どうも。誰ですか。あ、僕です。
いやいや、長すぎる夏が終わったと思ったら急に寒くなってまいりましたね。冬ですか。
すみません。秋はどこに行ったんでしょうか。ムショですか。
わたくし、四季のなかでも秋は人気のあるメンバーだと思っていたのですが、こんなに出番が少なくて大丈夫なのでしょうか。それが事務所の方針なのでしょうか。
ほら、歌割りとかソロパートとかもっと増やしてあげた方がいいんじゃないですか。ファンも不満に思って事務所の悪口などをインタネッツに書き込んだりしてしまうのではありませんか。
ファンが不満に思うだけならまだいいのですが、当の秋自身が自分の立ち位置に悩んだ末にグループを脱退、事務所を退所などという事態に発展してしまう可能性もあるわけです。
そのような状況になった場合、夏や冬が「秋、今までありがとう。今後の活動を応援しています。秋が抜けた分まで自分たちが頑張ります」などと優等生的なコメントを出して今まで秋がいたパートを埋めたりすることになるわけです。
つまり春、夏、秋の3人編成になるわけです。そしたら大変なことになりますよ、あなた。
なにが。電気代が。
並び的に秋のパートを春が埋めることはできませんから、夏と冬の歌割りやソロパートが増えることになるわけです。死んじゃうね。
だれが。我々が。
さらに「個性がないよね」などというファンからの心無い書き込みを見た春がグループ脱退ならびに事務所退所を選んでしまう可能性もゼロではありません。
そうなったら夏と冬のデュオ編成。これはもう最悪のひと言に尽きます。本当に大変なことになりますよ、あなた。
なにが。電気代が。
ね、だからインタネッツに辛辣な書き込みをしたりするのはやめましょうね。春も秋も自分たちなりに頑張って欲しいですね。ナンバーワンじゃないオンリーワンの花になったりしてね。
あ。本題に入ってよろしいですか。こんなくだらないお話に付き合っている暇はないでしょう。あなたもわたくしも。そして、あなたの後ろにいる髪の毛の長い女の人も。
みなさま、SNSってご存知でしょうか。
そうです。自分の主張や意見、戯言やら妄言、動画に画像などを好き勝手に(ガイドラインに従って)投稿できるインタネッツの便利なツールです。
実はですね、わたくしもやっております、SNS。まあ、「やっている」といってもそんなにたくさんやっているわけではなく、天気のいい週末の午後などに少しだけ触って「ほほん。色々な意見がありますね」と目を細めたりする程度ではありますが。
SNSに投稿されている様々な書き込みを目にするうちにですね、とある事実に気付きました。みなさまにおかれましても薄々気付いている事柄かとは思いますが、本日はそれをテーマにやっていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
わたくしが気付いたこと、それは何かと申しますと
込められてもいない悪意や感情を他人の言葉のなかに勝手に見出してしまう人が存在する
ということです。
そのような特殊過ぎる感受性を持った一部の人たちはですね、見ず知らずの人たちの言葉のなかに込められてもいない悪意や感情を敏感に感じ取って、勝手に怒ったり傷付いたりしてしまうわけです。
まあ、勝手に気分を害しているだけなら問題ないのですが、そのセンサーが完全にバグった人たちは投稿主に対して「わたくしは大変傷付いた」「謝罪しろ」「投稿を消せ」「アカウントを消せ」「死ね」だのといった不当かつ理不尽な要求を送りつけて来るからタチが悪い。まさに感情の当たり屋。
この現象は規模が大きくなると“炎上”などと呼ばれ、当事者が有名人だったりするとネットニュースになって巷を面白おかしく賑わせたりするわけです。
気の毒なのは一般人がターゲットになった場合で、反響の大きさに驚いてアカウント自体を削除してしまうケースも少なくありません。
もちろん、自分の投稿を客観的に振り返ってみて、内容や言葉遣いに配慮が足りないと感じた場合は謝罪や投稿削除をするべきだとは思うのだけれど、投稿者側に非がないのに“事態を収拾するため”だけに謝罪をしていると思われるものが目立ちます。
それがね、非常に気に食わないんですよ、わたくしは。勝手に腹を立ててギャーギャー騒いでいる連中にも、それに屈してしまう人にも。
特に投稿者側に言いたい。3日も放置しておけば新しい怒りや傷付きの対象を見つけてそっちでやいのやいのやっているような連中に、あなたが心を痛める必要があるのかと。
名作ゲーム『スペランカー』の主人公くらいの傷付きやすさの人に基準を合わせても仕方ないでしょう。そんなことしてたらアカウントを何回作り直しても足りないッスよ、マジで。(『スペランカー』がわからないお友達は年上のお友達に訊いてみよう)
突然の例え話で恐縮ですが、あなたがカラオケ屋にいるところを想像してください。
あなたが好きな曲を歌っている時、いきなり部屋のドアが開き、そこに立っている見知らぬ人間が開口一番「わたしの持ち歌を勝手に歌わないでください! わたしはとても傷付きました! 謝ってください!」などと訴えてきたらどうでしょうか。
すみません、誰ですか?
それ以外の反応はあり得ないのではないでしょうか。
SNS上にいるセンサーぶっ壊れ民たちの訴えなんて本当にそれくらいの価値しかないですよ。
それはあなた自身が対処すべき事柄ではなく、すべて相手方のバグった思考回路のなかで勝手に発生している現象なので、それに対して心を砕く必要なんて1秒もないんです。
よくわからんリプライが来たら、心のなかで「すみません、誰ですか?」とつぶやいてミュートするだけでいいのではないでしょうか。
(※ 「すみません、誰ですか?」はわたくしのすべらない話「大槻くん」に出て来るフレーズです)
とても雑なまとめになって申し訳ありませんが、勝手に怒ったり傷付いたりしてしまう人たちは、その繊細な感受性を生かして怒りと傷付きに満ちた素敵な人生を送っていただきたいですね。
わたくしは天気のよい週末の午後などに楽しげなSNSライフを満喫していきたいなと思っている次第です。よろしくお願いいたします。