仕事が出来ない人がいるんですよ

どうも。僕です。

前回のオートミールの記事がたくさん読まれた僕です。

数日間ガ—ッと読まれてその後すぐに元の過疎ブログに戻った僕です。

 

sasayaki-okami.hatenablog.com

(2日間でたくさん読まれたオートミールのブログ。すごくたくさん読まれたので「たくさん読まれたナー」と言いました)

 

そんなナチュラル派ブロガーのわたくしですが、今回のテーマはオートミールではございません。

今回はですね、ファッションですよ、ファッション。

そう、服飾系です。東京モード学園です。

辛口ピーコのファッションチェックのメンタルでやっていきたいナーと思っております。

 

 

ここまで読んで8割くらいの人は「あ、今回オートミールじゃねーのか。パチンコ行って来よ」と離脱をしたと思いますので、ここからは残ってくださった2割の方に向けてお送りいたします。

残った2割の方が1割に、さらに減って0.1割などにならないように心を込めて、from the bottom of my heartの精神でお送りしていきます。

 

本日2021年9月22日、一部ファンの間で話題となったのがこちらのアイテム。

現在北米ツアー中の我らがGuns N' Rosesが同日に開催されるミネソタ州セントポール公演のために制作したご当地ティーシャーツでございます。

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(めちゃ可愛いミネソタ公演ティーシャーツ)

そうです、あの世界一有名な某犬をモチーフにしたデザインでございます。

なんで某犬なのかナー?と思って調べたところ、ミネソタ州セントポールは某犬の作者の出身地とのこと。

今回のツアーのご当地ティーシャーツは映画モチーフの物が多く、これまでは華麗にスルーを続けていたマイライフですが、この某犬ティーシャーツは起床即購入でございました。(ガンズ公式からのお知らせが届いたのが就寝中だったので)

 

これまでのご当地ティーシャーツの大半は「うわ、ダサくね?」と本音が漏れてしまうダサT揃い。

ガンズ公式からメールが送られてきた瞬間に脊髄反射的に購入してしまう一部の気の毒なキチガイ 熱心なマニア以外は見向きもしない代物でした。

しかし、今回はデザインが発表された瞬間からTwitterが蜂の巣をつついたような大騒ぎに。

 

いやー。みんな買ったね。買いに買ったね。

オイルショック時のトイレットペーパーかっつーくらい買ってた。

ガンズに興味が無い某犬ファンまで買ってた。

わたくしも念のために2枚買いました。

自分で1枚買った後に「やはりもう1枚買わないと危ないのでは…?」と思い、これから購入する友達に「すんません。1枚一緒にいいすか?」と頼んでしまいました。

そのくらいしないと一生、いや生まれ変わっても来世で後悔するレベルの神デザイン。

 

某犬ティーシャーツの売れ行きに気を良くしたわけではないだろうけど、セントポール公演はアクセル・ローズが絶好調。

シカゴ公演では食中毒疑いで絶不調だったアクセルだけど、セントポールでは今ツアーどころかここ数年で一番では?というレベルの絶唱を披露してくれました。

“Don' Cry”の歌いっぷりなんて完璧すぎて鳥肌が立ちましたよ、あたしゃ。

ご当地ティーシャーツの売れ行きとアクセルの調子が連動している可能性もゼロではないので、今後も馬鹿売れしそうなティーシャーツを作って欲しい次第であります。

 

 

まあ、そんな具合でファンに大喜びで迎えられた某犬ティーシャーツ。

それに先立つこと4日、「いや、さすがにこれはダメでしょう」と真顔で言わざるを得ないグッズが世に出ていました。

それがこちら。

 

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(ちょっとどうかしてるUse Your Illusion30周年グッズ)


えっと…事情に詳しくない方にご説明しますと、Guns N' Rosesの2ndアルバム『Use Your Illusion』が9月17日にリリース30周年を迎えたんです。

まあ、それに合わせてリマスター盤でも発売されればベストなんですが、ガンズはそういうところに疎いというか、ちょっと商売が下手糞なバンドなもんで、まあその代わりみたいな感じで記念グッズの発売がアナウンスされたわけです。

それが上の写真(ごく一部です)なんですけど…

 

ひと目見るなり絶句したよね。目を伏せて、スマホも伏せたよね。

ビートたけしが『スーパージョッキー』の司会やってた時に着るやつじゃねーか」って少し大きめの声出たよね。

自分の人生の中で大切な位置を占める大好きなアルバムの30周年を祝おうという意思がものの見事に霧散しました。かなしい。

 

さっきも言いましたけど、ガンズが商売下手なバンドだってことは十分承知してるんですよ、わたくしも。

メタリカあたりと比べると大人と子供っていうか、ファンの喜ばせ方が絶望的に下手だなって常々思ってました。

でも、そういう不器用なところもガンズらしくていいよね、と前向きに考えてるようにしておりました。

 

だけど、さすがに今回のはダメだ。

「うわ。いらねー」ではなく真剣に「これは作って欲しくなかった」レベルのダメさ。

まあ、デザインに関しては人それぞれ好みがあるので、「うわ。これめちゃかっこいいやん。素敵やん」起床即購入された方もいたと思います。それを否定するつもりは1ミリたりともございません。

ただ、個人的には“愛がなさすぎる”と感じてしまったのが正直なところ。

 

ガンズがなんでこんなに商売が下手かというと、マネジメント会社が本当に素人だからなんですよね。

ちょっとややこしいので具体的な経緯は省きますが、

 

 

アクセル・ローズの元カノが雇ってたベビーシッターのブラジル人女性とその息子

 

 

がGuns N' Rosesという世界的なビッグバンドのマネジメントを担当しております。ド素人ですよ。

意味わからんでしょう。わたくしも書いてて意味わからん。

言ってみれば素人がF1マシンのハンドルを握るようなもんですから、まともに運転なんて出来るわけがないんです。

あまりにピント外れな商売の数々に我々ファンも辟易しておりまして、つまらない商品が出るたびに地面に伏せて「ブラジルの人ー!聴こえますかー!」と叫ぶのにも疲れてきました。

実務面に関しては経験豊富なマネジメント会社に任せて欲しいと強く強く願っております。

 

 

そんな感じでマネジメントチームへの不満が募っている今日この頃。

Twitterでフォロワーさんとやり取りをしている中で急に思い出したエピソードがあったのでご紹介いたします。

 

 

ガンズのマネジメントチームは公式ファンクラブNightrainを運営しているのですが、発足直後からいきなり不評だったんですよね。

「会員になると特製ティーシャーツをあげるよ」みたいな謳い文句で会員を集めていたNightrain。

わたくしはファンクラブにあまり興味が無かったのでスルーしていたのですが(現在は入会済)、どんなデザインのティーシャーツが配布されるのかは気になるところだったので、そのあたりの情報は小まめに追っておりました。

 

そんなある日、ガンズのマネジメントチームから会員に向けて「もうすぐ発送するよ!」というメッセージと共に発送準備中の様子を収めた写真が公開されました。

どれどれ、どんな特製ティーシャーツが…?と写真を確認して唖然、絶句、絶望。

 

 

これ、普通のアペタイトティーシャツじゃん!

 

 

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(名盤『Appetite For Destruction』のアートワーク)

 

事情に詳しくない方にご説明しますと、これはGuns N' Rosesのデビューアルバム『Appetite For Destruction』のアートワークに使用されているもので、ガンズ関連では一番ありふれたもののひとつ。

ファンクラブに入るほどの熱心なファンであれば、このデザインのティーシャーツを数枚は持っていることでしょう。正直どこでも買えるアイテムです。

他のアーティストで例えるならば、「会員には特製タオルを進呈!」という謳い文句に惹かれて矢沢永吉ファンクラブに入ってみたら、「E.YAZAWA」と書かれた一番オーソドックスなタオルが送られてきたようなもの。

Ha~Haとか言いながら真上にタオル投げてる場合じゃない。

 

この詐欺まがいの行為にはファン達も激怒。

マネジメントには抗議の声が殺到しました。

そのうちのひとつがあまりにも素晴らしかったのでこの場を借りてご紹介しましょう。

 

 

 

俺の家にそれを送ったらお前は死ぬ

 

 

 

まさかの死亡フラグ宣言。

気の毒だナーと思いつつ、めちゃくちゃ笑いました。

だって、世界トップクラスのバンドがファンに「それ送ってきたらぶっ殺す」なんて言われることある?

他のバンドじゃ考えられないでしょう。

 

会員からの抗議殺到でアペタイトティーシャーツ発送プランは頓挫したものだと思っていたのですが、なんと音楽ライター・増田勇一さんを筆頭に数名のフォロワーさんが同ティーシャーツを受け取っていたことが判明。

あの非難の声の中、ちゃっかり発送してたんかーい!

失礼ながらめちゃくちゃ笑ってしまいました。

 

 

まあ、そういうわけで今後も珍プレーが続出しそうなGuns N' Rosesマネジメントチーム。

「これまでの失策を帳消しにする大ホームランお願いします」と願いつつ、これからも温かく見守っていきたいですね。

(売れ残ったUse Your Illusion30周年グッズを来年のファンクラブ特典に流用したら許さない)