I'm pixel art designer. My pixel art use my favorite things as motifs (music,film,animal etc...) and sometime I make merchandise for some musicians. pic.twitter.com/oZR9VrhHyS
オジーおよびオリジナルBlack Sabbath最後のライヴという貴重性、そしてMetallicaやGuns N' Rosesをはじめとするラインナップの豪華さによって4万枚のチケットは瞬く間に完売し、有料配信の視聴者数は全世界580万人にも達したという。そして、その580万人中の1人がわたくしである。
当日の模様は映画『Back to the Beginning: Ozzy's Final Bow』として来年初頭に公開されるという話なのだが、えらいレベルで泣き乱してしまう可能性があり、映画館で観るのを躊躇している自分がいる。「声出しOK上映」みたいな感覚で「泣き乱しOK上映」の回を設けていただきたい。よろしくお願いします。
LEVEL5のラウンジには専任DJが配置され、ガンズ周辺アーティストの楽曲などが流されていたようです。わたくしが一度だけちらりと様子をうかがいに行った際には、マイケル・モンローの“Dead, Jail or Rock 'N' Roll”がかかっておりました。マット・ソーラムやディジー・リード、テディ―“ジグザク”アンドレディアスのソロアルバムが延々と流れ続けるような空間ではなくて安心した次第です。
会員の方ならもうお気づきでしょうか。よりによってこの男、今年度の会員向け特典として制作された謎アイテム、Guns N' Rosesオルゴールを持参しやがったのです。造りのしょぼさ、当時の新曲“The General”という謎選曲、どのパートが演奏されているのか判然としないメロディの切り抜き方という三拍子そろったダメさ加減で、某氏に「捨てづらい不用品」とまで言いわしめた逆・殿堂入りアイテムです。
インターネットなどを上手に使って言葉自体の元ネタを調べてみたところ、どうやら映画『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』のなかの台詞に原型を求めることができるようで、同作のサウンドトラックにボブ・ディランの“Knockin' On Heaven's Door”が収録されていることを考えると、ガンズファンとしては点と点が線で繋がったような気分になるのではないでしょうか。なりませんか。どうですか。
スラッシュは2024年にソロ作『Orgy of the Damned』のリリースや、Slash featuring Myles Kennedy & the Conspiratorsとしてのツアーなど多忙を極めていたが、ガンズの新作に入る楽曲の多くが『Chinese Democracy』期のリメイクということであれば、ソングライティングにかかる期間はゼロになるため、ギターパートを差し替えるなどの作業をおこなう時間は捻出できるのではないだろうか。
ポスター完売のアナウンスが流れた直後、買えた人間の余裕と好奇心でメルカリのアプリを立ち上げ、「Guns N' Roses ポスター」と検索をかけてみたところ、なんと8万円での出品を発見。GOLD席のチケット代をこんな薄汚い方法で浮かせようとするんじゃないよ。マジで近いうちに人口統計から消える結果になって欲しいと思うし、みんなもそう思っていると思うし。
そう。5月5日に開催されるGuns N' Roses来日公演の発券が、去る4月28日からついに開始となったわけです。カレンダーがお手元にない、カレンダーを買うお金がない、カレンダーの存在を知らない、毛の短い雑種の猫、そのような方々のために蛇足ながら説明しておくと、公演日のちょうど1週間前から発券開始ということになるわけです。
ご紹介させていただいた記事「Hakken Open Air 2022」のなかでも触れているように、2022年来日時はガンズの公式ファンクラブNightrainの会員向け先行販売が非常に優秀で、最前列を含む良席がバンバン飛び出して「会員向けグッズはカスみたいなくせに さすが公式ファンクラブだぜ!」と有料会員を大いに満足させたのでした。
パンキッシュな"It's So Easy"、"Mr. Brownstone"や"Rocket Queen"に代表されるグルーヴ路線、王道ハードロック"Nightrain"もライヴの大定番。そしてのちに全世界を相手に繰り広げられることになる、アクセルの“世間 vs 俺”の構図は"Out ta Get Me"の歌詞などにすでに垣間見られる。
超攻撃的な"Right Next Door to Hell"と"Perfect Crime"があったかと思えば、イジー・ストラドリンのルーズさ丸出しの気怠い"Dust N' Bones"と"You Ain't the First"があり、さらには鍵盤やサックス、ハーモニカが映える華やかな"Bad Obsession"や"Bad Apples"まである。おもちゃ箱をひっくり返したかのような雑多感が本作の魅力だと言えるだろう。
そして“初心者殺し”かつ“究極のスルメ曲”と呼びたいのが、アルバム最後を飾る“Coma”である。スラッシュのペンによる10分超の大作で、聴くたびにジェットコースターのようなスリルと興奮を味わえるはずだ。その複雑さゆえに『Use Your Illusion』ツアーでは数えるほどしか演奏されなかった楽曲だが、2016年のスラッシュ復帰以降はレギュラー演奏曲化し、晴れて“レア曲”カテゴリーから外れることとなった。
『Appetite For Destruction』から音楽的に飛躍的な進化を遂げ、ブルーズベースのハードロックという殻をぶち破った本作も☆5個とさせていただく。
Use Your Illusion II (1991)
☆☆☆☆☆
『I』と比較するとややメロウな印象を受ける『Use Your Illusion II』は、先行シングル“You Could Be Mine”など既発曲が収録された関係か、『I』を抑えて全米チャート初登場1位を記録している。
その収録曲はといえば、いわゆるストレートなハードロック曲は“You Could Be Mine”くらいで、比較的シンプルな"Yesterdays"とボブ・ディランのカバーでライヴの定番"Knockin' on Heaven's Door"を除けば、残りは癖が強めの一筋縄ではいかない曲がズラリと並んだアルバムだ。
本来であれば『Use Your Illusion』で彼らが音楽的に到達した地点は、次のアルバムへ向けた中継地点となるはずだったのだと思う。『Appetite For Destruction』時代からミュージシャンとして成長・成熟し、その好奇心のおもむくままに広げた枝葉の中でどれがもっとも大きく育ったのか、我々がその成果を目にするのは次の作品だったはずなのだ。結果的に彼らの音楽的冒険がここで途切れてしまったのが残念でならない。
『I』と並んでガンズの傑作として永遠に聴き継がれるべき本作も☆5個とさせていただく。
The Spaghetti Incident? (1993)
☆☆☆☆☆
ギタリストがイジー・ストラドリンからギルビー・クラークに交代してから初となる作品は、メンバーが影響を受けた楽曲を集めたパンクカバー集。一部の楽曲は『Use Your Illusion』のために録音されたが、同作には収録されず『The Spaghetti Incident?』で日の目を見ることになった。
同作の収録曲で実際にライヴで演奏されたものはそれほど多くはないが、アクセル・ローズが敬愛するNazarethの“Hair Of The Dog”は1988年に、U.K. Subsの"Down on the Farm"は1990年にそれぞれ披露されており、元々レパートリーの一部としていた楽曲も含まれていることがうかがえる。
今回の来日公演で演奏が期待される楽曲が、New York Dollsの"Human Being"だ。ガンズは亡くなったミュージシャンの楽曲を追悼の意味を込めてカバーすることが多く、今年2月に亡くなったNew York Dollsのフロントマン、デヴィッド・ヨハンセンの追悼として同曲が演奏される可能性は十分にあり得るのではないだろうか。
オリジナルメンバーがアクセル・ローズだけとなっていた1999年、『Appetite For Destruction』および『Use Your Illusion』期に別れを告げるかの如くリリースされた2枚組ライヴアルバム。そのタイトル通り、1987年から1993年にかけての公演で録音されたライヴ音源を集めたもので、ライヴアルバムとしてはもちろんのこと、ベストアルバム代わりに楽しむことが可能な1枚である。
世界一有名な未発表作品と揶揄され、その完成すら疑問視されていた“幻のアルバム”『Chinese Democracy』がついに世に放たれたのは2008年11月のこと。オリジナルアルバムとしては1991年の『Use Your Illusion』以来、アクセル・ローズ率いる新生ガンズの新曲としても1999年発表の“Oh My God”から実に9年の月日が流れていた。
膨大な予算と時間が注ぎ込まれたにもかかわらず、本国アメリカではチャート1位を逃すなどガンズにしてはセールスが伸び悩んだ印象のある本作ではあるが、その内容は衝撃のデビュー作『Appetite For Destruction』に勝るとも劣らない大傑作である。超絶キャッチーなインダストリアル・ハードロック“Better”は新生ガンズの代名詞となり得たはずの名曲だし、後半のギターパートの凄まじさに声を失う壮大な"There Was a Time"、アクセルのセンチメンタリズムが炸裂する"Street of Dreams"や"Catcher in the Rye"もこの時期を代表する人気曲である。そして、とりわけ素晴らしいのがアルバムに最後に収録された美しさと激しさを併せ持つ“Prostitute"で、71分に及ぶこの傑作アルバムを完璧に締め括っている。