まないですね。
次は「Welcome Back To The Japangle Part4」が書けたらいいナーと考えております。
断片的なアイデアをメモした付箋がすごい数あるんですけどね…。
それをまとめる能力と根気が無いのがわたくしです。
では、またお会いいたしましょう。
あ。次の更新がいつになるかわからないから、このタイミングで言っておこう。
ガンズファンが企画したガンズイベントが来月あります。
タイトルは『Gunners Circus』。
7月16日(日)、原宿はストロボカフェという会場だそうです。
トリビュートバンドGuns Love Rosesさんのライヴ、音楽ライター増田勇一さんのトークショーも予定されております。
詳細につきましてはホームページをご参照ください。
7月は『Appetite For Destruction』の30周年記念月。
みんなでお祝いいたしましょう。