どうも。
RapidfireのCDを3枚も購入した僕です。
Rapidfireの来日を熱望しております。
ということで、今宵はmixi日記転載シリーズでございます。
2005年に実現したAdler's Appetite奇跡の来日公演の模様をお送りいたします。
興味の無い方は速やかにパソコンの画面を叩き割っていただき、スマホでご覧の方はお近くの川へお手持ちのスマホをぶん投げてください。
それではまいりますよ。
Let's Adler!!!!!!!!!!!
【以下、mixi日記より加筆修正の上転載】
昨日、噂のAdler's Appetiteを観てきました。
噂になっていなかったら申し訳ない。
元Guns N' Rosesのドラマー、Steven Adler率いるバンドです。
簡単に言えばそういうことです。
色々な事がありすぎて何から書いていいのか迷う。
とりあえず時間軸に沿う形で書いていきたい。
沿っていなかったら申し訳ない。
今日は長文だよ。文学だよ。ドフトエフスキー。
(注:ギャグがスべってますが歯を食いしばって当時のままにしております)
本日のパートナーはくり子さん(なんの罪も無いカラオケ屋の店員さんを恫喝して生計を立てている人)。
こんなマニアックなライヴに足を運ぶほどのガンズ狂。
頼もしいとしか言いようがない。
彼女との待ち合わせ前に西新宿のおブート屋をいくつか回ってみる事にしました。
最初に立ち寄った某店でAdler's AppetiteのブートDVDを購入すると、 近隣のブート屋にスティーヴン・アドラーその人が来店したとの衝撃情報をゲット。
「Rock my world」と書かれた色紙も見せてもらって大興奮。
即座にスティーヴン捜索隊が結成されました。
1人ですけれども。
スティーヴンの姿を求め、一時間近く西新宿を彷徨いました。
そのうち道行く人がみんなスティーブン・アドラーに見えてきたね。
外人がいたから近づいてみたら、殺し屋みたいな人相だったので退散。
人だかりができていたので近づいてみたら、ラーメン屋の行列だったり。
無益な一時間でした。切ない。死にたい。多くの人を巻き添えにして。
高田馬場でくり子さん(泥酔してタクシーを降りる際に「ごちそうさまでした」と挨拶した礼儀正しい偉人)と合流し、会場へ急ぎ足。
方向音痴のふたりが揃ったにも関わらず、わりと迷わずに到着することに成功。
会場前に立っていた係りのお姉さんに言われるがままに会場へ。
チケットを提示し、いよいよライヴ会場へ潜入。
チケットに記載されている開場時間よりも早く入れてもらっちゃいました。
やはり我々のような熱心なファン、とりわけバァン読者は特別扱いするように呼び屋の偉い人から指導されておるんでしょう。
感心感心。
と思ったら、会場内にはわりと多くの観客が・・・。
しかも、なんか若い女の子ばっかり。
娘さんの巣窟ですよ。援助交際ですよ。
どうやら前座のバンド目当ての様子。
わりと居心地悪かったので、同士を探す我々。
わりとくまなく探したのですが、ガンズファンらしき人物はいない模様。
恥を覚悟で関係者の方に確認してみると・・・。
天照(あまてらす)というビジュアル系バンドの会場である事が判明。
ガンズファンがいるわけないよ!
「今日のライヴはどうでしたか?」みたいなアンケートまでもらっちゃったよ!
会場のお姉さんは「申し訳ございません」を連発。
切腹すら辞さないような詫びっぷりで逆にこちらが恐縮。
いやいやいいんですよ。面白かったですよ。
天才としか言いようがない。
お姉さんに先導され、程なくして正しい会場に入場。
ステージ右側の最前列を確保できました。
ステージ右側といえばリードギタリストの定位置。
これが後に悲劇を招くことに・・・。
それに関しては後述しますが。後述いたしますが。
トップバッターのバンドに関しては割愛させていただきます。
ひとつだけコメントするならば、キーボードの兄さんがガンズTシャツを着ておりました。えらい。
くり子さんが「ディジー・リードだね」と仰っておりました。
どうでもいい意見なので黙殺。
2番手で登場したのが、元プリプリの中山加奈子さん率いるQuaterhead。
ハードロックの超有名曲だけを演るお遊びバンドらしく、 Motorheadの“Ace Of Spades”に始まり、モトリーやらメイデンやら。
すっげえ楽しかったです。
Quiet Riotの“Cum On Feels The Noize”の時、「誰かコーラス歌える?」という呼び掛けに応えてステージに上がって歌ったお兄さん。
彼は間違いなく神です。メタルゴッドですよ。
まずシャツを皮パンの中に入れてる時点で神の資格を取得。
猫背で小刻みにリズムを取るという独特の歌唱法。
ドラムのMAD大内氏も大いにウケていました。
そして、あまり歌詞もわからないのにステージに上がる勇気。
神としか言いようがない。
異様なほど前置きが長くなりましたが、 いよいよAdler's Appetiteの登場ですよ!
今生では絶対に観る事ができないと思っていた、あのスティーヴン・ポップコーン・アドラーを観れるんですよ!
ついに姿を現したスティーヴン。
昔の写真や映像で観たまんまの彼でした。
終始笑顔。
ニコニコ顔でドラムを叩きまくってました。
あの無駄に大きなアクションで。
もちろんセットはガンズナンバー中心。
出し惜しみ無しで聴きたい曲は全て披露。
まさか“Civil War”まで演ってくれるとは・・・。
スティーヴンのガンズにおけるラストライヴで演奏した曲ですね。
全ての曲に関して言える事ですが、 スティーヴンがちゃんと叩けていたのが驚きでした。
下手だ下手だと言われているスティーヴンですが、別に彼はへたっぴ君じゃないよ。
マットおじさんに比べれば腕前は劣るかもしれないけど、 立派なハードロックドラマーでございました。
ヴォーカルのジョー・レステは明らかにアクセルを意識したステージアクションを披露。
歌も良くないというか酷い。
歌詞もうろ覚えというか朧げというレベル。
これはもう笑うしかない水準だけれど、まあ場末のバンドの場末のライヴということで許容した。
(注:ジョー・レステはDJ Ashbaの元雇い主。こんな場末仕事をやっている人のためにギターを弾いていたDJが、その後GN'Rのリードギタリストになるとはこの時点では夢にも思わなかったのです)
今回のリードギタリストはスネイクピットでお馴染みのケリー・ケリー。
スラの引き立て役だった男が、今回はスラのパートに挑戦。
わりと頑張って弾いてました。
“Nightrain”のソロとか。
でもね、音デカすぎだよ!
こんな爆音初めて聴いたよ!
ジョーの声が聴こえないよ!
まあ、声が聴こえない分、カラオケみたいで良かった。
逆に。
ありがとう、ケリケリ。
ピックもくれたし。悪口は言わない。決して。
ライヴ終了後に出待ちをしてみました。
エビスビールを飲みながら。
すげー寒かった。少し泣いた。
最初に出てきたケリケリとジョーにはAdler's Appetiteのチラシにサインをいただきました。
ケリケリには若いお姉さんが群がってました。
グルーピー学科のお姉さんが。
それから待つことしばし。
ついに御大スティーヴンが登場!
さきほどのジョー・レステ&ケリケリの時とは比較にならないスピードで即座に近寄る我々。
最前列にいたので覚えていてくれたのか、「Hey,Guys!」と笑顔で握手してくれるスティーヴンに感動いたしました。
Paradise Cityのアナログシングルにサインを求めると、 懐かしかったのか「WOW!!!」とちょっと喜んでくれて、それだけでもう胸がいっぱいに。
写真では観づらいかもしれませんが、 ちゃんと自分のドクロのところにサインをしてくれるスティーヴン。
わかってるね、スティーヴン。
空気が読める男、スティーヴン・アドラー。
他のメンバーも同じように自分のドクロにサインを書くんでしょうか。
つたない英語で「写真撮ってくれます?」と訊いたら「もちろんだよ!」と即答。
もうこの時点でスティーヴンに対する好感度はマックスまで振り切れております。
くり子さんなんてチューまでされちゃって。
うらやましがっていたら「キミもチューしてもらいなよ」とくり子さん。
さすがに遠慮しておきました。空気の読める男として。
Adler's Appetiteでスティーヴンがやっている事について、「過去の栄光にしがみつきやがって」というご意見を抱く向きもあるでしょうが、 ガンズをクビになった後、廃人同然の生活をしていた彼が、また笑顔でドラムを叩いていると言う事。
それだけで何だか嬉しくて、 脳天気にバカスカとドラムを叩きまくる姿を見ながら少しだけ涙が出ました。
色々あったスティーヴンだけど、またロックスター気分を味わったってバチは当たらないですよね。
あの素敵な笑顔にまた会える日が来ることを願っております。
追伸:
ケリケリの爆音で耳をやられました。
耳鳴りとかいうレベルを超越して、耳の中で勝手に音楽が再生されるの。
いろんなミュージシャンが言う通り、テレビをつけていないと眠れないん。
耳鼻科受診の結果、診断は「音響外傷性難聴」。
お薬を処方していただきました。
ドクターからは「しばらく大きな音は聴かないように」との通告。
すいません、また来週もライヴなんです。
とは、さすがに言えなかったけれども。
ケリケリを訴えたい。
【ここまでmixi日記より加筆修正の上転載】
つい先日、朝起きたら耳が聴こえなくなっていたという事件がありましてね。
それでこの日のライヴを思い出した次第であります。
スティーヴン・アドラーの再来日を願って。
それにしても文体が今と違いすぎて気持ち悪い。