Guns Love Roses goes to Osaka

明けましておめでとうございます。

平成最後のお正月、いかがお過ごしでしょうか。

みなさん、月に行く社長から100万円もらえましたか。

僕はといえば、俳優の大鶴義丹さんの代表作『オレたちのオーレ』に想いを馳せる日々です。

みなさんの好きな大鶴義丹さんの出演作を教えてくださいね。

 

まあ、俳優の大鶴義丹さんの話はこれくらいにして…

先月、1泊2日で大阪に行ってまいりました。

そう。それが本日の本題であります。

大鶴義丹さんは登場しませんが、早速語っていきたいと思います。

(本当に大鶴義丹さんの話題は出てきません。)

 

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2018年12月12日、真冬の新大阪駅

僕が見ているこの光景は、30年前のあの日、彼らが見た景色とは大きく変わってしまったのだろうか。

“彼ら”とはGuns N' Roses。(以下、GN'R)

今を遡ること30年前の1988年12月5日、彼らは今や伝説となった初来日ツアーの2公演目として大阪の地を踏み、フェスティバルホールという会場で演奏している。

新幹線での移動中、集まったファン達から写真を撮られることを嫌ったアクセルが、頭からすっぽり紙袋をかぶったという逸話をご存知の方も多いだろう。まあ、まさかそのままの姿でホームに降り立ったわけではないと思うけれど…(絶対ないとは言い切れないのはアクセル・ローズという人の怖さですよネー)

 

…などとライヴレポっぽい文体で書き始めてみましたが、このテンションでは最後までたどり着けなさそうなので、普段の文体でいきましょうかね。

ええ。普段の文体でいくことに決めた、今。

 

30年も前にGN'Rが辿ったルートを追いかけるようにして僕が大阪へやって来た理由。

それは、GN'RのトリビュートバンドGuns Love Roses(以下、GLR)の大阪公演を観るため。

結成から10年以上のキャリアを持つGLRだが、大阪で演奏するのはバンド史上初。(僕が知る限り、地方公演は福島で1度演奏したことがあるだけ)

関西のGN'Rファンからの長年に渡るラブコールが実った結果となり、大阪公演が決定したと聞いた時は、バンドと関西のファンの両方に心の底から万歳七万唱を送りました。

おそらくバンドの歴史の中でも重要な日として位置付けられることになるであろう初の大阪公演。

ライヴも観たいし、GLRに熱狂する関西のGN'Rの姿も見たい。

平日2連休という若干のハードルの高さを感じつつも、素知らぬ顔で有休を申請し、新幹線とホテルの予約も完了。

2017年1月の本家GN'R来日公演以来の大阪旅行と相成りました。

 

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(写真:「大阪にきたよー」と言いたいがために撮影された一枚) 

 

極度の方向音痴で知られる僕ですが、心斎橋のホテルになんとかたどり着いてチェックイン完了。

そのまま梅田駅近くにある商業施設グランフロントへ移動します。

行き先は同施設7階に店を構える"オモニ"という飲食店。

そう。2017年の来日時、アクセルが訪れたお店としてファンの間で有名になったお好み焼き店です。

詳しくは日本が誇る有名GN'Rグッズコレクター ロッピンさん(口癖は「ボウリング、何ピン倒してもロッピンです。よろしくゥ!」)のこちらのブログをお読みください。

 

ブログ03. '17 アクセル・ローズの食したお好み焼きと男気と - ライブグッズ | MUUSEO

 

オモニに足を踏み入れると、すでに友人のじょのさん(熱狂的なダフ・マッケイガンファンで「ダフー!ダフー!」という絶叫で知られる偉人にして新妻)が到着していました。彼女も関東からGLRを観に来た遠征組であります。

そして、我々が案内された一角のとある座席を指さして「そこにアクセルが座ったんだって」などと言うではありませんか。

なんたる幸運でしょうか。これはもうロックの神様のお導きとしか思えないでしょう。

恐れ多くも僕も座席に腰を下ろさせてもらったところ、アクセルの残留思念というのでしょうか、そのような物が座席を通じて経肛門的に我が身体に入って来たような感覚があり、気が付いたら「ユノウェユアー?」などと口走っている自分がいました。

このようなスピリチュアルな体験が出来ただけでも大阪に来た甲斐があったというもの。

みなさまも大阪へ行かれた際には是非お立ち寄りください。

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(写真:アクセル・ローズも気に入った名店オモニ前にて撮影)

 

その後、他のGN'Rファンの方々とも合流し、アクセルも食べたと伝えられるお好み焼き等を堪能。

アクセルはステーキも注文したそうですが、メニューを見るとなかなかのお値段だったので今回は見送りとしました。

お腹もほどよく膨れ、会場へ向かわなければならない時間となったので、地元大阪の方の案内で本日の会場となるumeda TRADへ。

案内していただかなかったら迷子になっていたのは必至のルートで、途中から道を覚えることを完全に放棄した方向音痴の僕です。(途中で六本木交差点にそっくりな交差点を見つけ、「なにかあったらここを基準にして考えよう!」などと思いましたが、そこを基準にしたところで周辺の地理を何ひとつとして把握していないので、"大阪には六本木交差点にそっくりな交差点がある"というトリビアを得るだけに留めました。)

 

GLR大阪公演の舞台となるのはumeda TRADというライヴハウス

僕が行った事のあるライヴハウスとはだいぶ趣の異なる白い外観がお洒落な会場です。

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(写真:きっとオーナーさんのラッキーカラーは白なのであろうと推測される外観のumeda TRAD)

 

チケットに記載された開場時刻よりも1時間ほど早いですが、じょのさん(文章講座の講師を務める偉人)の先導で会場内へ。

開場時刻に先駆けて入場しているのには理由がございまして、これからそれについて簡単にご説明しましょう。

2017年の夏、GN'Rファン有志によるファンアートイベントGunners Circusが開催されたのはご存知でしょうか。

2018年の10月にも第2回が開催されたのですが、その大阪版と銘打ち、今回のGLR大阪公演にGunners Circusが出展する運びとなったのです。

じょのさん(ダフ・マッケイガンに結婚を祝われる偉人)はGunners Circus運営側の代表として大阪へ行くことに。

そんなじょのさん(スラッシュメタラーの旦那様を持つ偉人)から「大阪来るならガンサー(Gunners Circusの略称)手伝ってよ」と要請を受けたのが他ならぬ僕というわけです。

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(写真:Gunners Circus物販コーナー。終演後はGLRパンフレットがよく売れていた)

 

受付で身分を告げたところ、ゲストパスを発行していただくという人生初の出来事に遭遇し大感激。

ライヴハウスなどでよく見かけるステッカー型のアレです。

もちろんチケットは普通に買っていたのですが、本家GN'Rの初来日を招聘したウドー音楽事務所のパスに身が引き締まる思いでした。(ええ。雰囲気に流されやすい人です。)

ライヴが終わった後、再び台紙に貼り直して大切に保管しております。

 

全体の構造はわかりませんが、お客さんの目が触れる範囲について言えば、umeda TRADは長方形のライヴハウスだと表現して差し支えないでしょう。

前方2/3はステージと鑑賞エリア、1段高くなった後方1/3にはバーカウンター、物販コーナー、PA卓 (これは更に高い位置にあった)などが配置されています。

会場の最後方にGunners Circusコーナーを設けていただき、じょのさん(映画スター・ウォーズの大ファンで、ライトセーバーを多数所有する偉人)がテキパキと物販コーナーの設営をスタート。

会場の入り口を入ってすぐの壁際にはGN'R関連レアグッズ展示担当のロッピンさん(名前の由来は、ボウリングで10フレーム連続6ピン合計スコア60という奇跡を起こした事から)がすでに膨大な数のグッズの展示を完了していました。

Gunners Circusでの展示やロッピンさんのホームページでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、「これ、本当に個人で集めたんですか?」と心配になるほど凄いコレクション。

こういうナチュラルに狂って 熱心なファンの方と触れ合える機会があるのは嬉しいものです。

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(写真:レアグッズコーナーに展示されていたGN'R特製ビール)

 

開場準備が着々と進む中、本日の主役であるGLRのみなさまともご対面。

初の大阪公演、緊張していないわけは無いと思いますが、みなさん普段とあまり変わらない様子でひと安心。

メンバー全員、同じ新幹線で大阪入りしたとのことですが、ヴォーカルのNaxlさんだけは席が別だったそうで、その理由は「その方がアクセルっぽいから」というもの。

ここまでやるトリビュートバンドが他にあるでしょうか。

そのエピソードに大笑いしながらも、Naxlさんに対して一層の敬意を抱く自分がいました。

トリビュート精神が高じてマインドが完全にアクセルになってしまい、「今日はヘリコプターで会場入りする」や「楽屋には立方体のスイカを置いて欲しい」などと言い出さないか心配でもありますが、そういうのも逆にアリかもしれないナーと考える無責任な自分もいました。

 

そして迎えた開場時刻。

会場内でこの瞬間を迎えるのは生まれて初めての経験ですよ。

平日の公演ということもあり、開場と同時に多数のお客さんが雪崩れ込んできて押すな押すなの阿鼻叫喚ケイオス地獄という事態にはなりませんでしたが、それでも客足は途切れることなく続き、19時を迎える頃にはいい感じに席が埋まってきている状態に。

大阪初登場のトリビュートバンドが師走の平日の夜にこれだけ集客できるというのは凄いことですよ。嬉しい驚き。

思わずロッピンさんに「大阪にもこんなにガンズファンいるんですね」などと失礼なことを申し上げてしまいました。

今回のライヴがきっかけで関西のガンズファン同士が繋がって、それが次のイベント開催への布石になればいいナーと願っております。

 

時刻が19時を回った頃、ステージ上のスクリーンに本家GN'Rのロゴが映し出され、帽子をかぶった男性が舞台袖から登場。

マイクを手に話し出したこのよく通る落ち着いた声の持ち主は、関西のラジオ局FM COCOLOでパーソナリティを務める加美幸伸氏。

本日の司会進行役であります。

会場内に“Welcome To The Jungle”が鳴り響く中、加美氏の紹介で登場したのは音楽ライターの増田勇一氏。

GLRの登場に先立って、デビュー当時からGN'Rを追い続けて来た増田勇一氏と自らも熱心なロックファンであるという加美氏のトークショーの開始です。

 

細かい内容については差し控えますが、ガンズの登場からNot In This Lifetime Tourまで多岐に渡る内容のトークショーで、ガンズファンであれば非常に充実した30分間となったのではないでしょうか。

僕自身も会場後方から楽しませていただきましたが、「あ。ここは大阪なんだよね」と思ったのは、加美氏が2009年のGN'R来日公演を<あの悪夢>と表現したシーンでした。

何のことを指しているのか一瞬わからなかったのですが、大阪のファンにとって2009年来日公演と言えば、演奏開始が21時過ぎ&演奏終了が0時越えという2009年12月16日京セラドーム公演以外にはありえないようです。

僕自身も終電が行った後の極寒の大阪の街に放り出されたひとりであり、あのライヴについては一生忘れないと思うのですが、GN'R史上最長のライヴ(当時)となった2009年12月19日東京ドーム公演ではなく、大阪公演の方がメインで語られる場は関東ガナーとっては非常に新鮮に感じられました。

SNSの発達によって各地(英語が堪能なら全世界)のファンと交流できる時代になりましたが、やはり現地に行かないと感じることのできない空気感があるんだナーと思った次第であります。

遠征万歳。

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(写真:増田勇一氏、加美幸伸氏によるトークショーの様子)

 

短いながらも濃密なトークショーが終了し、いよいよ本日のメインイベントGLRの演奏を残すのみ。

トークショーの間に入場したお客さんも多数いらっしゃったようで、鑑賞エリアの空席はかなり少なくなっている状況。

ステージ前のスペースではこの日を待ち侘びたであろう熱心な関西ガナー達がバンドの登場を待ち構えており、その熱気に気圧されたせいか、GLRのライヴを観慣れているはずの僕も緊張で手に汗握っておりました。

当初の演奏開始時刻より幾分遅れて場内暗転すると、場内からは期待と興奮をはらんだなんとも表現しがたい歓声が上がります。

本家GN'Rも使用している"Looney Tunes Intro"がスクリーンに映し出され、それに続いてメンバー達がステージ上に登場。

今回のライヴは本家GN'Rの初来日30周年記念ということで、初来日の大阪フェスティバルホール公演の完全再現が大きな目玉になっていました。

しかし、ライヴ前のトークショーで増田勇一氏も言及していましたが、来日公演の1曲目は少しレイドバックした感じで始まるため、完全再現パートの前に他の曲を付け加えることになるとのこと。

恐らく勢いのある曲でスタートするのだろうと考え、頭の中には幾つか候補となる曲が挙がりました。

速くてパンチ力のある曲をぶちかましてくるはずです。

そんな中、ドラムのMadlerさんの力強い連打からスタートしたのは…

 

 

Reckless Life!!!!!!!

 

 

思えば本家GN'Rが初めてリリースしたEP『Live ?!*@ Like a Suicide』のトップに収録されているがこの“Reckless Life”。

初期GN'Rの再現をするにあたって、これほどふさわしい楽曲も他にないでしょう。

バンドが一丸となって疾走していくスピード感満点の暴走チューン。

この演奏が驚くほど荒々しく、正確さ重視の演奏で無難に終わらせようというつもりがまったく無いことが伝わってきて、なんだか嬉しくなってしまったほどです。

演奏が下手に聴こえる類いの荒さではなく、ライヴバンドとしての魅力が前面に押し出されるような実にスリリングな演奏。

これはもう長年この5人で演奏し続けて来た賜物でしょう。

AFD5と呼ばれるラインナップを擁する時代のGN'Rがそうだったように、GLRもこの5人でしか再現できないグルーヴを獲得しているのではないかと感じました。

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(写真:おそらく1曲目を撮影したもの。クラブ時代のGN'R感満載)

 

嵐のような“Reckless Life”が終わり、いよいよ初来日完全再現パートへ。

ライヴの始まりを告げるバンドクルーによる呼び込み文句は、ステージ上のNaxlさんが客席に背を向けたままマイクでガナるという実にDIY的な手法で再現。

ここからの先のセットリストは完全に予測可能なのだけれど、GN'Rの初来日公演を観ていない僕にとっては、当時にタイムスリップしたような感覚を味わえるはずなのであります。

ゆらゆらと左右に揺らめくようなグルーヴでスタートしてのは“You're Crazy”。

演奏のスピード感は『GNR Lies』に入っているものに近いが、アコースティックバージョンというわけではない、スローでグルーヴィーなエレクトリックバージョンだ。

後追いのファンとしては、初来日時はこのバージョンの“You're Crazy”で肩透かし的に始まったということを知識として知っているし、その音源には20年以上慣れ親しんでいるのだけれど、やはり生で体験すると「これをオープニングに持ってくるのは凄いな」と思うし、当時ライヴを観たファンは相当に驚いたのではないかと推測する次第。

 

じっとり熱く粘っこい感触を残して“You're Crazy”が着地すると、名盤『Appetite For Destruciton』から立て続けに2曲演奏され、ここから場内の熱気も一気に上昇。

まずはライヴのオープニングにはこちらの方がふさわしいであろう“It's So Easy”が口火を切り、かの有名な「Fuck off!!!!」パートでは無数の中指が宙に突き上げられる刺激的な光景が。

続く“Mr.Brownstone”では、GaslashさんとIzzilyさんのギターが怪しく絡み合い、ヘロインに溺れる男のゆるやかに破滅していく日常をNaxlさんが艶やかに歌い上げた。

Naxlさんの動きはまさに88年当時のアクセルのそれであり、桑田佳祐よろしく<胸騒ぎの腰付き>とでも表現したくなるような艶やかな動きに目を奪われた女性ファンも多かったのではないだろうか。

 

「GNR Liesからの曲だよ」というNaxlさんの紹介でスタートしたのは軽快な“Move To The City”。

この曲の出来栄えが本当に素晴らしく、ライヴが終わった後に興奮冷めやらず「今日は“Move To The City”が優勝!」とTwitterに投稿したほどでした。

Madlerさんのリズムが曲に完璧にマッチしていて、初期GN'R最大の魅力のひとつでもあったスティーヴン・アドラーの軽薄なリズムが見事に再現されており、思わず「これだよ!これ!」と叫んで床をバシバシと叩きたくなるような最高の演奏。

ご本人曰く「あまり得意なリズムじゃないんだよねー」などとご謙遜されていたが、あんなに素晴らしいドラミングなのだからMadlerさんには“Move To The City”職人として末永く“Move To The City”していただきたいナーと強く思った次第であります。

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(写真:The Cultのティーシャーツで熱唱するNaxlさん(左)と黒レスポールを弾くIzzilyさん(右))

 

Izzilyさんの奏でるロッド・スチュワードの“I Was Only Joking”が“Patience”のイントロに繋がり、場内はメロウな雰囲気に。

単に当日のセットリストを順番に演奏するだけでなく、本家GN'Rがやっていた細かいカバー曲も含めて再現してくれるのがGLRの魅力のひとつ。

ライヴを観て「あっ!このアレンジってあのライヴの!」と身悶えすることもしばしば。

もちろんそんなことを知らなくても十分に楽しめるのですが、さらに深く掘っていくと「GLRがやってたのはコレかー!」という発見があるはずです。

 

「Just a little patiece yeah yeah」という穏やかなコーラスが心地よい“Patience”が終わると、Naxlさんがメンバーを紹介。

本家アクセルは、イジー・ストラドリンを紹介する際、「Black Les Paul, Izzy Stradlin!!」というフレーズをよく使っていたのですが、あいにく黒のレスポールを所有していなかったIzzilyさん。

 

大阪公演のためにお買い上げになったそうです。

なにを?

黒のレスポールを。

 

Naxlさんに「Black Les Paul」と発声させるためだけにギターを買ってしまうIzzilyさんの金銭感覚 心意気に敬礼です。

最後に紹介されたのはGaslashさん。

紹介された途端、素に戻ってしまい、客席に会釈してしまう姿が素敵でした。

隠しきれない人の良さ。

微笑ましい会釈からGaslashさんのギターソロタイムへ。

ブルージーなアドリブフレーズ(これは完全にGaslashさんのオリジナルフレーズとのこと)からパワーコードのリフに移行するという本家スラッシュがやっていたものと同じ展開に胸が熱くなります。

余談ですが、初来日の武道館でスラッシュが披露したパワーコードのリフが“Chinese Democracy”のそれに酷似していると話題になったのも記憶に新しいところ。

リズミカルなリフが崩れ落ちるようにして始まったディレイの効いたギターフレーズが告げるのは、本家GN'Rがブレイクするきっかけとなった名曲“Welcome to The Jungle”。

“Patience”で和んだオーディエンスの脳天を一撃するような攻撃的な楽曲が投下され、場内の空気は再び『Appetite For Destruction』モードへ。

Naxlさんの「(英語で)俺たち新幹線に乗ってきたんだよ。シンカンセン!」というMCからの“Nightrain”で燃え上がった場内のヴォルテージにダメ押しの燃料投下。

僕は大阪のガンズファンの盛り上がりも含めてライヴを体験したいと思い、会場後方から観ていたのですが、フロアのあちらこちらで突き上げられる無数の拳が大阪のファンがGLRを受け入れたことを示していたと感じました。

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(写真:GLRの幼馴染コンビ、Naxlさん(左)とGaslashさん(右))

 

シングルにはなっていないがファンの間で高い人気を誇る“Used To Love Her”でリラックスした後は、テンガロンハットをかぶって登場したNaxlさんとの合唱タイム。

そう。ボブ・ディランのカバー曲“Knockin' On Heaven's Door”であります。

アリス・クーパーの“Only Women Bleed”もしっかり付け加えられているのは流石。

サビではNaxlさんが「I sing one, then you sing one」と呼びかけ、そのリクエストにしっかりと応えてみせる大阪のファンの合唱に感動いたしました。

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(写真:衣装チェンジしまくりのNaxlさん(左)と微笑みのドラマーMadlerさん(右))
 

 

完全に大阪のファンの心を掴んだGLR、ここからはもう無双モード。

全米を制した大ヒット曲“Sweet Child O' Mine”の盛り上がりは格別でした。

後半のギターソロパートでは腕をぐるーんと1回転させながらバッキングを弾くIzzilyさんの姿に「スイチャのPVやー!」と心の中で叫んだ人も多かったことでしょう。

ベースのDuffyさん側にいた人は、大きな見せ場であるイントロでのメロディ弾きを堪能できたはず。

ちなみにDuffyさんが何度も客席に投げていた白いピックは、今回の大阪公演のためだけに作った完全限定エディション。

1公演のためだけにピックをオーダーするあたりにも今回のライヴに懸ける意気込みが伝わってくるというもの。

自分がGLR大阪公演のために新調した物が何かあったかナーと考えてみましたが、特に何もなかったことだけこの場を借りてご報告申し上げます。

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(写真:ステージ下手でバンドのアンサンブルを支えるDuffyさん(左)とIzzilyさん(右))

 

大きな包容力を感じさせるコードストロークが鳴り響き、1988年12月5日へのタイムトラベルが終わりに近付いていることを我々に告げます。

本家GN'Rがライヴの最後に演奏することで知られる名曲“Paradise City”、そのイントロのドラムパターンに合わせて多くのオーディエンスが頭上で両手を打ち鳴らす光景は、否が応でも宴の終焉に向けて気持ちを昂らせてくれるものです。

そして、Naxlさんが吹くホイッスルを合図に客席から次々と投げ込まれるのは女性物の下着。

もうすっかりGLRのライヴのお約束として定着したこの演出、女性物の下着を堂々と触りたい男性 80年代のヘアメタルバンド全盛期を追体験しているようで楽しいので、GLRのライヴを観る際には遠慮せずに参加することをおススメいたします。(ライヴ前にバンド関係者の方が配布してくれます。)

 

テンポが一気に速くなる後半のパートではヘドバンの嵐。

まだまだライヴが続くことは頭では理解しているのですが、やはり“Paradise City”を聴いてしまうと「これで最後。体力を残しても仕方ない」という心理状態になってしまうのはGN'Rファンの性でしょうか。

ライヴの完全再現という制約の多いチャレンジを見事にやり遂げたGLRは、観客に「第二部もあるからね」と告げて一旦バックステージへ。

実際には観ることの叶わなかったGN'R初来日公演を追体験できただけでもご満悦ですよ。

大阪まで来てよかったー!

 

しばしの休憩を挟み、第二部がスタート。 

ここからは『Use Your Illusion』からの楽曲も解禁となります。

休憩で緩んだ空気を切り裂くようなロック曲をぶつけてくるかと思いきや…

いつの間にかステージ上には生ピアノが。

そして、その前に腰を下ろすのは王子様ファッションのNaxlさん。

ということは…

 

 

“November Rain”!!!!

 

 

まさか大阪でこの曲が聴けるとは予想だにしておりませんでした。

しかも電子ピアノではなく生ピアノ。

以前、ベースのDuffyさんから「生ピアノを使うとサウンドの調整に苦労する」と聞いたことがあったので、初めての会場ということもあり今回は“November Rain”は回避するのではないかと思っておりましたが、ここは敢えて危険な道を選択するという攻めの姿勢。

大阪のファンのためにベスト選曲を見せたいというバンド側の心意気が伝わってきます。

 

結論から言えば、“November Rain”を演奏したのは大正解。

ステージ上の音響までは知る由がありませんが、フロア後方で聴いている限りでは良好なサウンドで楽しむことができました。

“November Rain”をレパートリーに加えるという使命に燃えて未経験からピアノを練習したNaxlさん、ストリングスパートをギターに置き換えて再現するGaslashさん、IzzilyさんとDuffyさんのコーラス、完全にピアノの陰に埋もれながらもマット・ソーラムのフィルを堅実に叩き出すMadlerさん。

GLRが演奏する“November Rain”は、メンバー5人が一丸となって巨大な壁に挑んでいる光景が連想されて、バンドで演奏することの素晴らしさを教えてくれるような気がしています。

まあ、簡単に言えば好きってことです。

 

大曲“November Rain”を見事に完奏したところで、ヴォーカルのNaxlさんが一旦退場。

ここからはGLRワンマン名物DuffyさんMCコーナー。

お約束の「はいっ。そういったわけでございまして」で客席がドッと湧きます。

お笑いの本場大阪でもDuffyさんのMCは絶好調。

大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』から着想を得た「エーロ!」のコール&レスポンスは非常にウケており、「これだけウケるってことは、ここにいるほとんどの人が映画を観たんだろうナー」とその大ヒットぶりを肌で感じた次第です。

ひとしきり場内を笑わせたところでIzzilyさんがコードをかき鳴らし始め、それに合わせてDuffyさんが歌い始めたのは故ジョニー・サンダースの名曲“You Can't Put Your Arms Around A Memory”。

この日の“You Can't Put Your Arms Around A Memory”の出来が素晴らしく、“You Can't Put Your Arms Around A Memory”大好きマンの僕としては思わずガッツポーズものでございました。

最初のヴァースを歌ったところでバンドが入って来て、そのまま次の曲に繋がっていくのは本家GN'RがNot In This Lifetimeツアーでやっているアレンジを踏襲したもの。

メドレー形式で繋がるのはMisfitsの“Attitude”かThe Damnedの“New Rose”のパンクチューン二者択一なのですが、この日のチョイスは高速ショートチューン“Attitude”。

最後は大阪らしく「オオキニ!」でフィニッシュし、Duffyさんソロコーナーは笑いと興奮に包まれて終了。

かっこいいだけじゃないのがGLRのライヴのいいところだナーと大阪の地で再認識させてもらいました。

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(写真:MC絶好調マンことDuffyさん)

 

バックステージでお色直ししたNaxlさんは、ボクサーが入場時に着ているような赤いロングガウンを着用してステージに登場。

指の形でバンド名を表現しながら「Guns!Love!Roses!」と連呼してオーディエンスを煽ります。

Guns Love Rosesコールをオーディエンスが引き継ぐと、Gaslashさんが朴訥としたギターメロディを紡ぎ、 さらにDuffyさんの雄叫びで曲が走り始めると客席からは大きな歓声が。

本家GN'Rがライヴでは一度も演奏したことのない“Get In The Ring” は、GLRの数あるレパートリーの中でも特にインパクトの強い一曲だと言えるでしょう。

曲の後半で「Get in the ring! Get in the ring!」と連呼しながら拳を突き上げるのは実に痛快。

いわゆるGN'Rの鉄板曲というわけではないため、持ち時間の短い対バン形式のライヴでは演奏されることが少ないですが、ワンマンでは比較的セットリストに入ることが多いので、Naxlさんと一緒に「てめえのケツを蹴り上げてやるよ!」などと叫んでストレスを解消したいみなさまにはワンマンライヴが狙い目となっております。

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(写真1枚目:Guns)

(写真2枚目:Love)

(写真3枚目:Roses)

 

次なる曲では特別な趣向が。

MegadethのトリビュートバンドMEGAnanDETHからデイヴ・ムステイン役のNave Mustaine氏がスペシャルゲストとして登場。

Naxlさんの曲紹介で“You Could Be Mine”がスタートしますが、どうも様子がおかしい。

どうやらNave Mustaine氏のギターの音が出ない様子。

演奏を一旦ストップさせて不具合の原因を探しますが、ここまで良い雰囲気で来ていたライヴの流れにも影響あるかな…と心配したのもつかの間、GLRにはこの男がいました。

「えー。今回はもしもシリーズとしてですね、知ってるでしょ、ドリフ? “もしもこんな居酒屋があったら”みたいなやつね。“もしもMegadethのデイヴがGN'Rに飛び入りしたら”っていうのをやってみようと思いましてね」と昭和丸出しのMCで場を繋ぎ始めたのはDuffyさん。

平成最後の冬だというのに昭和ノリのMCを貫き通す偉人です。

 

umeda TRADが昭和の空気に染まる中、「戻った!」の声が聞こえて一同ひと安心。

気を取り直して“You Could Be Mine”が再スタート。

痩身長駆に豊かな長髪、変形ギターを携えたNave氏のシルエットが実にステージ映えします。

Nave氏の弾くギターソロはブルーズ臭を感じさせるスラッシュのフレーズとは違い、冷たさと狂気を纏ったような「インテレクチュアル・ギターソロ」とでも評したくなるフレーズ満載で、そのなりきりぶりにスタンディングオベーションです。

今度は逆に“もしもGN'RのアクセルがMegadethに飛び入りしたら”も観てみたいナーと思ったのは僕だけではないでしょう。

 

第二部の最後を締めくくったのは超ハイスピード曲“Perfect Crime”。

最後にやるような曲じゃないよ、コレ!と心の中で絶叫しました。

GN'Rの歴史のごく初期から存在していた曲ですが、アルバム『Use Your Illusion』に収録された時はすでにスティーヴン・アドラーはバンドを解雇されており、我々が聴けるのはマット・ソーラムが叩いているバージョン。

AFD5ラインナップによる同曲の演奏は、YouTubeなどでライヴ音源の一部が聴けるのみで、の全貌については未だ不明となっています。

先ほどの<もしもシリーズ>ではありませんが、“もしもアドラーが『Use Your Illusion』収録曲を叩いたら”(まあ、実際にはアドラーがスタジオ/ライヴで演奏した曲もあるのだけれど)という楽しみがあるのもトリビュートバンドの良いところ。

GLRのメンバーに確認したことはないのですが、おそらく“Perfect Crime”はレパートリーの中でも得意な部類に入っているのではないかと推測しております。

そう思ってしまうほど毎回素晴らしい出来で、今回の大阪公演も例外ではありません。

ここが先途とばかりに猛ヘドバンいたしました。

 

大きな拍手の中、ステージを去るGLRの面々。

二部構成によるワンマンライヴを見事にやり遂げてくれました。

大阪のGN'Rファンに多大なインパクトを残したようで、即座に沸き起こったアンコールを求める拍手がその事実を物語っています。

とは言っても、初来日完全再現を含む長丁場のライヴを終えたGLR。

さすがにアンコールはないでしょう。

この続きは次回の大阪公演で…

 

 

と思ったら、普通に出てきた!

 

 

アンコールあるんですか!?

なんたるサービス精神。

それなら例のあの曲聴きたいな…

 

 

と思ったら、願いが通じた!

 

 

冒頭で「Listen up, you guys?」と言ったかどうかは恥ずかしながら失念してしまったのですが、Madlerさんのカウントに続いて入ってきたギターリフは…

 

 

“Shadow Of Your Love”キターーーー!!!!!!!!

 

 

 

しかもアレですよ、『Appetite For Destruction』リマスター盤の発売に伴ってスタジオから発掘されたと言われる1986年のマイク・クリンクがプロデュースしたバージョンの再現ですよ。

GLRによる同曲の初演は、じょのさん(The Rolling Stonesチャーリー・ワッツからお手紙をもらったことのある偉人)の結婚パーティーでのことだったと認識しておりますが、その時から完成度が物凄かった。

イントロが始まった瞬間、「音源と同じやん!」と心の中で絶叫したのを今でも鮮明に記憶しております。

トークショーに出演された加美幸伸氏がパーソナリティーを務めるラジオ番組「Vintage Parade」で放送されたのをお聴きになった方はおわかりになると思いますが、最初の一音から最後の一音までとにかく熾烈。殺傷力抜群の一曲です。

オリジナル音源について言えば、本当にすべてが1986年の音源なのかという点には疑問が残りますが、デビューアルバム以前の海のものとも山のものとも知れないギラギラしたGN'Rの危うい魅力を秘めた名演。

 

GLRバージョンの“Shadow Of Your Love”についてもう少し語らせてください。

バンドの演奏はもちろんですが、若かりし頃のアクセルを想起させるNaxlさんのダーティーな声が白眉。

昨年のクリスマス時期、アクセルの10年ぶりの新曲“Rock The Rock”が公開されて全世界が騒然となったのは記憶に新しいところ。(発表の場がアニメ番組になるとは誰が予想できたでしょうか)

みなさまもすでにお聴きになったかと存じますが、誰がどう聴いてもAC/DC節満載の一曲で、初めて聴いた時はアクセルが歌ったAC/DCの新曲なのかと思ったほどです。

まあ、実際には番組お抱えのソングライターが作曲した物であったと判明し、今回のアニメのエピソードで使用するためだけにレコーディングされた曲なのではないかという見方が優勢のようですね。

「アニメの曲と“Shadow Of Your Love”がどう関係あるんじゃボケ」とそろそろお叱りを受けそうですが、Naxlさんのこのダーティーな歌い方で"Rock The Rock"をカバーしたらさぞかし盛り上がるだろうナーということが言いたかったのです。

もちろん“Rock The Rock”がGN'Rの楽曲ではないことは百も承知。

いつの日か聴けたら嬉しい一曲として胸の奥にしまっておきます。

 

黒のファージャケットを着用してアンコールのステージに登場したNaxlさん。

あの悪名高きセントルイス大暴動(1991年7月2日)のステージでアクセルが着ていた衣装と同じです。

セントルイストリビュートということであれば、やるべき曲はひとつしかありません。

そう。曲中にアクセルが客席に特攻ダイヴを敢行して大暴れ。大暴動勃発の契機となった“Rocket Queen”です。

アクセルがダンスチューンと評したこともある同曲のグルーヴに抗う術もなく、我々はひたすらに踊り狂うしかありません。

本来であれば初来日完全再現パートで演奏されてしかるべき曲なのではないかと思い、本家GN'Rのセットリストを再確認してみましたが、 大阪公演のみ“Rocket Queen”は演奏されておらず、当時SNSがあったら「なんでやねん!」でTLが埋め尽くされていたのではないかナーなどと思った次第。

 

当然のことながら、Naxlさんが怒り狂って客席に飛び込むというセントルイス大暴動完全再現シーンは起こらず、この夜の総仕上げとでも言うかの如く全身全霊で音を紡ぎ出すGLRの面々。

全ての傷付いた人々を優しく包み込むような歌詞を持つラストの展開部では、リズムに合わせて多くの腕が突き上げられ、umeda TRADに集結した多くのGunnersは絶頂に達することに。 

大きな歓声と拍手に包まれて、満面の笑みでステージを後にするGLRの姿に胸が熱くなりました。

上気した顔のお客さん達が口々に「かっこよかった!」と言っているのを聞き、「そうでしょう!GLR最高でしょう!どうです、そこで一杯飲みませんか?」と肩を組みたい衝動に駆られましたが、あいにくマインドが人見知りなのでお客さんの感想を盗み聞きすることしかできなかったのが僕です。

余談ですが、お客さんの感想の中で一番心に残ったのが

 

 

GLR半端無いって!アクセル、めっちゃ着替えるもん!そんなん出来ひんやん普通!

 

 

というお兄さんの叫び。(一部脚色しております。)

わかる。わかるよ、その気持ち。

Naxlさん、東京でのライヴと遜色ないほど衣装持って来てました。

マイクスタンドも自前ですし、楽器を弾かないメンバーとは思えないくらいの大荷物だったのでは…

 

活動基盤の無い初めての土地でいきなりのワンマン公演。

バンド側に不安が無かったと言ったら嘘になるでしょう。

初めての顔見せ公演ということで、いかにも“これぞGN'Rでございます”という鉄板のセットリストで固めるという手もあったはずです。

しかし、蓋を開けてみれば、初めから安全策など存在しなかったかのように攻めの姿勢を貫いたライヴ。

GLRというトリビュートバンドの強みがズドーン!と前面に出たライヴだったと思います。

メンバー5人の好きなGN'R像が余すところなく詰め込まれていました。

2018年12月12日、GLRが大阪umeda TRADに蒔いた種は、来年以降必ず芽を出して大きな花を咲かせてくれるはずです。

 

バンドマンではない僕がトリビュートバンドについて語るのは僭越ではありますが、この場を使って少しだけ。

富士山はこの角度が一番綺麗なんだ、と写真を撮ったり絵を描いたりする人々がいるのと同じように、“自分はこのバンドのこの時代が、この要素が一番魅力的だと思う”と任意の時代にフォーカスしたり、特定の要素を強調したりしたものを大いなる愛情をもってロックバンドという形式で提示するのがトリビュートバンドなのではないかと考えています。

現役のロックバンドであれば、常に進化することが求められ、同じ場所に留まることは“停滞”と見なされてしまうが(AC/DCのように変わる必要のない境地にたどり着いたごく一部の達人は例外とする)、トリビュートバンドはその対象となるバンドの時間軸を自由に行き来することができる。

これがトリビュートバンドの持つ最大の強みであり、本物ではないとわかっていても観に行きたくなってしまう魅力ではないでしょうか。

トリビュート対象がひとつでも切り取っている角度がそれぞれ違うから、たくさんのバンドが出演する『ガンズ祭り』なんていうイベントが開催可能なんですよね。

今年こそ『ガンズ祭り』復活に期待しております。

 

 

最後に打ち上げで聞いたGLRのちょっと良い話を。

学生時代、Izzilyさんの真上の部屋に住んでいたMadlerさん。

部屋で練習用キットを使ってドラムの練習をしていると、下の部屋のIzzilyさんが「うるせーぞ!」と床を突き上げてきたそうです。

時は流れ、バンドメイトとしてGLRで共に演奏しているお二方。

スタジオ練習時、ドラムプレイに対して注文を付けるIzzilyさんに対してMadlerさんが言い放った台詞をご紹介して本日はお別れいたしましょう。

 

 

 

俺が上手くないのは、あの時お前が練習を邪魔したからなんだよ!

お前を苦しめているのは俺じゃない。

あの時のお前なんだよ!

 

 

 

 

まあ、こんなことが言えるのも仲の良い証拠ですかね。

それではみなさま、スラッシュの来日公演でお会いいたしましょう。

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(写真:izzilyさんに反論することもあるMadlerさん)

2018年も色々ありましたね Part1

こんにちは。

恥ずかしながら僕です。

相変わらずブログを放置しておりました。

前回更新した時の事を思い出せないほどの放置ぶりであります。

ライヴを観に行ったりするたび、ブログ書きたい更新したいと思うのですが、日々のどさくさに流されてしまう無力な自分自身がいるのですよ。

なんたる体たらく。

そんな自分に負けないように今日こそ何かを書く。

そんな決意を胸に秘め、紅茶を飲みながらパソコンの前に座っております。

そんなわたくしを鼓舞してくれるBGMはGlim Spanky。

ヴォーカルの娘さんの愛想の無さが好きです。

 

まあ、思いきり気負ってみましたが、特にネタがあるわけではない今日。

今年1年に観たライヴやイベントなどをざっくり振り返ってみようと思います。

とは言っても日記などをつけているほどマメなわたくしではありません。

手帳のカレンダーを頼りに記憶を紐解いていきますよ。

事実誤認等があったらご容赦ください。

ご指摘いただければ都度訂正いたします。

 

ちなみに今回の元ネタは音楽雑誌『MASSIVE』に掲載されている音楽ライター増田勇一さんの「音楽と生活」というコーナーから。

あのコーナーが好きだという方も多いのでは。

もちろん筆者もその一人なのだが。(増田さん風)

 

 

◆1月8日(月)

成人の日。

新成人でもないわたくしが向かったのは渋谷MUSIC DUO EXCHANGE。

毎年恒例のLegend Of Rock主催のトリビュートバンド新年イベントを観て来ました。

お目当てはGuns N' RosesのトリビュートバンドGuns Love Roses。

この日は“Back Off Bitch”が聴けて嬉しかった記憶が。

AerosmithのトリビュートバンドえあろざますのステージにGLRのNaxlさんが飛び入りして“Mama Kin”をデュエットするという嬉しいサプライズ。

えあろざますのジョー・ペリー役のお姉さまがとても素敵だったナー。

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 (92年6月6日パリ公演を彷彿とさせる共演)

 

1月12日(金)

クラブチッタ川崎で冬の稲妻こと英国の至宝Thunderを観た。

入場待ちしている人の数が少なすぎて、ライヴ中に怖くて後ろを振り返る事が出来なかった記憶。

珍しく写真撮影禁止のお達しが出ていたのだけれど、ライヴが始まったらその理由も納得。

ほぼ全曲でハンドクラップを要求してくる勢いで写真なんか撮ってる暇無し。手の皮膚が弱い人だったらその場で絶命していますよ。

客入りはともかくとして、Thunderのライヴの楽しさと言ったらもう。

大満足で“Dirty Love”して帰宅いたしました。

たしかファンのリクエスト曲を採用するみたいな趣向のライヴだったと思うのだけれど、結局どれがリクエストだったのかはわからずじまい。

まあいいけど。

 

 

1月28日(日)

下北沢でGuns N' RosesのトリビュートバンドJUN & 8BALLSのライヴを観る。

会場名は失念してしまったのだけれど、とても良い雰囲気のライヴレストランみたいな場所で、また機会があればあそこでビールを飲みながらライヴを観たいと思っております。

Welcome To The Jungle”ではビールを飲みながらライヴを楽しんでいた増田勇一さんをステージに呼び込むという無茶ぶり。

戸惑いながらステージに向かったにも関わらず、マイクを握った瞬間にマクセル・ボーズに豹変した増田さんのショーマンシップはお見事でしたね。

この時の映像がバンドマン界隈に出回り、増田さんに驚愕のオファーが届く事になろうとは、あの場にいた誰ひとりとして予想だにしていなかったでしょう…

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(増田さんを前にした途端、アクセル役を忘れて乙女に戻ってしまったJUNさん)

 

1月31日(水)

川崎市民ミュージアムで『みうらじゅん展』を観る。

まさに抱腹絶倒のコレクション。

みうらじゅん先生とは縁もゆかりもない川崎市でこの展示をやってくださる奇跡に感謝いたしました。

中途半端なコレクションは金の無駄だが、あそこまで突き止めるとそれがジャンルとなり仕事となるのだという最高のお手本。

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 (シャ乱Qの掛け軸という逸品)



2月17日(土)

代官山Space Oddでトリビュートバンドのイベント。

ジューダスブリーフ党さんが観たくて仕事帰りにダッシュで駆け付けたのだけれど、到着した頃には出番が終わってしまって意気消沈。

でも、初めて観たジミセンさんのジミヘンぶりが素晴らしくて感動いたしました。

出演者のみなさんも2階から「勉強させていただきます」って雰囲気で観ていたのが印象的。

トリはWhitesnakeのトリビュートバンド白蛇海賊団。

Whitesnakeは有名曲だけ知っている程度のわたくしですが、そんな初心者でも大満足のセットリストだったと記憶しております。

白蛇海賊団のセトリ用紙はバンドロゴが透かし印刷されており、さらにそれがラミネートされているという手の込んだもの。

これには周りのバンドマン達も大騒ぎ。演奏の感想そっちのけで「これはすごい。さすがだね」と大絶賛しておりました。

バンドマンは見るところが違うナーと思った夜でした。

渋谷にあるロックバーSweet Rockに初めて連れて行っていただいたのはこの日のライヴ後だったかな。

女性マスターAkiさんの気配りが光る綺麗で居心地の良いロックバーです。

ロックバーって怖いところなんでしょう?という方にもおススメ。

 

 

2月21日(水)

渋谷O-nestでカネコアヤノ/おとぎ話のツーマンライヴ。

まさに俺得な組み合わせがO-nestキャパで観られるとは俺得すぎるでしょう。

人気上昇中のカネコアヤノちゃん効果なのかチケットはソールドアウト。

幸運にも良い整理番号だったので、上手の端っこではありますが最前列で観る事が出来ました。

おとぎ話の有馬くんもカネコアヤノちゃんも声に独特の魅力があって、こればっかりは天賦のものだよナーと思った次第。

最近はカネコアヤノちゃんもソールドアウト連発で気軽には観られないようですが、音源も素晴らしいので興味のある方は是非。

 

 

2月24日(土)

錦糸町RebirthでGuns N' Rosesトリビュートバンド(有)石井商会のライヴ。

よく考えると2か月足らずでガンズのトリビュートバンド3組観るってすごいな。

会場に行く前に曳舟(だったかな?)にある名店と呼ばれる居酒屋で呑み。

有名店だけあって開店と同時にお客さんが続々と雪崩れ込んで、あっという間に満席に。

こりゃ人気出るよネーというレベルの値段と味に大満足いたしました。

(有)石井商会は前回のライヴを欠席したキーボーディストの杏奈ちゃんが無事に戻って来てくれたので全俺が大喜び。

レア曲“Don't Damn Me”を演奏してくれたと記憶しておりますが、お間違えなかったでしょうか。

ヴォーカルの石井さん(メリッサおじさん)は普段は売り子命の野球付きキャバクラおじさんなのに、ステージでガンズ歌うとかっこいいからずるい。

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((有)石井商会の紅一点杏奈ちゃん。ライヴ翌日、スマホを確認したところ、撮影した写真の95%が杏奈ちゃんだった)


 


たった2か月分とはいえ、記憶を呼び覚ましながら書いていくと結構疲れますね…

10か月分くらいさらっと書けると思ったのにナー。

というわけで、2か月分ずつ区切って書いていく事に決めました。

ええ。今決めました。

次回は3~4月分を命がけで書きたいと思います。

よろしく哀愁です。 

 

 

 

なんでこの時期にと思ったよね

梅雨ですね。

雨の日はさらに出不精になる僕ですよ。

みなさん、ジューンブライドしてますか?

僕はしておりません。

 

さあ、今回の一人称は「僕」ですよ。

果たして最後までこの一人称を貫き通せるでしょうか。

それは誰にもわからない。

 

 

いやー。それにしてもアレですね。

そう。祭りですね。

唐突に祭りムードを醸し出してしまいましたが、別に歌手の北島三郎さんの名曲“まつり”の話題ではありません。

絢爛豪華なねぶたに搭載された状態で「これが日本の祭りだよ」などと歌う北島三郎さんの姿は少しの間だけでも忘れていただけたら幸いです。

なんの祭りかと申しますと、

 

 

ガンズ・アンド・ローゼズ 雨季のリーク祭り

 

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(※自分が撮った写真の中で一番祭り感のある一枚。記事内容とは関係ありません。)

 

全世界のガンズファンの間で話題沸騰中。

次から次へと登場するリーク音源やリーク映像に心臓が休まる暇が無いと評判となっております。

2018年の欧州ツアーがベルリンからスタートしたのと時期を同じくして、今まで一部のファンの間だけで取引されていた秘蔵音源や映像が次々と流出。

睡眠時間を削ってまで入手や新音源流出監視に勤しんでいるファンも多いのではないでしょうか。

この件を調べていて“hoard”という「秘蔵」などを意味する英単語を知りましたよ。

ここ数年でも初登場の音源等が単発で登場する事はありましたが(1987年The Ritzのプロショットはその最たる例でしょう)、今回のように次から次へと出て来るのは2003年~2008年あたりのChinese Democracyリーク祭り以来だと思われます。

 

今回は一連のリーク音源等について書いていきたいと思っております。

現在もリークは沈静化しておらず、この記事を書いている今も新しい音源等が公になっている可能性はあるのですが、とりあえず2018年6月14日現在で判明している物について触れていきましょう。

まずはリーク音源および映像の一覧から。

(※ 音源や映像へのリンクは一切貼っておりません。また、この手の話題がお好きでない方には一切オススメできない内容となっております。)

 

 

【リーク音源】

 ・Oh My God (new version)

 ・Silkworms 

 ・Street Of Dreams 2001 Demo

 ・There Was A Time 2001 Demo

 ・This I Love (remix)

 

【リーク映像】

 ・House Of Blues 2001 Proshot

 ・San Juan 2010 Proshot

 

 

今のところ僕が確認しているのは以上です。

最初に登場したのは“Oh My God”“Silkworms”の2曲でした。

どちらも初登場のスタジオバージョンで、流出したバージョンには「edited」という文言が追加されていて、オリジナルの音源に手が加えられている事が示唆されています。

Oh My Godは1999年に映画『End Of Days』(信じられないような駄作です)の主題歌として公式リリースされていますが、今回流出したのはそれよりも新しいバージョンだと言われている音源。

『End Of Days』バージョンについてはアクセル自らが「あれは単なるデモバージョン」と語っており、2001年にライヴ活動を再開して以降の新ラインナップでレコーディングした事を公にしていました。

アクセルのヴォーカルについては既発音源と同じテイクだと思われますが、熱心なファンによる「エフェクトのかかり方が薄い」という分析もあり、そう言われて聴くとそのように聴こえなくもないな…という感じです。良い耳を持っている方の意見を頂戴したいところであります。

一聴して既発との違いがわかるのはサビ(?)の「Woo If it opens your eyes」から始まるパートでしょう。

ビートが明らかに違いますし、ギターもワウペダルを使用したチャカポコというファンキーなフレーズとなっています。

その後から始まるギターソロも既発とは異なっており、誰が弾いているのかは定かではありませんが、ロン・サールのバージョンだという説が有力のようです。

 

その“Oh My God”よりも大きな驚きをもって迎えられたのが“Silkworms”でした。

今まで20秒にも満たないような短いクリップは出回っていましたが、遂に完全版スタジオバージョンの登場です。

2001年に4回だけライヴ演奏されているレア曲の部類に属する楽曲で、発売前だった新曲群の中でも“Chinese Democracy”のようなロック曲とも“Street Of Dreams”のようなピアノバラード曲とも趣を異にしており、ファンの間でも賛否両論だったと記憶しております。

インダストリアル路線に傾倒していると伝えられていたアクセルの趣味が垣間見える曲調で、デジタルロック風のサウンドに乗せてアクセルがアジテーションしまくる内容となっており、正直なところ「アクセルが困った新曲を作ったな…」と思っておりました。

2002年以降、パタリと演奏されなくなったので「あ。やっぱりボツになったのね」と安堵したのは僕だけではないでしょう。もちろん2008年に発売されたアルバム『Chinese Democracy』にも収録されておりませんでした。

しかし、アクセルは“Silkworms”を完全に葬ったわけではありませんでした。

ファンからの質問に対し、「スタジオバージョンからはコーラス部分を削除したよ」と答えたり、さらには「実は“Silkworms”をリリースする計画が無い事もないんだよ」などと驚きの発言まで飛び出す始末(もちろん現在まで公式リリース無し)で、アクセルの持ち駒のひとつとして今日現在もキープされている楽曲だと考えて差し支えなさそうです。

今回リークされた音源ですが、2001年のライヴバージョンとはイントロからして異なっており、シンセサイザーによるムーディーなイントロは完全に削除され、ドラムリフを中心として他の楽器が絡んでいくような構成も完全に一新されていたのが驚きでした。

ギターリフとベースリフが曲を牽引する役割を担っており、その上でアクセルの叫びやアジテーションが展開される非常にかっこいい曲へと生まれ変わっています。

アクセルが語っていた通り、「What can I do with a bitch like you?」というダサいコーラスは消え去っており、毎回そのパートで赤面していた僕にとっては嬉しい限りです。

曲中で繰り返されるAbsurd!!(不合理)というアクセルの叫びが印象的で、このバージョンが公式リリースされていたらライヴで盛り上がっただろうナーと。

アクセルお得意のバラードもいいですが、こういう怒れるロックソングもどんどんリリースして欲しいところです。

 

最初に流出したバージョンには「edited」という文言が付記されていたという事を先ほど述べましたが、これについても簡単に説明しておきます。

この“edited version”は左右のチャンネルに同じ音が入っているモノラル音源でした。イヤホンなどで同音源を聴けば僕の言っている事が理解できるでしょう。

しかし、この“edited version”の元となった音源を聴いた方にはもうおわかりでしょうが、オリジナルのバージョンはステレオ音源となっています。

2013年にリークされたベースのトミー・スティンソンがヴォーカルを務める“Going Down”という音源を聴いた事はあるでしょうか?

あの音源を聴いた事がある方ならわかると思うのですが、同曲はかなり特殊なステレオ音源となっています。左チャンネルにギターが1本だけ入っていて、残りの楽器はすべて右チャンネルに収められているという聴いていて気持ち悪い振り分けになっているのです。

“Oh My God”と“Silkworms”を最初に流出させた人物は、どういうわけか右チャンネルだけを使用したモノラル音源を作成し、それを世に放ったようです。余計な事はやめていただきたいものですね。

 

 

その次に出回ったのが“Street Of Dreams”“There Was A Time”のデモ音源と言われる物です。

デモという表現が正確かどうかは微妙なところで、個人的には「ミックス違い」くらいの表現が妥当なのではないかと思っております。(厳密にはミックス以外にも相違点はあるのだけれど、一聴しただけで指摘できるような部分は少ない。)

今回のリーク祭りよりも少し前に、アルバム『Chinese Democracy』の初期プロデューサーだったロイ・トーマス・ベイカーがミックスしたと言われる“Madagascar”がリークされていたのはご存知でしょうか。

元々は今回リークされたデモ2曲に“Madagascar”を加えた3曲が、2001~2002年の未発表デモ音源として密かに取引されていたようです。

とある小悪党によって“Madagascar”だけが先に世に出てしまいましたが、この3曲は出どころが同じ物だと考えていいと思います。

公式リリースされたバージョンと比べると細かな違いはあるのですが、アクセルのヴォーカルテイクは同じものだと思われ、2001~2002年にはすでにヴォーカル録りはほぼ終わっていた事がわかります。(2008年まで何やってたん…)

すごく耳の良い人いわく「アクセルがいくつかの音を外しているのがわかる。後で修正したんだと思う」との事なので、耳の良い方はどこがどの程度ズレているのか教えていただけると幸いです。

そんな耳の良くない僕ですが、明らかに異なっている部分をひとつだけ指摘させていただきます。

“Street Of Dreams”の最後のパートでアクセルが「Ah-A Ah-A-Ah What'd I tell you」と歌う箇所が、初期のライヴバージョンのように「Ah-A Ah-A-Ah」だけで歌われており、「What'd I tell you」などの歌詞が後から付け加えられた事がわかります。

ファンの間で珠玉と言われている2002年の“Street Of Dreams”が好きな方にオススメです。

 

 

リーク音源の最後を飾るのは“This I Love Remix”です。

長く存在を知られていた音源で、まさにファン待望の一曲だったのではないでしょうか。

アクセルがリリース予定を公表していた『Chinese Democracy』のリミックスアルバムに収録される予定の楽曲で、前任ドラマーのBrainことBryan Mantiaがリミックスを手掛けたと言われています。

本来であれば数年前に計画されていた『Chinese Democracy』の再発盤にボーナスディスクとして同梱されるはずだったと聞いていますが、その計画は見事なまでに見送られ、ガンズお得意のお蔵入りリストに名を連ねる事となってしまいました。

そのリミックスアルバム収録曲の中でも、特に“This I Love”の登場を待ち望むファンが多かったのには理由があります。

同曲のリミックスは『Chinese Democracy』収録とは異なるテイクのヴォーカル音源が使用されており、数年前にごく短いクリップがリークされた時は、「アクセルのヴォーカルが凄い」と話題になったのは記憶に新しいところです。海外サイトなどでは“Axl's new voclas”と表記される事が多いのですが、アルバム収録のテイクよりも新しい録音かどうかは定かではありません。

ファン大注目のアクセルのヴォーカルを聴いてみると…

 

 

ぴゃああああああああああ!!!!!!

すっごいよ!

コレ、本当にすごいよっ!

 (桜庭さんの「すべるよ!すっごいすべるよ!」のノリで)

 

アルバムバージョンよりも遥かに力強く、いい意味で荒々しい歌唱。

個人的にはこっちの方が圧倒的に好きです。

ただ、こちらを公式バージョンとしてリリースした場合、ライヴで毎晩この歌い方をするのはアクセルにとって非常に負担になるであろう事が容易に想像できます。

そのくらいのレベルの絶唱。

“This I Love”はアクセルが長年持っていた曲で、おそらく彼にとって特別な内容の曲なのでしょう。だからこそ、すべての感情を剥き出しにしたバージョンも録っておきたかったのではないか。そんな事を勝手に考えてしまいました。

本当に素晴らしいバージョン。いつの日かオフィシャル版として聴けますように。

 

“This I Love”以外のリミックスアルバム収録曲としては、“Better”のリミックスだと言われている“Better Gone”、未発表曲としてリークされたが実は“Prostitute”のリミックスだという事が判明した“Blood In The Water”が知られています。

リミックスアルバム収録曲もアンダーグラウンドで数年に渡って取引されていたようで、残りの楽曲もリークされるのではないかと予想する声が多いです。

存在が確認されているのは“If The World”“Shackler's Revenge”の2曲で、“If The World”については、Bryan MantisとMelissa ReeseがNBAのハーフタイムショーで披露したとの同じアレンジであると言われています。

YouTube等で観られるので是非チェックしていただきたいのですが、Queenの“We Will Rock You”風のビートを引用したアレンジとなっております。詳しい事はよくわかりませんが、「Fuck you, pay me」というフレーズを覚えておくとよいでしょう。

“Shackle's Revenge”もごく短いクリップが数年前にリークされていますが、こちらはクラブ風リミックスになっていると言われています。同じく詳しい事はよくわかりませんが、ゲームソフトのストリートファイター2がお好きな方にはオススメだそうです。

“Sorry”のリミックスも存在すると言われているのですが、いまだに1秒たりとも音源はリークされていません。前述のNBAハーフタイムショーで披露された同曲は、かなりレイドバックしたアレンジだったと記憶しています。ハーフタイムショーではMelissaがヴォーカルを担当していましたが、リミックス音源ではアクセルのスタジオ版ヴォーカルトラックが使用されているとの噂です。

 

 

リーク音源に関しては以上です。

さあ、ここからはリーク映像となります。

先月初旬、存在すら知られていなかった93年Saskatoon公演の超美麗プロショットが発掘され、全世界のガンズファンに衝撃を与えたばかりですが、今月もプロショットが登場しました。

 

ひとつ目は2010年4月15日のプエルトリコ公演。

『San Juan Proshot』として存在は知られており、ごく短いサンプル映像がYouTube等にアップされていた公演です。

たしかにプロショットなのですが、おそらくライヴ会場のスクリーンに映すために撮影していた映像なのではないかと推測され、スクリーンに何も映し出されていない(もしくは別の映像が流れている?)と思しき時間は画面いっぱいに黒一色が広がる仕様となっております。

映像の質はそれほど良くありませんが、これは元素材を圧縮したデータがリークされたせいだと言われており、クオリティの高い物はマニアが秘蔵しているというのが熱心なファン達の見解だそうです。

この映像は関係者から流出したものではなく、2009年~2013年あたりにガンズが契約していた映像制作会社から盗み出された物だという説があります。ガンズのような大物バンドと取引がある割には杜撰な会社だったらしく、ウェブサイトの脆弱性を突かれ、“Better”のミュージックビデオや“Prostitute”のビデオ(詳細は不明ですが、少し見た限りでは「これ本当にオフィシャル?」と思うくらいしょぼい)なども盗み出されたと言われています。

ちなみに2010年南米ツアーのドキュメンタリーフィルムとして『Forever Together』という青春感のあるタイトルの映像が撮られたそうですが、その制作を担当したのもこの会社のようで、当然ながらお蔵入りとなっております。残念。

 

 

そして、全世界が震撼したのが、海外マニアの間では「The Hory Grail(聖杯)」とまで言われていた『House Of Blues 2001』(以下、『HOB』)の登場です。

そう。7年半の沈黙を破ってライヴ活動を再開したアクセルの初陣となったあのライヴです。ガンズファンの間では01-01-01とも呼ばれています。

公式リリースが予定されていたにも関わらず、突如として闇に葬られた映像作品であり、その実在すら疑問視されていたレア中のレアアイテム。

あまりにも突然の登場だったため、海外ファンに出どころを調査してもらいました。

その結果、この『HOB』だけでなく、一連のリークに関しても2人の悪党が絡んでいた事が発覚しましたので、あくまでも僕が聞いた範疇ではありますが、リーク祭りの顛末を報告したいと思います。

 

 

僕が調査を以来したファンいわく、この映像は約15年前からコレクター間で私的に取引をされていたアイテムだそうです。

あまりにも貴重なため、音源や映像とのトレードをしようにもその価値に見合うアイテムが存在せず、金銭によって取引される事も少なくなかったとか。

事実、そのファンは「10,000ドルでどうだ?」というオファーを受けた事があると言っていました。(あまりにも馬鹿げた額なので即座に断ったそうです。)

その映像を手に入れて私腹を肥やしていたのが、今回の黒幕となった2人の悪党です。

やっている事は間違いなく犯罪なのですが、逮捕されていないので実名を出すのは差し控える事とし、仮にその名前をマサルアユムとしましょう。

二人の関係を簡潔に例えるならば、マサルジャイアン、アユムはスネ夫だというのが適切だと思われます。そのイメージで読んでいただけると理解しやすいはずです。

 

 

マサルとアユムはガンズファンの間で悪名高い輩として知られています。

この2人の悪行を並べていくとかなりの文字数を費やす事となるので詳細は控えますが、間違いなく犯罪となるレベルの事柄に携わっていると言っておきましょう。

ふたりのうち『HOB』を手に入れたのがマサルです。彼は8,000ドルを費やして映像を入手したと語っていたそうです。

マサルは『HOB』の販売に着手しました。どのようなルートなのかは定かではありませんが、希望者に対して2,000ドルの値段で譲り渡していたそうです。

そんなある日、とある男(この流れなので名前を「のび太」としましょう。)がアユムに『HOB』の入手について相談を持ちかけました。

アユムは『HOB』を所有していませんでしたが、独断で「のび太、2,000ドルくれればお前のために『HOB』を手に入れてやるよ。」と入手を請負います。

アユムが初めからのび太を騙すつもりだったのか、それともお金を貰った上に『HOB』まで入手するチャンスだと思ったのかは本人のみぞ知るところですが、とにかくアユムとのび太の間で金銭のやり取りが発生しました。のび太PayPalで2,000ドルを送金したそうです。

 

アユムに2,000ドルを支払ったのび太ですが、待てど暮らせど『HOB』が送られてくる気配はありません。

不安になったのび太はアユムに催促しますが、送られてきたのは『HOB』ではなく、当時はまでリークされていなかった未発表音源の数々。

のび太からお金をもらったまでは順調だったのに、マサルから『HOB』を入手できず、焦ったアユムが時間稼ぎのために未発表音源でお茶を濁したのでしょう。

たしかにそれらは貴重な音源ですが、さすがに2,000ドルの価値はないと考えたのび太PayPalに返金について相談をしました。

PayPalからの返答は実にシンプルなものでした。

 

 

FBIのサイバー犯罪係に通報してください。

 

 

そう。アユムの行為は犯罪です。

のび太はFBIに通報する事をアユムに伝えたところ、事態は一気に動きます。

マサルが登場し、のび太に『HOB』を送る事を約束したのです。

事実、のび太はすぐに『HOB』を手にする事が出来たため、FBIへの通報は見送る事にしました。

この間、マサルのび太とその家族を脅迫したり、アユムがマサルにお金を脅し取られたりとよくわからない展開があったようですが、詳細が不明なので省略します。

 

この騒動で一番損をしたのがアユムです。

秘蔵の音源をすべてのび太に明け渡すハメとなり、最終的にマサルからもらった『HOB』もデータが圧縮された低品質の物だったからです。

ヤケになったアユムは未発表音源や映像を手当たり次第にリークしました。おそらく未発表音源や映像を販売して利益を得ていたマサルにダメージを与えるためでもあったのでしょう。

今回のリーク祭りの背景には2人の悪党の薄汚い行動があったという話でございました。

のび太に関しても、相手によって言う事が変わったりする様子が見受けられ、きっと何か語られていない後ろめたい部分があるのだろうなと推測しております。

 

今回はオチが無くて申し訳ございません。

誰も楽しめなかったらごめんなさい。

貴重音源こわい。

売買、ダメ、ゼッタイ。

決戦は月曜日 (2018.03.12)

どうも。僕です。

口笛を吹いていたら酸欠になった事があります。

まあ、それはさておき。

いやー。来ますね。

 

誰が。

 

Stone Temple Pilotsが。

 

そう。新ヴォーカリストを迎えて復活を果たしたプルパイことStone Temple Pilotsが早くもやってまいります。

わたくしは残念ながらスコット・ウェイランドが歌うプルパイを観る事は叶わなかったのですが、2013年に秋の黒シャツ祭りことLoud Parkのヘッドライナーとして来日した時のライヴは観ております。

その時のシンガーはLinkin Parkのヴォーカリストだった故 チェスター・ベニントン

皮肉な事に、わたくしがチェスターを観たのはこの一回こっきり。Linkin Parkのフロントマンとしての彼の姿を観る事は叶いませんでした。

同様に、わたくしが生前のスコットを観る事ができたのはVelvet Revolverで来日した時だけ。

本来の居場所で輝く彼らの姿を観られなかったのが残念でなりません。

 

前回の来日では、メタルの祭典Loud Parkという事もあり、なんちゅーブッキングなんだと文句のひとつも言いたくなるようなどアウェーぶり。

準ヘッドライナーだったEuropeが最後に“Final Countdown”をやって帰ったものだから、ほとんどのメタラーが大満足して帰宅。

文字通りLoud Park  2013のファイナルカウントダウンになってしまった訳です。

我々プルパイ待機組は怖くて後ろを振り返る事ができないほどの閑散とした状態に。

ステージを挟んで我々と対峙している屈強なセキュリティ達も「これ…僕ら要りますかね?」などと言い出す始末。

まあ、そのくらい集客がアレだったという事です。

 

そんな中、バンドは不貞腐れる様子ひとつ見せず見事なパフォーマンスを披露してくれました。

特にヴォーカルのチェスターは前任者が残した楽曲に対して本当に真摯に取り組んでおり、「あなたみたいな大物がこの客入りでそんな…」と観ているこちらが申し訳なく思えてしまう熱演。

バンドも少ないながらも自分達を目当てに来てくれたお客さんがいる事に気付いたみたいで、ロバートかディーンか失念したのだけれど、とにかく兄弟のどちらかが、前方のお客さんだけに聞こえるようにマイクを通さずに

 

 俺達を観に来てくれてありがとう。

 長いこと来れなくて悪かったね。

 

みたいな事を言ってくれたんですよ。

あれは本当に感動しました。

今年9月は単独公演なので、彼らが驚くような盛り上がりになる事を期待しております。

また来たいと思わせるような一夜になりますように。

(まずはチケット当たりますように)

 

 

プルパイについて柄にもなく熱く語ってしまいましたが、本題はここからです。

ええ。あの話題です。

 

3月12日の夜、Guns N' Roses(以下、ガンズ)のトリビュートバンドGuns Love Roses(以下、ガンラヴ)のライヴを観てまいりました。

会場は渋谷のホテル街に鎮座するduo MUSIC EXCHANGE

今年1月のニューイヤーイベントも含め、この会場のステージには何度も立っているガンラヴの面々ですが、今回はなんとワンマン。

渋谷のduoでワンマンですよ、奥さん。

 

今回の公演はLegend Of Rock主催で、音楽関連書籍でお馴染みの老舗出版社シンコーミュージック・エンタテインメントとロックの殿堂ことRoll & Roll Hall Of Fame Japanが強力バックアップ。

さらにはスペシャルゲストとして、音楽ライターの増田勇一氏が開演前のDJを務める事も決定。同氏が責任編集を務めるロック雑誌『MASSIVE』にインタビューが掲載されるなど、過去最大規模のワンマンライヴに向け、これ以上無いほどのお膳立てが整っていました。

メンバーも「自分たちにとってのマイルストーンになるライヴ」と語っており、今までやってきた事の集大成を披露しようと気合い充分。

否が応でも高まる期待。

公演日が近づくにつれ、音楽サイトなどのアカウントからも宣伝ツイートが流れるようになり、「ガンラヴさん、すごいところまで来たナー」と見ているこちらの方が緊張する始末でした。

 

そして迎えたライヴ当日。

チーマーに狩られないように姿勢を低くして忍者のように渋谷の街を疾走するわたくし。

魑魅魍魎が跋扈するホテル街を通り抜け、ついに会場へたどり着きました。

そこでわたくしが目にした光景は…

 

うら若き娘さん達の群れ!!!!

 

なんという事でしょう。

わたくしの知らぬうちにガンラヴはアイドル的人気を博するバンドになっていたのです。

これは嬉しい誤算。

去年の本家ガンズの来日公演で一気にファンが増えたのでしょうか。

若い娘さん達に混じってライヴを観られるなんて素敵ですね。

 

と思ったのもつかの間、その娘さん達はO-EASTで開催される韓流アイドルのライヴを観に来たお客さんだという事が判明。

ここ数年で一番意気消沈いたしました。

その後もduo MUSIC EXCHANGEの受付に訪ねて来ては「違ったー!向こうだー!」とO-EASTに向かって猛ダッシュして行く若い娘さんが続出。

ひとりくらい間違って入場してそのままガンズファンになりなさいよっ!とわたくしの中のお局様が叫びました。

若い娘さん達がヴォーカルのNaxlさんを観たら大変な騒ぎになるだろうに…。

 

そうこうするうちに入場開始時刻。

いつの間にか値上がりしていたドリンク代600円を支払って場内に。

そのまま小走りで向かった先は物販コーナー。

ガンラヴの公式パンフレットが100部限定で販売されるとの事で、まずはそれを確保しない事には始まりません。

まさか自分がヅラをかぶったおじさん達のパンフレットを喜び勇んで購入する日が来るとは思いもよりませんでしたが、前述の『MASSIVE』に掲載されたインタビューのノーカット版が読めるという事ですし、何よりもこのどこかで見たような秀逸なデザインがファン心理をくすぐります。

友人のくりこさん(恫喝で生計を立てている偉人)から「わたしの分も買っておくように」という断ってはいけない指令を受けていたので2部購入。

その後、会場に姿を現したくりこさんに「買っておいたよ!」と伝えたところ、「え?わたしも買ったよ」と不審そうな顔で言われ、「なんだこの使えない女はくりこさんはおっちょこちょいだナー」と思いました。

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(限定100部の特製パンフレット)

 

このパンフレットの制作を手がけたのが、昨年夏に開催されたガンズファンイベントGunners Circusの実行委員会。

今回のワンマンライヴに華を添えるべく、場内にはファンアートも展示されていました。

そして、同じくアートを出展していたのが、ピクセルアートアーティストとして世界に名を馳せるtakekiyoこと武田清先生。

緑のカーディガンがトレードマークの世界のキヨシと言えばおわかりでしょうか。

武田清先生はガンズはもちろんの事、メタリカAlice In Chainsなどガンズ周辺アーティストのピクセルアートも展示されていました。

その中でも個人的に最も感動したのは、ピクセルアートによるAFD5のリユニオン。

この光景を実際に目にする日はやって来るのだろうか。

それは誰にもわからない。

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(武田清先生のピクセルアート)

 

来場者に振舞われたウェルカムシャンパンを飲みながら会場をうろうろしていると、増田勇一氏のDJタイムがスタート。

1曲目はMotorheadの“Sympathy For The Devil”という心憎いチョイス。

その後もレニー・クラヴィッツの“Always On The Run”や欧州ツアーでガンズのオープニングアクトを詰める事が決定したManic Street Preachersの“You Love Us”など口ずさめる名曲のオンパレード。

久しぶりにSilvertideの“Devil's Daughter”を耳にしたけれど、なんであのバンドが売れなかったのか理解できない。ロックンロール・リヴァイヴァルみたいなのがもてはやされた時期に出て来たんだっけ。

もしもの話をしても仕方ないけれど、彼らがもう少し遅くデビューしていたら、今頃はThe Strutsあたりと一緒に未来のスター候補として人気を博していたような気がする。

 

年度末の月曜日という社会人には少し厳しい日程となった今回の公演。

しかし、演奏開始時間が20時に設定されており、それが功を奏したのか場内は大盛況。

仕事帰りに駆け付けたと思しきお客さんの姿を大勢見かけました。

開演が近付く頃には「2階席を開放しました!」という場

内アナウンスも流れ、まずは動員の面では大成功と言えるのではないでしょうか。

さあ、あとはその期待に対して演奏で応えるだけです。

 

 

ほぼ定刻通りだったでしょうか。

会場のスクリーンには往年のMusic Life誌の表紙が次々と映し出されています。

表紙は過去から現在へと向かい、80年代後半には我らがガンズの姿も。

どちらが先だったかは記憶が定かではありませんが、Legend Of Rock出演バンドの紹介VTRも流されていました。

そして、場内に鳴り響いたのはドクッ!ドクッ!という心臓の鼓動。

これはまさか…

 

 

Coma!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

なんという事でしょう。

ガンラヴがこの大舞台で、大作にして難曲として知られる名曲Comaを初披露。

まったく予想だにしなかったオープニングですよ。

もうその場で七転八倒したくなりました。

 

あまりの感動で半ば卒倒していたわたくしですが、心臓の拍動音は単なるVTRの効果音だった事が判明。

何事も無かったかのような面持ちでガンラヴの登場を待つ事にいたしました。

早とちり、ダメ、ゼッタイ。

 

 

本家ガンズがリユニオン後の出囃子として使用していた“Looney Tunes Intro”が場内に流れ、ヴォーカルのNaxlさんを除くメンバーがステージに登場。

舞台袖に控えたNaxlさんがバンド紹介をがなり、「Suck on Guns Love Roses!!!」のシャウトを合図に猛烈な勢いでドラムを叩き始めるMadlerさん。

そこに絡んでくる印象的なギターリフとベースリフ。

オープニングナンバーは本家ガンズのデビューEP『Live?!*@ Like a Suicide』の冒頭を飾る疾走チューン“Reckless Life”。

この記念すべきライヴの開幕を告げるにふさわしい選曲だったのはないでしょうか。

 

立て続けに“Welcome To The Jungle”“It's So Easy”というハードロックの金字塔『Appetite For Destruction』冒頭の鉄板コンビネーションを繰り出し、頭3曲で完全に場の空気を掴む事に成功。

ここで早くもこの日最初のサプライズが。

なんとリズムギターのIzzilyさんがリードヴォーカルを務める“Dust N' Bones”を初披露。

この曲のために購入したというGaslashさんのトーキングモジュレーターも併せて初披露となりました。

“Dust N' Bones”は葬式で流して欲しいくらい好きな曲なので大感激ですよ。

Naxlさん、Izzilyさん、Gaslashさんによる「Dust n' Bones!!!」「That's alright!!!」のマイクシェアもバッチリ。

帰ってから気付いたのですが、“Welcome To The Jungle”~“It's So Easy”~“Dust N' Bones”の流れは、もしかしたら『Live Era』を意識していたのかな?と思いました。

まあ、実際には『Live Era』ではWTTJとISEの位置が逆なのですが、ガンラヴのメンバーにお会いする機会があったら訊いてみる事にいたしましょう。

 

“Dust N' Bones”の後は、会場をグルーヴィーに揺さぶる“You're Crazy”のスローバージョン。

『GNR Lies』収録のアコースティックバージョンではなく、『Live Era』などで聴けるようなバンドバージョンと言ったらおわかりになるでしょうか。

ガンラヴは途中でファストバージョンに切り替わる変速Crazyもレパートリーとしているのですが、この日は最後までスローで押し通しました。

そういえば、『Live Era』収録の同曲は初来日の東京公演からのテイクだと言われています。

あのスローバージョンを選択したのは初来日トリビュートだったのだろうか。

それは誰にもわからない。

 

歌い終わったNaxlさんがステージを去り、お色直し&チューニングタイムかと思いきや、残ったメンバーに「業務連絡!業務連絡でーす!」などと叫び出すGaslashさん。

すわ!ハプニング!?

メンバーがステージ上手に集まって何やら相談しているので、Naxlさんの喉に何かあったのかと心配していると、4人がかりで大きな物体を持ち上げてステージ中央へ。

客席から「ドリフの転換か!」という声が複数上がるあたりに年齢層の高さがうっすらと透けて見えますね。

ピンク色の3人掛けくらいの可愛らしいソファでした。

ガンズのステージにソファ。

その意図を察して驚愕いたしました。

 

 

Skin n' Bonesツアーの再現やー!

 

 

約2年半に渡って世界中を回った本家ガンズのUse Your Illusion tour。

東京ドームで撮影された公式ライヴビデオでもその様子が観られる通り、ホーン隊などを含めた大所帯によるスケールの大きいスタジアムロックで世界中を魅了しました。

しかし、その反動とも言うべきか、バンドとしての本来の姿に立ち返るべく、余計な装飾をすべて削ぎ落とし、メンバー6人だけで演奏を行うというコンセプトのツアーが立案されたのです。

それが93年のSkin n' Bonesツアーであり、ライヴ中盤に設けられたアコースティックタイムが見所となっています。

余談ですが、西新宿の某店では同ツアーの未発表プロショットDVDのリリースを予定しており、すでに店頭ではフライヤーなども配布されているようです。

本当に出たら世界中のガンズファンが大騒ぎする事態になるでしょうね…

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 (阿吽の呼吸でソファを運ぶメンバー)

 

話が脇道に逸れましたが、そのSkin n' Bonesツアーの再現が目の前で繰り広げられようとしている訳です。

自分たちで設置したソファにぎこちなく座るガンラヴメンバー。

「ガス子の部屋!」などというこれまた年齢層の高さを感じさせる野次が飛びます。

そこへ登場したのは開演前にDJを勤めていた音楽ライター増田勇一氏。

貴重なシーンを撮影しに来たのかと思いきや、そのままソファへ着席。

 

 

えええええええ!! 増田さんも歌うの!?

 

 

まったく状況が理解できないままのわたくしに追い打ちをかけるように聞き覚えのあるカウントが。

 

 ワン ツー スリー ワン ツー スリー

 

 

ぴゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

 

 

You Ain't The First!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

ここは“Patience”あたりで来るだろうという予想の斜め上。

しかも、さっきの“Dust N' Bones”に続き、2曲目の初披露曲ですよ。

Skin n' Bonesツアー再現という演出だけでも胸熱なのに、選曲に対しても攻めの姿勢を崩さないのが凄い。

ジー感の濃厚な心地よいルーズな調べに酔いしれました。

増田勇一氏はBlind Melonのシャノン・フーン(R.I.P.)のパートを歌っていたように聴こえたがいかがでしょうか。

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トークショーではありません)

 

“You Ain't The First”が締めくくられると客席からは大きな拍手が。

地味な曲だけど意外と人気あるのだナーと嬉しい発見になりました。

続いて演奏された楽曲のイントロに再び驚愕。

そう。本家ガンズが未来永劫演奏しないであろう楽曲のひとつ“One In A Million”です。

黒人や移民、同性愛者に対する差別的な単語が歌詞中に登場するとして非難の的となった事はガンズファンならご存知でしょう。

ブラジル人家族と生活を共にし、フランク・フェラーという黒人ドラマーをメンバーに迎え、同性愛者として知られるミュージシャンとも共演経験のある現在のアクセルであれば、おそらくあのような歌詞は書かなかったと想像できます。

One In A Million”で歌われているのはそのような立場の人達に対する嫌悪ではなく、むしろアメリカの田舎町出身の白人男性としての自分の了見の狭さ、自分の権利や尊厳を脅かそうとする権力への反発、理想に向かって手を伸ばし続ける姿勢など等身大のアクセルを表現しただけなのではないかな、という気がするのはわたくしだけでしょうか。

いずれにしても、アクセルにとっては自分の書いた言葉に横っ面を叩かれるという(おそらく)初めての経験をした曲ですし、もうセットリストに入れる事はなさそうです。

凄くいい曲なんですけどね…。 

 

ワンマンライヴならではのレア曲2連発が終わり、Naxlさんが黒のアコギを手に取ります。

コードを刻みながら歌い出したのは“Dead Horse”。アクセルがやっていたのと同様にあまり流暢なギターではないところが素晴らしい。

練習し過ぎて「アクセルそんなに上手くないから!」とならない事を願います。

最後の弾き語りパートまでやり遂げたNaxlさんはGaslashさんとグータッチ。

幼馴染み同士のふたり、その絆を窺い知る事ができる良いシーンでした。

 

メンバーが力を合わせてソファを舞台袖へ撤収し、Skin n' Bonesコーナー終了。

さあ、お待ちかねのDuffyさんコーナーの始まりです。

Twitterでライヴの感想を検索していたところ、「MCが日本語でびっくりした」という方がいらっしゃいましたが、Duffyさんの毒蝮三太夫風MCはガンラヴライヴ名物でございます。

時間の関係などで「はいっ。そういった訳でございまして」という名調子が聞けない日は寂しくなります。

Izzilyさんのコードストロークで始まったのは、ジョニー・サンダースの“You Can't Put Your Arms Around A Memory”。サビ前まで歌ったところでThe Damnedの“New Rose”へ突入。名曲パンクチューンに場内も熱を帯びます。

今は本家ダフ・マッケイガンと同様に“New Rose”とMisfitsの“Attitude”の二択ですが、そのうちThe Stoogesの“Raw Power”も聴けるのでは?と思っているのはわたくしだけでしょうか。

 

ここから先は『Use Your Illusion』コーナー。

まずは本家ガンズが一度もライヴで演奏した事の無い“Get In The Ring”に場内が沸きます。

わたくしも初めてガンラヴ(当時はGunmen Showersというバンド名でした)を観た時、「えっ!?これ演っちゃう?」と驚愕いたしました。

挑発的なNaxlさんのヴォーカルが最高なので、それを観るためだけでもガンラヴのライヴに足を運ぶ価値はありますよ。

ラストの「Get in the ring!!! Get in the ring!!!」を一緒に叫びましょう。

 

続く曲は同じく『Use Your Illusion 2』からの“Pretty Tied Up”。

本家ガンズでは2001年の復活後もリユニオン後も演奏されていない楽曲ですが、ガンラヴだけでなく他のトリビュートバンドのライヴでも絶対に盛り上がる鉄板曲です。

“Bad Obsession”もそうですが、ガンズで演奏されないのはイジー色が強いせいでしょうか。

もしも今年の欧州ツアーにイジーが飛び入りするような事があれば、リユニオン後にガンズが演奏してこなかった曲も聴けるかもしれませんね。

期待は失望の母であるのは百も承知ですが、どうにかしてイジーとも関係修復を果たせたらいいなと願わずにはいられません。

 

ここまで触れていませんでしたが、ステージ上には初めからキーボードが設置されていました。

そこに座るのはタケちゃんマン風の王子衣装に身を包んだNaxlさん。

そう。大曲“November Rain”です。

生ピアノがある会場でしか演奏しない楽曲だと思っていましたが、キーボードを使ってでも演奏してくれたのは、このワンマンライヴに対する意気込みの表れなのではないでしょうか。

Naxlさんは「アクセルの音楽的な考え方を理解するにはピアノに挑戦する必要があった」という意味の事をインタビューで語っており、その意識の高さには本当に感服するばかり。

Naxlさんの爪の垢を煎じたものが売られていたら購入させていただきたい気持ちでいっぱいであります。

最後のコーダ部分まで完奏し、おそらくこの日最大の難関を見事に乗り切ったガンラヴ一同。

なかなか対バン形式のライヴでは時間的に演奏しずらい曲ではありますが、ガンズの代表曲のひとつでもありますし、何よりもNaxlさんのピアノを更に磨き上げるという意味でもどんどん披露していただきたい一曲ですね。

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 (王子Naxlさん)

 

『Use Your Illusion』パートを締めくくるのは、NaxlさんとDuffyさんのデュエットが聴ける隠れた名曲“So Fine”。

ダフ節が炸裂する一曲で、ダフのソロバンドLoadedでも頻繁に演奏されていました。

2013年にダフ率いるLoadedもここ渋谷duo MUSIC EXCHANGEで来日公演を行った事がありますが、同曲の「I owe a favor to a friend (友達に借りがあるんだ)」という歌詞を歌った後、客席を指差して「トーキョー、君達の事だよ」と言ってくれて、幸運にも最前列で観ていたわたくしが泣きそうなくらい感動したという思い出があります。

ダフのヴォーカル大好きなので、もしも今年はガンズがあまり活動しないのであれば、是非ともLoadedとして来日していただきたい。よろしくお願い申し上げます。

 

観客を焦らすように場内に響き渡るのはDuffyさんのベースリフ。

それに導かれるようにしてステージ中央に歩み出たNaxlさんが歌い始めたのはQueenの“Sail Away Sweet Sister”。そこから更にGrand Funk Railroadの大ヒット曲“Bad Time”へと繋がっていきます。

東京ドームのライヴビデオを観た事のある方なら、もう次の曲はおわかりでしょう。

そう。全米No.1ヒットシングルにして、世界一有名なギターリフのひとつ“Sweet Child O' MIne”です。

誰もが愛する名曲を持っているバンドは強いナーと思わせられるような盛り上がりぶり。

あのギターソロは“ギターソロの殿堂”があったら間違いなく殿堂入りでしょう。

 

アクセルのMC史上屈指のかっこよさを誇るThe Ritz '88のMC再現からの“Out Ta Get Me”はNaxlさんの十八番。

あの反抗的なMCを思春期に聴いたら道を踏み外す事間違いなしです。

 一家に1枚The Ritz '88の精神で啓蒙していきます。

ここから更に“Nightrain”で畳み掛け、我々の心も完全にnever to returnの境地へ。

普段は温厚なGaslashさんもワイルドにアウトロソロを弾き倒しており、「今までで一番キレてるガスさん」という評価も飛び出すほど。

 

『Appetite For Destruction』曲2連発に火照った場内をクールダウンさせるかのようなギターの調べはアリス・クーパーの“Only Women Bleed”。

その祈りにも似たギターメロディはそのまま“Knockin' On Heaven's Door”のイントロへ。

後半にはお馴染みの合唱パートがあり、Naxlさんの呼び掛けに対してオーディエンスが見事に応え、17曲という大ボリュームで本編終了。

 

即座にアンコールが要求され、再びステージに登場するメンバー達。

Duffyさんはガンズ公式サイトで販売されていた癌撲滅チャリティーのFuck Cancerティーシャーツを着用されていたのが印象的でした。

海外からのお取り寄せには躊躇してしまうわたくしですが、このチャリティーティーシャーツは「まあ、最悪届かなくてもチャリティーには貢献できるから」という精神で購入いたしました。

また販売される機会があればみなさまも是非。

 

Pink Floydの“Mother”(森進一さんの名曲“おふくろさん”の英訳カバーだと思っている方が多いようですが、まったく別の曲です)をイントロに据え、聴いた瞬間に誰もがそれとわかるあのGコードがかき鳴らされます。

ガンズのライヴにおける不動のラストナンバー“Paradise City”。

ファンにとっては、聴きたいけど聴きたくないという矛盾した気持ちを抱かされる二律背反的な一曲だと言えるでしょう。

Madlerさんがリズムインすると、客席からは自然発生的にゆったりとした手拍子が起こり、牧歌的な雰囲気が会場を支配します。

しかし、Naxlさんの吹くけたたましいホイッスルが空気を切り裂き、それを合図としてステージに投げ込まれる無数の女性用下着。

Gunmen Showers時代から引き継がれているガンラヴのライヴではお馴染みの光景です。

本家ガンズの紙吹雪ほど大掛かりな演出ではありませんが、女性用下着が宙を飛び交う光景もなかなか面白いものです。

自前の下着を準備する必要はありませんので、投げてみたい方は手ぶらで気軽にライヴ会場へお越しください。

 

“Paradise City”のエンディングパートでは、宴の最後にふさわしくオーディエンス全員躁状態のような盛り上がり。

動員的にも内容的にも大勝利。本当に見事でした。

最後にメンバー全員で挨拶して大団円…

 

と思いきや、メンバーは楽器を手放す様子もなく、そのまま次の曲へ雪崩込んでいきます。

しかも、この終盤 of 終盤に持ってきたのは

 

Perfect Crime!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

体力温存する気ゼロのスピードチューン。

こんな位置で演奏するような曲じゃないでしょうに。

でも、“Paradise City”で感じた終演感をチャラにするには、このくらいの激しい曲が必要だったのかもしれません。

こちらも残った力を振り絞って猛ヘドバンでそれに応えるしかないでしょう。

しかも、Naxlさんの声の凄まじい事と言ったらもう。

終演後のアフターパーティでご本人から聞いたところによると、Naxlさんが目指しているのは91年のインディアナ公演での“Perfect Crime”などで聴けるアクセルの声だそうです。

声帯の鳴らし方なども勉強しているそうで、昔と今とでは喉の使っている場所が違うとおっしゃっていました。

ピアノの件もそうですし、その鍛え上げられた身体を見れば一目瞭然ですが、自分の弱い部分に対して絶対負けない人なのだなあ、と心の底から感服した次第です。

 

そして、いよいよ本当に最後の瞬間がやってまいりました。

この記念すべきワンマンライヴの最後を飾るのは、『Appetite For Destruction』の最終曲“Rocket Queen”。

みんな大好き“Rocket Queen”ですよ。

ここで再びGaslashさんのトーキングモジュレーターが登場。

チューブが抜けているというハプニングもありましたが、気持ちの良い絶妙なギターを聴かせてくれました。

元々は“Dust N' Bones”のために購入したトーキングモジュレーター。

しかし、その一曲だけのために買うのはコスパが悪いという事で、“Rocket Queen”にも導入した、という裏話を某メンバーに教えてもらったというのは内緒です。

それにしてもこの日の“Rocket Queen”は本当に気持ちよかった。バンドの演奏がドンピシャでハマっていたような印象を受けました。

良いロケクイだね!

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(チューブを愛撫するガスさん)

 

 

 約2時間半。全21曲。

  ガンラヴ大勝利!

 

掛け値無しにそう言っていいライヴだったと思います。

Guns Love Rosesというトリビュートバンドが思い描くGuns N' Roses像、それを見事にステージ上に描ききったライヴだったのではないでしょうか。

演奏が完璧だったとは言いませんし、わたくしよりも冷静に観ていた方には更に多くのアラが見えていたのかもしれませんが、あのライヴを観た人の中で「ガンズに対する愛が感じられなかった」という感想を抱いた方はいなかったと確信しています。

ここ数年、トリビュートバンドが出演するイベントに足を運ぶ機会が増えましたが、「またあのバンド観たいナー」と思うのは、トリビュート対象への果てしない愛が感じられるバンドばかりです。

愛があれば大丈夫、などとは言いませんが、愛が無かったら何も大丈夫じゃねーよ、とだけは言っておきたい。

 

ガンラヴは本人達がインタビューで語っている通り、昔からの友人5人が集まって結成されたバンドである。

「アクセル役募集」などとメン募を出した訳でもないのに、友人5人が集まっただけで、本家ガンズの各メンバーに相当するキャラクターの持ち主が揃ってしまったというのは本当に奇跡なのではないだろうか。

AFD5(ファーストアルバムレコーディング時のメンバー)に大きな意味があるように、ガンラヴもこの5人でバンドをやっているという事に運命的なものを感じてしまう。

もちろんメンバーはステージを降りれば仕事や家庭のある普通のおじさん達。

個人練習やリハーサル、ライヴの準備などの時間をやりくりするのは並大抵の労力ではない事は容易に想像がつきます。

でも、Guns Love Rosesなんていうバンド名を名乗ってしまった以上、ガンズ愛を貫き通してもらないと困りますよ。

ヅラをかぶったおじさん達がステージ上で最高に輝いている光景をまた観に行かせていただきます。

 

 

なにこのブログ。

長くね?

Welcome Back To The Japangle Part 5

明けましておめでとうございます。

僕です。

もう3月ですし、新しい年がとっくに明けているのは百も承知ですが、本日の話題は去年の事です。

来年の事を話すと鬼が笑う」などと申しますが、なぜ鬼は笑うのでしょうか。

鬼にしてみれば「お前はここで死ぬのに、そんなお前が来年の話をするなんてウケるー。まぼろしー」という事でしょうか。

鬼、ブルータルすぎるでしょう。

 

あ。3月で思い出しました。

以前に当ブログでも紹介した事のあるGuns Love Rosesさんのワンマンライヴがあります。

しかも来週の月曜日。もう明後日?

 

2018年3月12日(月)

渋谷duo MUSIC EXCHANGE

開場 18:00   開演 20:00

 

20時スタートという社会人にも優しい時間設定となっております。

開場後は音楽ライター増田勇一氏によるDJ、ピクセルアーティストtakekiyo氏による展示等も予定されているので、興味のある方は下記リンクをご参照ください。

チケット予約はtwitterのバンド公式アカウントおよび各メンバーのアカウントでも受け付けているようです。

 

http://www.gunsloveroses.com/Guns_Love_Roses/Upcoming_Show.html

 

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(販売予定のプログラム。限定100部だそうです)

 

あ。去年の話でしたね。

2017年という名の365日。

本当に思い出深い一年になりました。

そう。ついに来たんです。

 

だれが。

 

アクセルとスラッシュがいるガンズ・アンド・ローゼズが。

 

わたくしのような後追いファンにとっては夢のまた夢。

それがアクセルとスラッシュが同じステージに並び立つ姿。

スラッシュとダフ、ダフとイジー、ダフとスティーヴンが並び立つ姿は観た事のあるわたくしですが、アクセルとスラッシュだけは一生無理かもしれないと思っていました。

(すべての組み合わせにダフが絡んでいるのがすごい。彼こそバンドの潤滑油!)

 

が、2015年にアクセルとスラッシュが和解したというニュースが駆け巡り、そこからとんとん拍子に話が進み、2016年1月にはついにスラッシュとダフを迎えたラインナップでステージに立つ事が発表されました。

2016年4月に実現した奇跡の再合流、そのツアーがついに我が国にもやって来たわけであります。

2017年最初の月はまさに阿鼻叫喚と言える様相を呈して過ぎ去り、ガンズは一生忘れられない思い出と金銭的困窮を残して次の公演地で旅立って行きました。

その記憶は日本ツアー約1年が経った今も、わたくしの脳裏に鮮明に焼き付いているわけであります。

 

さて、『Welcome Back To The Japangle』と題して書き散らしていた駄文シリーズですが、今回で一区切りつけたいと思います。

詳細なライヴレポなどを書く技量は持ち合わせておりませんので、今回のツアーについてざっくりした感想を垂れ流していきます。

基本的にはわたくしの妄言となりますのでご容赦ください。

 

 

2016年にスタートして以来、世界中でソールドアウト連発となった今回のリユニオンツアー。

ツアータイトルとなった『Not In This Lifetime』は、スラッシュとの復縁の可能性について尋ねられたアクセルが発した「この人生ではありえないね」という言葉が由来となっています。

「再結成が実現する前に、俺かあいつのどちらかが死ぬ事になるだろう」とまで言い切っているので、当時のアクセルとしてはスラッシュとの復縁は検討する価値も無いほどのナイネ枠だったのでしょう。

だからこそ今回のスラッシュとの復縁は凄まじい衝撃をもって迎えられ、ロック界最大の再結成劇として大歓迎されるツアーとなった事は疑いの余地はありません。

そして、そのツアーのタイトルとして『Not In This Lifetime』以上にふさわしい物は誰も考えられないのではないでしょうか。

リユニオン後初の公の舞台となった2016年4月1日のTroubadour公演。

我々ガンズファンは、インターネットを駆使して歴史的な一日の情報を検索しまくっていたわけですが、会場の看板に掲げられた『Not In This Lifetime』の画像を見た瞬間、脳髄が痺れて訳がわからなくなり、気が付いたらボブ・サップにKOされた曙のように床に倒れ臥していたのはわたくしだけではないでしょう。

誰がツアータイトルとして提案したのかは定かではありませんが、あのタイミングであのフレーズを持ち出してくるセンスに心底痺れました。

今までは良くも悪くも戦略的に甘く、メタリカのような大物バンドと比べるとファン心理がわかっていないような部分が目立ったガンズですが(でも、そういうのに振り回されるのも嫌いじゃなかった)、今回はかなりしっかりしたブレイン役が付いているのではないかと思ってしまうような見事な演出でしたね。 

 

 

アクセルの言葉を額面通り受け取るならば、この人生ではありえなかったはずのスラッシュとの再合流。

最初は「また喧嘩したらどうしよう…」と心配をしたものですが、アクセルがスラッシュの脇腹をくすぐったり、二人で顔を見合わせて微笑み合ったりしており、「あ。心配して損したわ」と思うほど仲睦まじくツアーを続けるガンズ御一行。

そのツアーは北米中米南米を周り、2017年1月についに日本へ。

夢にまで見たアクセルとスラッシュが並び立つガンズのライヴを体験できるわけであります。

 

もちろんわたくしも観ましたよ。

全5公演。

泣きましたよ。

2012年のロックの殿堂入りの際、式典への出席を表明していたアクセルがの世紀のドタキャンにより、「この機会を逃したら本当に一生無理かもナー」と絶望したあの日の落胆を返して欲しいくらい普通にステージに並び立ってやがりましたよ。

「Not in this lifetime? そんなこと言ってないヨー」とでも言いそうな顔してましたよ。

 

しかし、ついに長年の夢が叶ったわけなのですが、アクセルとスラッシュが並ぶ光景を目の前にしても「ありえない出来事」を目撃しているという感じはしませんでした。

来日するまでに写真や映像に触れる機会が多大にあったというのも一因なのかもしれません。

もちろんあの二人が関係を修復し、再びガンズ・アンド・ローゼズのメンバーとしてツアーに出ているというのはとてつもなく嬉しい事です。

「もう一緒にバンドなんてやらなくてもいいから、どちらかが死ぬ前に仲直りしなよ!そうしないと絶対後悔するよ!」と何度思った事でしょうか。

 

でも、やはりあの光景は「この人生ではありえない事」だとは思えませんでした。

だって、実際こうして実現しているわけですから。

あれは「ありえない事」ではなく「実現する可能性が極めて低い事」だったのではないか。

「屁理屈ばっかり言ってんじゃねーよ!ぶっ飛ばすぞ!」とお叱りを受けそうですが、わたくしはそのような事を思ったわけであります。

 

例えばPanteraというバンドがいましたね。

彼らはギタリストであるダイムバック・ダレルの悲劇的な死により、再結成の道が閉ざされているバンドです。

いや、厳密に言えば新しいギタリストを入れて再結成する事は「ありえない事」ではなりません。

しかし、ダイムバック・ダレルを含んだ誰もが知る形でのPanteraの再結成という可能性については「ありえない事」だと言わざるを得ないでしょう。

そこには死という不可逆的な事実が厳然として横たわっており、人智を超越した何かの力が働かない限り、それを変える事は不可能だと言えます。

それに対し、ガンズ・アンド・ローゼズは幸運にもメンバーが全員生存しており、本人たちがその気になりさえすれば(それが難しいのだが)、『Appetite For Destruction』制作時の黄金メンバーで集まる事だって可能なわけです。 

 

もう自分で書いてて「理屈ばっか捏ねてんじゃねー!」と嫌になりますが、そのように思ってしまったのだから仕方ない。

そういうわけでして、「Not In This Lifetimeよりもしっくり来る表現があるのではないか」という思いが拭えないまま来日公演後の日々を過ごしておりました。

まあ、さすがにファンの方をつかまえて「ねえ!あれはNot In This Lifetimeって感じじゃなかったよねぇ?ねえ?」などと同意を求めるような無粋な真似はしませんでしたし、そもそもあの時の感情を表すのにふさわしい表現を見つけることすら出来ていなかった訳です。

 

そんな思いを抱えたある日、iPodで何気無く再生したとあるバンドのアルバム。

 

Nine Inch Nails

 

世界を代表するインダストリアルロックバンドであります。

このバンドの音楽に馴染みの無いガンズファンでも、ギタリストのロビン・フィンクの名前には聞き覚えがあるのではないでしょうか。

そう。『Chinese Democracy』期のガンズの看板ギタリストであり、名曲Betterの作曲者でもある彼です。そして、彼の脱退後、その仕事はDJ Ashbaへと引き継がれることになります。

アクセル自身もNine Inch Nailsの大ファンであり、1991年にはツアーのサポートバンドに抜擢するほどの惚れ込みよう。

Chinese Democracy』はNine Inch Nails等のインダストリアルロックから多大な影響を受けたアルバムになるのでは?という憶測も流れていました。

 

Nine Inch Nailsの名ライヴ盤に『And All That Could Have Been』という作品があります。

名曲の数々をこれでもかと言わんばかりにビルドアップしまくった演奏が聴けるベスト盤代わりにもなり得る一枚。

Nine Inch Nailsでしたっけ? 聴いてみたいんだけど、何から買ったらいいかな?」という人がいたら、わたくしは間違いなくコレを推します。

このタイトルとなっている『And All That Could Have Been』を英検769級レベルのわたくしが訳すと…

 

 

そうだったかもしれないすべて

 

 

 ありえたはずのすべての事

 

 

などという感じになるでしょうか。

もっと良い訳がありえるはずなのですが、わたくしの能力ではこれが限界です。

 

 

ありえたはずのすべての事

 

 

このフレーズが頭に浮かび、すべての違和感が霧散しました。

ガンズがやろうとしているのはまさにこれではないか?

 

「あの頃の再現」でもなければ「ここから先の未来」でもない。

若かった自分たちが自らの手で壊してしまった「ありえたはずの自分たち」の姿。

『Not In This Lifetime Tour』は、存在し得たはずのガンズの姿をファン、関係者、そして他ならぬバンド自身で確認しようという作業なのではないかと思いました。

そして、その作業は極めて慎重に行われているように見えます。

 

 

もう二度と失敗しないように

 

もう大切な物を失わないように

 

 

自分たちがまだやり直せることを証明するかのようなツアーでした。

「世界で一番危険なバンドじゃなかったのかよ?」という愚問は放っておきましょう。

彼らはもう20代の若者じゃないんです。

個々のエゴのぶつかり合い、遅延、キャンセル、ドラッグ、アルコール。

そういった悪癖が排除され、極めてプロフェッショナルな姿勢でツアーが進んでいるように見えました。

特にアクセルに関しては、長年トラブルの種となっていた遅刻やキャンセルは一切ありませんでしたし、コンディションが明らかにベストではない時でも、プロの水準を保とうとテクニックを駆使して声を振り絞る姿は感動的ですらありました。

2年近くに渡るツアーの中で、アクセルがマイクを叩きつけてステージを去る場面は一度も無かったと記憶しています。(フランスでセキュリティに対してキレたケースはあり)

“ナイフみたいに尖っては触るものみな傷つけた”の代表格のようなアクセルでしたが、年々丸くなってきた(体型のことではなく)のか、笑顔の写真を多く目にすることが増えたので安心しております。

まさか猫ちゃん帽子かぶって出て来て照れ笑いするようなおじさんになるとは夢にも思わなかったけれど、アクセルには幸せになって欲しいという気持ちしかありません。

 

 

音楽のことに話を移しましょう。

リユニオンツアー開始以降、“November Rain”の前にPink Floydの名曲“Wish You Were Here”がインストゥルメンタルバージョンで演奏されることが定番となっています。

精神を病んでしまったPink Floydシド・バレットのために書かれた『あなたがここにいてほしい』という邦題で知られる超有名曲です。

基本的にインストゥルメンタル曲はあまり好みではないわたくしですが(でも、一番好きなメタリカの楽曲は“Orion”です)、スラッシュとリチャード・フォータスのギターが美しく絡み合う名演に毎回感動させられました。

 

この曲をセットリストに加えた理由については、元々はVelvet Revolverがレパートリーとしていた楽曲であり、スラッシュもしくはダフが「これ演ってみない?」と提案したのではないかと推測できます。

2016年4月、ガンズが“Wish You Were Here”を演奏したと聞いた時、これは2015年に亡くなった元Stone Temple Pilots~元Velvet Revolverのスコット・ウェイランドへのトリビュートではないかと思いました。

オリジナル版ではヴォーカルが入っている楽曲ですが、それをあえてインストゥルメンタルとして演奏することで、スコットという素晴らしい声を失った悲しみを表現しているのではないかと。

なによりも『あなたがここにいてほしい』というタイトルがすべてを表していると言えるでしょう。

 

その対象はスコット・ウェイランドだけに留まらず、プリンス、レミー・キルミスタークリス・コーネルマルコム・ヤンググレン・キャンベルなど喪われた音楽界の偉大な才能を追悼しながらツアーは続きました。

(人間だけでなく、アクセルの犬、ダフの犬といった愛すべき無垢な魂まで追悼していた事も書き添えておきましょう。)

“Wish You Were Here”の美しい調べに身を任せていると、「お前らもここにいて一緒に楽しんでくれればいいのに」という想いが聴こえてくるような気がします。

亡くなった人達ばかりではなく、過去の確執等、様々な理由でここにいられなかった関係者。そんな人達に向けても演奏されていたらいいな、と願わずにはいられません。

 

アクセルのAC/DC参加についても同じような事を考えてしまいました。

参加した理由については色々あるのだろうけど、その理由を突き詰めれば、アクセルはAC/DCにここにいて欲しかったんじゃないかな、と。

大好きなAC/DCがこのまま終わってしまうくらいなら、多少の不名誉やバンドを掛け持ちする事による肉体的疲労などは喜んで背負えるリスクだったのではないでしょうか。

ありえたはずのガンズ・アンド・ローゼズを取り戻し、その一方でありえなくなりかけていたAC/DCの未来を繋ぎ留めたアクセル。本当に凄い男です。

噂されるAC/DCの新作は本当に出るのでしょうか。

動向を注視していきたいと思います。

 

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(Wish You Were Here~Layla~November Rainの流れは絶品)

 

 

今回のブログを書くきっかけとなったNine Inch Nailsの『And All That Could Have Been』ですが、その最後に収められている名曲“Hurt”はこんな歌詞で締めくくられます。

 

 

  If I could start again

  A million miles away

  I would keep myself

  I would find a way 

 

 また最初からやり直す事が出来るなら

 100万マイル離れていたって

 俺は正気を保って

 道を見つけ出すのに

 

 

まあ、例によってわたくしの英語力なのでアテになりませんが、今のアクセルがこのような考えを持ってバンドに向き合っていても不思議ではないなと思ってしまいます。

ありえたはずのすべてを確認した後、彼らはどのような未来を選択するのか。

そろそろ新しい音楽も聴きたいところではありますが、ガンズに関しては「商品が店頭に並ぶまでは確かな物は何ひとつ無い」くらいの姿勢で向き合わないといけません。

彼らが最良の未来を選択出来ますように。

 

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 (2017年1月22日 神戸公演より)

 

最後にひとつだけどうでもいいエピソードを紹介させてください。

わたくしの知り合いにS君という人がおりまして、仮に名前をすし太郎としましょう。

熱心なガンズファンで非常に正義感の強い男です。

そんなすし太郎、ガンズ神戸公演で転売業者が暗躍し、ご当地限定の武者ティーシャーツがあっという間に完売したと知り激怒。

太宰治流に書けば

 

すし太郎は激怒した。

必ず、かの邪智暴虐の転売業者を除かねばならぬと決意した。

すし太郎には市場の論理がわからぬ。

すし太郎は、村の牧人である。

 

というところでしょうか。

村の牧人かどうかは知りませんが。

まあ、そんなわけで転売業者への怒りに燃えたすし太郎。

これ以上、貴重なご当地限定ティーシャーツを転売業者に渡してなるものかと一念発起。

次の横浜公演ではフジテレビ系列めざましテレビのキャスター級の早起きをして物販列に並ぶ決意をしました。

 

まだ夜も明けぬ新横浜。

熱心なベビメタファンや転売業者に混じって列に並び続けるすし太郎。

気のいいすし太郎は知り合いからもグッズの購入をガンガン依頼され、正午を過ぎるあたりになると、その光景を見ていた見知らぬ人から「あの人に頼むとなんとかなるらしい」などと不幸な誤解をされる始末。

 

転売業者への怒りだけを原動力に並び続けたすし太郎。

朝から何時間待っていたのでしょうか。

ついにグッズ販売開始の時間であります。

その頃、心優しきアップグレードチケット購入者に横浜限定ティーシャーツをお願いしておいたわたくしは、新横浜駅近くのコーヒー屋さんで熱々のコーヒーなどを飲みながらぬくぬくと談笑しておりました。

ライヴ開始まで体力温存であります。

 

コーヒーのおかげで身体の芯から温まった我々。

すし太郎の買い物がそろそろ終わると予想し、転売業者との戦いをねぎらうために会場に戻る事に。

多くのガンズファン、ベビメタファンで賑わう横浜アリーナ前で待っていると、物販ブースから出て来るすし太郎の姿を発見。

他の人達から頼まれた分も含め、物凄い量のティーシャーツやタオル、パンフレット、リトグラフなどを持ってよろよろと歩くすし太郎。

少し手伝ってやろうと思い、すし太郎に向かって走り出そうとした瞬間、衝撃的な事実に気付き、思わず足が止まりました。

そう。大量のグッズを持って物販ブースから出て来たすし太郎の姿は…

 

 

どこに出しても恥ずかしくない立派な転売ヤーだったのです

 

 

転売業者を憎むあまり転売ヤーと同じ姿になってしまったすし太郎。

なんという皮肉でしょうか。

あまりの事に泣きました。

ただただ泣きました。

気が付くとひとりで泣いていました。

 

 

転売、ダメ、ゼッタイ

Welcome Back To Japangle Part 4

どうも。バイアグラ100ml男こと僕です。

過酷な暑さが続いておりますが、みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

焼き鳥とビールで夏を乗り切っていきましょう。

 

今回は、今年の2月にPart 3を投稿してからほったらかしにしていた『Welcome Back To The Japangle』の続編を書いていこうと思っております。

早いものでガンズの来日公演から約半年が経とうとしています。

今さら更新するのも気がひけますが、あのまま中途半端にしておくのも気持ちが悪いので、あと2回くらいで完結させておいた方がいいでしょう。

 

つい先日、音楽ライターの増田勇一さんのトークショーを観させていただく機会があったのですが、その中で増田さんが「昔は事実だけを並べたライヴレポートなんて意味がないと思っていたけれど、今はネットの普及によってファンの感想が真っ先に飛び交うようになった。そういう時代だから、事実を整理して伝えていくのが記事を書く人間としての役割だと考えるようになった」という話をされていました。

その後に「主観ばかりの記事を書くと、読者の方から「そんなのは自分のブログでやれ」という意見を頂戴する事もある」という話が続くのですが、今回はその主観ばかりを垂れ流していきたいと思います。

ある意味、単なるファンの特権とでも言いましょうか。

「それはお前の推測だろ!」と言われそうな妄言を書き散らかしてやりますよ。

詳細なライヴレポートなどを期待されている方はごめんなさい。

詳しく書いてらっしゃる方のブログや音楽雑誌を読んでいただくか、もしくはエロサイトなどに飛んで良い時間を過ごされてください。

今回はそういうのは抜きで、来日公演を観て考えた事だけを書かせていただく回にしたいと思います。(おそらく次回もそんな塩梅です)

 

 

まずガンズにスラッシュとダフが戻って来た理由ですが、これはもうわからないとしか言いようがありません。

本人達が詳細な経緯を明らかにしていませんし、これからもするつもりはないのかもしれません。

スラッシュの言葉を借りるなら、アクセルとの間にあった緊張状態が“時間切れになった”のかもしれないし、口さがない連中の言う通り“お金のため”なのかもしれません。

 

 

ただ、リユニオンが発表されるよりも以前から、アクセルの前でスラッシュの話題はタブーではなくなっていたという話も聞きますし、本物かどうかわかりませんが、ハッキングされて流出したとされるベータさんのメールの中には『スラッシュとのリユニオンについて』というタイトルの物が散見されました。

スラッシュの方もリユニオンについては「Never say never(絶対に無いとは言わない)」という態度を表明するに留まっていましたが、きっとどこかの時点で直接的もしくは間接的な接触があったのでしょう。

今回のツアータイトルにもなった『Not In This Lifetime』は、スラッシュとのリユニオンについて訊かれたアクセルが発した辛辣すぎる言葉だという事はみなさんご承知の通りかと思われます。

そこまで言い切った相手と和解するという事に対し、「おいおい!アクセル、言ってる事と違うじゃん!」という向きもあるでしょうが、逆にあのアクセルがそこまで言い切った相手と和解した事にこそこのツアーの価値があると言っても過言ではないでしょう。

このツアータイトルを提案した人はまさに天才だと思います。

2016年4月1日、Troubadourの看板の画像を見た時は本当に震えました。

 

その経緯を考えれば、わたくしが西野カナのごとく震えたのも不思議ではないでしょう。

ガンズがロックの殿堂入りを果たした2012年4月、式典への参加を表明していたアクセル(とイジー)が直前になって出席を取りやめた時、全ガンズファンが絶望のどん底へ突き落とされました。

 

壇上に並んで立つ事すら出来ないのか

 

別に一緒に演奏して欲しいとまでは望んでいなかったのに。

アクセルとスラッシュが気まずさを押し殺して、無名だった自分達が築き上げた物に対して、そしてファン達に対して敬意を表するために式典に出席してくれればそれでよかったんです。

それすらも出来ないほどにこじれてしまった二人の関係。

この機会に少しでも関係が修復できれば、バンドなんて一緒にやらなくていいから、普通に友達として会話が出来る仲になれば…と思っていたわたくしのささやかな願いは完全に吹き飛びました。

これは最低でも10年はリユニオン無しだな…と思いましたよね。

みんなもそうだと思う。

 

そんな状況の中、おぼろげな噂が出始めたと思ったら、それがどんどんと真実味を帯びていき、ついに実現してしまったスラッシュとダフの復帰。

2015年の年末にはほぼ間違いが無い雰囲気になっていたとはいえ、やはりコーチェラ出演が発表された時には心臓止まるかと思いましたよね。

みんなもそうだと思う。

今まで「ガンズという洋服にはスラッシュなんてボタンは存在しないんだ!」くらいの事を言い続けてきたアクセルが、どこかのタイミングで「あ。これはボタンの掛け違いなんじゃね?」と気付いてくれたのではないか。

リユニオン後のステージにおけるあまりにも自然な二人の姿を見て、ふとそんな事を考えている自分がいました。

本当に自然に笑い合っているアクセルとスラッシュの姿に、「つまらない意地張ってないで、もっと早くに仲直りしたらよかったんじゃねーの?」と思うファンが続出したとかしないとか……

 

2016年4月からガンズだけではなく、あの世界最強のロックバンドAC/DCのフロントマンとして各地のステージで歌い続けたアクセル。

そのパフォーマンスを目にした誰もが感じたのは、アクセルのヴォーカリストとしての充実ぶりでしょう。

もちろんリユニオン以前が充実していなかったとは言いませんが、日によっては会場に到着したらスタッフからマイクを受け取り、そのままステージに上がる事もあったアクセル。

喉が温まるまで時間がかかるというレビューも少なくなかったように思えます。(しかし、低調な日でもNightrainになるとエンジン全開になる事が多いのが不思議)

 

そんな出たとこ勝負のアクセルを変えたのがAC/DCへの参加です。

楽曲によっては最初の一音からアクセルベタ踏みのようなエネルギーの出し方を求められるバンドであり、デビュー当時から多大な影響を口にしていた敬愛する大先輩バンドなので、万が一にも不甲斐ないパフォーマンスを見せる事など出来ないと考えたのでしょう。

改めてヴォーカルコーチに師事し、自らを徹底的に鍛え直すというストイックすぎる行動に出たアクセル。

しかも、「生まれて始めてリハーサルの恩恵を知った」と語るほど(まあ、これは半分ジョークですが)真摯な姿勢でAC/DCの楽曲に取り組んでいました。

 

フロントマンにアクセルを据えた全世界注目AXL/DC初日。

多くのガンズファンがペリスコ等でアクセルの勇姿を不安混じりに見守った事でしょう。

忠実なAC/DCファンからブーイングを浴びたりしないかしら…と祈るような気持ちで見つめていたツアー初日のポルトガル リスボン公演。

その心配は杞憂に終わりました。

それどころか…

 

アクセル、あんたはこんなに凄い子だったの!

 

いや、凄い人だというのは重々承知でしたが、本当に感服するほどのパフォーマンスでした。

アクセルみずから「一番タフな曲だ」と語っていた“Hells Bells”も見事に歌いこなしていました。

これはもうトレーニングの賜物としか言いようがありません。

35年以上の長きに渡りバンドの声を務めたブライアン・ジョンソンの後任というポジションは、少しでも不手際があれば熱心なAC/DCファンから大ブーイングを浴びてもおかしくないリスクの方が大きいような役回りですが、それを見事にやってのけたアクセルを心から誇らしく思ったのを覚えています。

しかも、世紀のリユニオンとも言われるガンズのツアーとほぼ同時期ですよ。

そんなのを引き受けて喉を潰すような事があれば、ガンズもAC/DCも共倒れになってしまうので、普通であればわざわざそのようなリスクを背負う馬鹿はいないでしょう。

 

しかし、それを引き受けてしまうのがアクセル・ローズ

しかも自分から「何か自分に手伝える事があるかな?」と連絡したといいます。

あの大事な時期にアクセルをこころよく送り出したバンドメンバーもさすがだと思いますが、背負わなくてもいいリスクを率先して背負いに行ったアクセルに拍手喝采を贈りたいです。

自分の身に置き換えたら絶対にそんな事出来ないですよ。

若くて気力も体力も充実していて、1週間に7回演奏しても大丈夫という状況ならともかく、アクセルはもう50代半ばですからね。

世紀のリユニオンを危険に晒す愚行だと非難されてもおかしくはないわけです。

 

なんでアクセルがそんなリスキーな仕事を引き受けたのかな…と考えてみたのですが、

これはもうAC/DCとそのファンのためだとしか思えないというのが結論でした。

ガンズが全盛期のラインナップで復帰するというタイミングで、自分の敬愛するAC/DCが不幸な出来事によりツアーを中止せざるを得ないという事が、アクセルの目にはとてつもなく理不尽に思えたのではないでしょうか。

振り返ってみれば、アクセルはいつだって理不尽にも権力に蹂躙される弱者のために売られてもいない喧嘩を買ってきた人です。

近年は動物や死刑囚といった自分の生活半径からはかけ離れた立場の人(や動物)のために立ち上がったりもしていました。

そんなアクセルですから、AC/DCが助けを必要としていると聞いて、反射的にファイティングポーズを取って立ち上がってしまったのだと思いました。

かつてはその脊髄反射的な喧嘩っ早さにより物議を醸してきたアクセルですが、今回ばかりはそれが良い方向に転んだように感じます。

 

今回のリユニオンツアーにおいてアクセルが絶好調なのは、AC/DCの助っ人を買って出た事と無関係ではないでしょう。

AC/DCのタフなセットを最後まで歌いこなすために受けたヴォーカルトレーニング。

これが非常に功を奏していると思われます。

このままAC/DCという偉大なバンドが永遠の眠りに就くとは思いたくありませんが、ブライアン・ジョンソンが不幸にも健康を損なった事が、アクセルのヴォーカリストとしての寿命を延ばす結果となったという事は否定しがたい事実である言えます。

歴史に「もしも」は無いというのは承知しております。

しかし、もしもブライアン・ジョンソンが健康を害する事がなければ、アクセルはヴォーカルコーチを雇って自らを徹底的に追い込んだでしょうか。

わたくしは無神論者ですが、ロックの神様がいるのであれば、随分と酷な事をするな…と思ってしまいます。

 

ベースのクリフも引退を表明し、アンガス・ヤング以外は総入れ替えとなってしまった形のAC/DCですが、世界最強のロックバンドとして再び戻って来る事を心から祈っております。

あれほどまでに感銘を受けるライヴを観せてくれるバンドはそういないですよ。

どんなバンドであれ、ライヴでの調子を掴むまでには多少なりとも時間を要するものですが、AC/DCは最初の一音を出した瞬間にグルーヴの尻尾をがっちり捕まえて、最後の一音を出し終わるまでそれを決して手放さないんです。

あの気持ちよさをひとりでも多くのロックファンに体験してもらいたい。

どうか復活してくれますように……

 

 

なんかAXL/DCの話ばかりになってしまったような気もしますが、次回はガンズの来日公演で感じた事をひたすらに垂れ流し、この『Welcome Back To The Japangle』シリーズを終わりにしたいと思います。

最後にわたくしが横浜アリーナで撮影し、よくわからない外人がネットに投稿してベータさんから「いいね!」をもらった  フォロワーさんから「よく撮れてるね!」とお褒めの言葉を頂戴した写真をシェアしてお別れいたしましょう。

見てください、アクセルのこのじっとりとした眼。

これを撮れただけでもわたくしがこの世に生まれてきた意味があるというものです。

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という訳で今日はここまで。

7月20日、ニューヨークのアポロシアターで一体何が起こるんでしょうか。

深呼吸しながらその日を待つ事といたしましょう。

アクセルは「遅刻して悪かったね」と言った

声を大にして言いたい。

どうも。僕です。

 

Yesterday There was so many things that I was never told

 

これはGuns N' Rosesの名曲“Yesterdays”冒頭の歌詞です。

英検準15級などと揶揄されるわたくしがざっくり訳すと「昨日、俺が教わった事のないものがたくさんあるって気付いたんだ」といったところでしょうか。

わたくしも昨日同じような体験をしました。

 

押しも押されもせぬ見事な天パーの持ち主であるところのわたくし。

朝起きると見事に頭が爆発しているのが常。

そのままではとても表に出れるような姿ではないので、朝の貴重な時間を使ってシャワーを浴びます。

朝シャン派、とでも言いましょうか。

 

昨日もシャワーを浴びようと思い、浴室の電気スイッチをカチッと入れると…

 

一瞬だけ眩い光を放って消えました

 

なにが

 

浴室の電気が

 

はい。電球切れです。

この家に越して来て初めての事態。

電球の買い置きなど無い家ですから、仕方なくそのままシャワーを済ませ、近所のコンビニエンスへ買いに行く事にしました。

 

なにを

 

浴室の電球を

 

焼けるような陽射しの中、熱中症になる危険も省みず近所のコンビニエンスへ。

日用品コーナーを見てビックリ。

売ってないのね。

 

なにが

 

浴室の電球が

 

このパターンしつこいですかね。

まあ、正確に言えば売っているんですよ。

ただし、LED電球なんですね。

高いじゃないですか。

 

なにが

 

価格が

 

こっちは200円300円の話だと思って来ているのに、LEDだ長持ちだ柔らかな明るさだとか言われて800円900円の話にすり替えられても困るんですよ。

そりゃあ長い目で見たらお得なのかもしれませんよ。

でもね、こちらは映画『WE ARE X』冒頭のYOSHIKIじゃありませんが、まさにThere's no tomorrowの心境で日々生きているわけですよ。

涙で明日が見えないんですよ。

 

いつの間にコンビニエンスで普通の電球が買えなくなったんですか。

そんな事、誰も教えてくれませんでした。

冒頭の“Yesterdays”の歌詞の如く、知らなかった事柄に打ちのめされましたよ。

みんなそんなにLEDがお好きですか。

 

滅多に泣かない人物として知られ、一部では「和製 中森明菜」の異名を欲しいままとし、「私は泣いた事が無い ハッハー フッフー」などと言って日々暮らしているわたくしですが、さすがにこれには泣きましたね。

ただただ泣きました。

気がつくと一人で泣いていました。

 

LED普及しすぎ、ダメ ゼッタイ

 

ちなみに先ほど紹介した“Yesterdays”の

 

Yesterday There was so many things that I was never told

 

という歌詞ですが、2008年発表の『Chinese Democracy』収録の楽曲“Better”では

 

No one ever told me when I was alone

They just thought I'd know better, better

(俺が一人ぼっちの時、誰も教えてくれなかった

あいつら、俺の方がもっとよくわかってるって思ってたんだろう)

 

と、“Yesterdays”よりも更に踏み込んで、その理由について言及しており、もしかしたらこの2曲の歌詞はテーマ的に関係している部分があるのかナーなどと思っているのがわたくしです。

まあ、そんな事はどうでもいいので、近所のコンビニでLED以外の電球を買えるようにしてください。

よろしくお願いいたします。

 

 

という訳で本日の本題です。

久々にガンズのBootlegを紹介していきたいと思っております。

本日のご紹介するタイトルはこちらっ!

 

『Bad Obsession』

 

1991年6月17日、ニューヨーク州ユニオンデールにあるナッソーコロシアムという会場における公演を録音したものだそうです。

まだ『Use Your Illusion』発売前でイジー在籍時、ツアー序盤の公演となります。

前座は当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったSkid Rowというハードロックファン垂涎のカップリング。

ちなみにわたくしは所有しておりませんが、同公演はビデオブートも存在おり、ステージ右側スタンド席からの撮影だと思われる映像を観る事ができます。

Youtubeに上がっているのは有名コレクターJohn.M所有の映像で、1991年のオーディエンスショットとしては極上と言える画質。これがリリースされたら迷わず購入してしまうであろう自分がいるのを否定できません。

余談ですが、ナッソーコロシアムという会場は野球場だと思っておりましたが、当記事を書くにあたり調べてみたところ、アイスホッケー会場として使われていた場所だそうです。

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(シンプルながらセンスの良いジャケット)

 

『Bad Obsession』を手に取った方が最も驚愕するのは、その裏面に記載されている収録曲でしょう。

こちらをご覧ください。

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なんと1曲目が“Ain't It fun”ですよ!

そうです。カバーアルバム『The Spaghetti Incident?』に収録されているDead Boysのカバー曲です。

『The Spaghetti Incident?』がリリースされたのは1993年11月23日。

それに先駆けること約2年半。

まさかライヴで披露していたという事実があったとは!

スタジオ盤でアクセルとデュエットしていたマイケル・モンローは飛び入り参加しているのか?

イジーが演奏する“Ain't It Fun”貴重すぎるでしょう!

 

興奮に震える手でディスクをプレイヤーに押し込み、再生ボタンを乱打します。

数秒のブランクの後、スピーカーから流れだしたのは観客達の興奮をはらんだ開演直前の空気感。

そして、いよいよ開演。

マット・ソーラムの勢いのあるカウントでスタートしたのは…

 

Perfect Crime!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ええ。単なる誤表記でした。

まだ『Use Your Illusion』発売前だったので仕方ないですよね。

メンバーのインタビュー等で判明していた「新作に入るであろう楽曲一覧」からそれらしいタイトルを拝借してきたのでしょう。

他の曲はすべて正しくクレジットされているので、基本的には優秀なブート業者さんだと言えます。

適当なところなんて、93年のライヴなのに思いきり曲名間違えてたりしますからね。

“Dead Horse”が“Keep Smilin'”という妙にポジティヴな曲名でクレジットされているのを見つけた時は全身が脱力いたしました。

そんな訳でして、このブートを中古盤屋さんで見かけても、「おっ!“Ain't It Fun”やってるじゃん!激レア!」などと言ってレジに持って行かないようにご注意ください。

やってません。

 

のっけからネガティヴな感想を述べてしまいましたが、本タイトルが購入に値しない糞ブートだと言っている訳ではありません。

むしろ逆です。

冒頭で少しバランスを欠く場面はありますが、全体を通して非常に安定した良い録音ですし、個人的に愛聴したタイトルであります。

この日の公演をブログで取り上げる理由。

それは

 

アクセルがめちゃくちゃ喋る日だから

 

という一点に尽きます。

あの有名な「Rolling Stone誌の最新号。あれは買うなよ!読みたかった盗め!」という発言が聞けるのもこの日です。

アクセルがよく喋るのはこの日に限った事ではない、というご意見もあるでしょう。

よくわかります。

ブートの定番92年シカゴ公演(Comaを演奏した日)でも、曲間に喋りまくるアクセルにメンバーがうんざりしながら立ち尽くしている姿を観る事ができます。

 

が、この『Bad Obsession』ではアクセルが曲中に喋り出す場面が何度かあり、メンバーが戸惑いながらも曲が破綻しないように頑張る姿が印象的なのです。

“Patience”のイントロでもいきなりアクセルが喋り出し、メンバーはアクセルの歌入りを待ちながらひたすらに演奏を続けます。

そして、この日の目玉はなんと言っても“Knockin' On Heaven's Door”でしょう。

これは間奏パートで唐突のアクセルの長いお話がスタート。

メンバー達もどこで曲に戻るかわからないまま、とりあえずビートをキープしながらアクセルが話し終わるのを待ちます。

ちなみにアクセルの「Get in the ring, motherfucker?」というフレーズも聴けるので、“Get In The Ring”大好きマンは必聴でしょう。

 

約3分に渡るアクセルの独演会(曲の途中です)。

マットが派手なフィルを何度も入れ、「さあ、ここから曲に戻りますよ!」という雰囲気を出すにも関わらず、それを無視するかのように延々と話を続けるアクセルが最高すぎます。

オフィシャルライヴ盤ならカットせざるを得ないようなバージョンですが、こういうのを聴けるのがブート盤の魅力。

わたくしもブート沼に沈まぬよう注意しながら楽しんでいこうと思います。

 

最後に余談の余談ですが、この日はアクセルが「この曲は“November Rain”だよ」と同曲を紹介します。

これってすごく珍しいのではないかナーと思いました。

教えてアクセルに詳しい人ーーーー!

 

数ヶ月ぶりのブログ更新となりましたが、やっぱりなかなか筆が進まないですね。

次は「Welcome Back To The Japangle Part4」が書けたらいいナーと考えております。

断片的なアイデアをメモした付箋がすごい数あるんですけどね…。

それをまとめる能力と根気が無いのがわたくしです。

では、またお会いいたしましょう。

 

あ。次の更新がいつになるかわからないから、このタイミングで言っておこう。

ガンズファンが企画したガンズイベントが来月あります。

タイトルは『Gunners Circus』。

7月16日(日)、原宿はストロボカフェという会場だそうです。

トリビュートバンドGuns Love Rosesさんのライヴ、音楽ライター増田勇一さんのトークショーも予定されております。

詳細につきましてはホームページをご参照ください。

 

mottinthislifetime

 

7月は『Appetite For Destruction』の30周年記念月。

みんなでお祝いいたしましょう。