Stamp sells...But, who's buying?

11月最後の日。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

これはあくまで一例ですが、タレントのヒロミさんのWikipediaを音読もしくは黙読、そんな感じでお過ごしなのではないでしょうか。

あ、申し遅れました。僕です。

 

そんな申し遅れがちな僕ですが、前回投稿したDIR EN GREYの記事に多くのアクセスを頂戴しており、自分のことながら非常に驚いております。

↓ この記事です。 

sasayaki-okami.hatenablog.com

 

 

Twitterリツイートしていただいたり、直接コメントをいただいたり。

バンギャのみなさまを怖がるような内容だったのに、みなさん本当に優しくて感動している次第です。

アクセス数も当ブログ史上最高を記録し、「え!?1日でこんなに!?」とビックリしながら驚愕しつつ戦慄しているマイライフですよ、ええ。

人気のあるバンドを取り上げるとこんなにアクセス数が伸びるものなんですね。

今後はDIR EN GREYのメンバーのみなさんに足を向けて寝られません。

メンバーのみなさんがどちらにいらっしゃるかわからないので、基本的(ブラジル公演中を除く)には立ったまま寝ようと思っております。

 

まあ、僕はYoutuberでもなければタレントでもない普通の天パのおっさんですので、すごいアクセス数と言っても、それは“普通の天パのおっさん”にしてはすごいのではないかな? なかなかのものではないかな? というレベルです。

このあたりをはっきりしておかないと、いわゆるトップブロガーと呼ばれるすごい人に「ほっほー。私はトップブロガーだもんで、一日のアクセス数は2億…いや、7億PVを軽く凌駕。世界中からアクセスが殺到しすぎて毎日サーバーがダウンする始末ですよ。仕方ないのでブログをプリンターから印刷して、ファンのためにそれを駅前で朗読しております」などとマウントを取られ、内心では「それって毎日サイバー攻撃を受けているだけなのでは?」と思いつつ、それをおくびにも出さず「さすがですね」などとお世辞を言わなければならない状況になりそうなので、ここでそれだけははっきりさせておきたい。

つまり、トップブロガーには遠く及ばないが、普通の天パのおっさんにしてはなかなかのアクセス数ということですね。

よろしくお願いします。

 

そんな普通の天パのおっさんの僕ですが、恥ずかしながらLINEスタンプを販売中でございます。

10月の頭くらいから販売開始し、普通の天パのおっさんが作ったにしては結構買っていただいてありがたいことです。

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天パのおっさんが作った猫ちゃんスタンプ

 

まあ、薄汚いというか、生々しい話になって恐縮なのですが、今回のブログに対してTwitterなどで反響をいただいたことにより、このスタンプにも注目が集まるというか、華々しい脚光? まあ、そういう感じの光がある方向へ導かれる感じになるのではないかナー、という淡い期待? まあ、そういったものが無かったかと言ったら嘘になるわけです。

かといって、あまり大きな期待を抱くとロクな結果にならないというのは世の常ですので、もしかしたら嬉しい驚きがあったりするかナー、嬉しい驚きがあった場合は何を買おうかナー、などというさもしい気持ちを押し殺してLINEにアクセス。

スタンプの売り上げを確認する画面に飛びました。

そして僕は驚きました。

慄きました。

震えました。

「ええっ!?」と声が出ました。

ブログを更新したのが11月28日の正午あたり。

売り上げを確認したのが11月30日の正午あたり。

この2日間の間に猫ちゃんスタンプがどれだけ売れたのか。

その数字を包み隠さずご報告します。

(少し下にスクロールしてください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 1個

 

 

 

ふざけん 買ってくださった方、本当にありがとうございました。

これからも普通の天パのおっさんとして地道に生きていこうと思っております。

よろしくお願いします。

はじめてのDIR EN GREY

とても寒いですね。冬ですか。

バンドティーシャーツ1枚では厳しい季節がやってまいりました。

冬なら冬と早めに言っていただきたい。

毎日が冬型の気圧配置。

あ、申し遅れました。僕です。

 

そんな申し遅れがちな僕ですが、パリピの巣窟こと新木場Studio CoastDIR EN GREYを観てまいりましたので、この場を借りてご報告申し上げます。

ええ。あのDIR EN GREYです。

世間的にはV系バンドという括りに入るのでしょうか。

近年は海外での人気も凄まじいと聞いております。

 

僕が観たのは11月20日『This Way To Self-Destruction』と題されたツアーの最終公演です。

初めて彼らのライヴを観たのですけれど、結論から言えば

 

 完全にやられました

 

という感じですよ、ええ。

ファンの方がどのような認識で彼らの音楽を聴いているのかわかりませんが、僕の耳には超一流のメタルバンドとして響いております。

エクストリームメタル、プログレッシブメタル、ハードコア。

そこに加わる歌謡曲にも通じるような日本的なメロディ。

世界を相手に活動する上で、そのアイデンティティが大きな武器となっているのではないかナーと感じました。

映像も非常に効果的に使われていて、気が付けばその世界観に完全に引き込まれていたほど。

彼らのファンは“虜”と呼ばれているのですが、人生を捧げて追いかけてしまう人がいても不思議ではないな、と納得してしまうような圧巻のパフォーマンス。

このようなバンドが日本にいることを我々はもっと誇りに思うべきだし、世界で一番彼らを観る機会に恵まれている国であることに感謝するべきだと思います。

ありがたいことですよ。

「日本のバンドはねえ」とか「V系はねえ」などと敬遠しているあなた。

馬鹿を言うんじゃありませんよ、ワールドクラスのバンドですよ。

まあ、僕もちゃんと聴き始めたのは最近なので、あまり偉そうなことは言えないマイライフなのですが…。 

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パリピの巣窟 新木場STUDIO COAST

 

今年、ヴォーカリストの京さんの別バンドSukekiyoのライヴを観る機会がありました。(Not 犬神家の一族
SukekiyoはDIR EN GREYほどの激しさは無く、どちらかといえば耽美な世界観を持つバンドです。

あ、最初に断っておくと、僕はDIR EN GREYV系については超にわかなので、「こいつ、なんにもわかってねーなー」という部分があったらご容赦ください。

自宅を特定してボコりに来たりしないでください。

当ブログをSNSに晒し上げて「超にわかー。ウケるー」などと嘲笑しないでください。

私のお墓の前で泣かないでください。

よろしくお願いします。

 

で、なんの話でしたっけ。そう、Sukekiyoです。

彼らのライヴは歓声を上げたり、音に合わせて身体を動かしてはいけないというルールがあります。(※ スタンディング公演では身体を動かしてもいいそうですが…)

許されているのは、身動きひとつせず、ひたすらにステージを注視することだけ。

一般的にロックのライヴは、演者と観客が一丸となって場の空気を熱くしていく、というイメージがありますが、Sukekiyoはその理論を完全に拒絶している印象です。

絵画などの芸術作品がそうであるように

 

 芸術は、観察者がいなくても、芸術として成立している

 

目の前で演じられているにも関わらず、その観察者である自分は、そこに一切参加していない。

Sukekiyoのライヴを観ていて、そんな印象を持ったのは僕だけではないでしょう。

ステージと客席の空気が絶対に混じり合わないような、そんなライヴ。

とても興味深い体験でした。

この曲とかで身体を動かせないのは辛かったですけどね…。

DIR EN GREYのメンバーがやっているバンドとは思えない激キャッチー曲です。


sukekiyo - dorothy

 

 

それに対し、DIR EN GREYのライヴは完全に観客参加型。

京さんの「お前ら!ひとつになれんのか!」という煽りは、Sukekiyoとは完全にベクトルが逆である事を如実に表しているナーと思いました。

ひとりのミュージシャンがここまで正反対のベクトルを持つバンドを同時進行でやっているのは面白い。

かのリー・ドリアンだって超速グラインドコアNapalm Deathと超遅ドゥームメタルCathedralは同時にはやっていないというのに。

(リー・ドリアンがわからない方は是非ググってみてください。)

 

 

正直なところ、ライヴを観る前は非常に不安でした。

怖めのバンギャがたくさんいるんだろうナー、怖いナー、恐ろしいナー、ぶん殴られるかナー、と恐怖心に苛まれる日々を送っておりました。

ふと気が付けば検索エンジンに「バンギャ 怒られない方法」などというワードを打ち込んでいる始末。

しかし、蓋を開けてみれば、わりと普通のOLさんみたいな女の子もいるし、思ったよりも男性率も高かったりしたのでひと安心。

 

なぜそんな恐怖心を抱いていたのかと申しますと…

ライヴの予習のためにプレイリストを組んでiPodで聴いていたのですが、その中に“腐海”という楽曲のライヴバージョンが含まれておりました。

まあ、ライヴ音源なので当然、観客の声が録音されているのだけれど、演奏が終わったあたりに収録されている「ダイダイダイダーーーイ!!!!」という女性ファンの鬼気迫る絶叫に心揺さぶられてしまいまして、こんな現場に行ったら命が無いのではないかと危惧した次第です。

もちろん「ダイ」というのは「死ね」という意味ではなく、DIR EN GREYのギタリストであるDieさんのことだと推測されますが、どちらの意味であったとしても「怖いナー。恐ろしいナー」と素人のおっさんに思わせるような凄みがその叫びにはあったわけであります。

実際、こうして無事にブログを書いている自分がいることからもわかる通り、怖いバンギャに殺されたり、腕を折られたり、背中に剃刀でバンドロゴを刻まれたりすることも無く、楽しくライヴを観て帰って来ることが出来ました。

同じような理由で参加を躊躇している方がいらっしゃったら、そっと肩を抱いて「大丈夫だよ。Everything's gonna be alrightだよ」と曽我部恵一さんの声で囁いてあげたい心境であります。

 

僕がDIR EN GREYに興味を持ち始めたのは、2009年頃だったでしょうか。

その前年にリリースされた『UROBOROS』というアルバムが、ヴィジュアル系の枠を超え、ヘヴィロックの名盤として各種メディアで絶賛されているのを目にしたのがきっかけでした。

しかし、ものぐさな僕がすぐにレコード屋へ走るような事はなく、数年後に中古CDを手にしたのがDIR EN GREY初体験だったと記憶しております。

UROBOROS』の2曲目に収録されている“VINUSHKA”という楽曲。

この楽曲の凄まじさに完全に打ちのめされましたよ、あたしゃ。

9分を超える大作にも関わらず無駄なパートが無いという点では、僕の敬愛するGuns N’ Rosesの名曲“Estranged”を彷彿とさせる部分があります。

凍てつくシベリアの大地を彷徨うかのような冷たく硬質な音は、聴いているだけで体感温度が下がりそうなほどにリアリティを持って耳を蹂躙してくるのです。

 

 これは他のアルバムも聴かないといけませんね、奥さん。

 

いわゆるV系にあまり興味の無かった僕にそう誓わせるだけのクオリティを備えたアルバムでした。

しかし、ものぐさな僕がすぐにレコード屋へ走るような事はなく、そのまま数年が経過。

DIR EN GREYは気になる存在の筆頭でありながら、僕の心の中の「ちゃんと聴いてみたい枠」に押し込まれておりました。

この枠に入っているバンド、なぜかCD屋さんにいる時にはすっかり忘れちゃうんですよね…。

帰って来てから「あ!あのバンドのコーナー探すの忘れてた…」となってしまう…。

 

そんな状況に変化が起こったのは去年9月。

彼らは10枚目のスタジオアルバム『The Insulated World』をリリース。

アルバムの一番最後に収録されている“Ranunculus”という楽曲を聴いて、“VINUSHKA”以来の衝撃を受けました。

個人的にはバラードとは呼びたくないけれど、そう形容する人がいてもおかしくないような綺麗な曲です。歌詞も素晴らしい。

またしてもGuns N’ Rosesを引き合いに出すのも芸がありませんが、彼らの2008年作『Chinese Democracy』収録の“Prostitute”のように、アルバムの最後に入っている事に意味がある、という性格の楽曲だと思いました。

“VINUSHKA”と“Ranunculus”によって僕の心の壁は完全に崩落。

アルバムを買い集める事になりました。

 


Dir En Grey - Vinushka (Uroboros Remastered & Expanded)


DIR EN GREY - 「Ranunculus」(Promotion Edit Ver.) (CLIP)

 

 

とりあえず一通り聴いてみて思ったのは、

 

 音楽性の進化が凄い

 

これに尽きます。

失礼を承知で言えば、初期作品を聴いた限りでは、このバンドが将来的に“VINUSHKA”を書くようになるとは微塵も思えません。

むしろ「絶対に書かない」と断言した方が安全ではないかと思えるほど。

メンバーが変わっていない事を考えると、途中で何か突然変異でも起こったのかな?と思ってしまうほどの進化。

よくミュージシャンが「同じアルバムは作らない。それが聴きたいんだったら、そのアルバムを聴けばいいじゃないか」という意味の事を言いますが、DIR EN GREYはその精神を完全に体現しているバンドでしょう。

自らの音楽性を刷新し、未知の領域に足を踏み入れて行く勇気に感動すら覚えます。

いつの日か、彼らがそのキャリアに終止符を打つ時が来たら、自分たちがどれだけの人気を獲得したかではなく、自分たちが音楽的にどこまで到達する事が出来たか、その点を誇りに思うバンドなのではないでしょうか。

そして、これほどまでに音楽性が変わり続けるバンドを理解し、愛し続けるファンも凄い。

自分の好きなバンドの新作が想像していた物とは異なっていた場合、DIR EN GREYのファンの姿勢で向かい合っていきたいナーと誓いました。今、ここに誓いました。

 

 

今回のツアー『This Way To Self-Destruction』開幕に先駆け、シングル『The World Of Mercy』がリリース。

このシングルは次回作のリード曲ではなく、アルバム『The Insulated World』を完結させるために書き下ろされた楽曲とのこと。

同アルバムにはわりと短めの楽曲が多数収録されていましたが、『The World Of Mercy』は10分22秒というプログレばりの大曲。

アルバムを終わらせるための曲を追加で出すというのもあまり聞いた事がありませんし、10分超えの楽曲をシングルで切るというのも異例ですが、常識に囚われないあたりが彼ららしいとも言えます。

静かな立ち上がりから徐々に盛り上がっていき、最後はすべてを焼き尽くすような絶叫の後、聖歌隊のような荘厳なコーラスで世界の幕が閉じるような構成になっています。
実際に聴いてみると10分という長さを感じさせないのはさすが。

ライヴで聴いた時も、その世界観に圧倒され、気が付いたらエンディングを迎えていました。

 

今回のツアーで僕が一番楽しみにしていた“Ranunculus”は、本編最後に満を持して演奏されたのですが、驚いたのは京さんの歌い方。

スタジオ音源とはまったく異なり、感情をむき出しにした荒々しい歌い方に鳥肌が立ちっぱなしでした。

聴き慣れた音源と違う違和感よりも、本当はこういう歌い方をされるべき曲だったのかもしれない、と思わされてしまう説得力。

「自分を偽らずに生きるべきだ」という内容の楽曲だと理解していますが、スタジオ音源を聴いた時にイメージした物とはまるで違った風景が脳裏に広がりました。

スタジオ音源が「自分らしく生きていこうよ」と優しく背中を押してくれる雰囲気だとしたら、ライヴバージョンはいきなり横っ面を張り飛ばされて、「こんなところでぼんやりしてたら死んじまうだろ!」と行動を強いられるような、焦燥感を煽られるようなテンション。

今まで見えていたのどかな風景が一変し、実は銃弾飛び交う戦場の真っただ中にいた、くらいのインパクトでした。

歌い方ひとつで見える風景がここまで違うものか…。

 

『The Insulated World』と『The World Of Mercy』という作品タイトルからもわかるように、「世界」という単語がキーワードなのでしょうか。

『The World Of Mercy』をそのまま解釈して、「京さんはこの現実世界に慈悲を見出しているのネー」などと受け止める人はいないだろうし、実際、今の世界は「慈悲」という言葉からは遠い状況のように見えます。

自分という存在が、それを取り巻く世界をどのように認識するのか。

それがテーマなのではないか。

僕はライヴを観ながらそんなことを考えておりました。

 

“同じ対象でも見る角度によってまるで違った物に見える”という意味の「コインの裏表」という比喩があります。

この世界の良い面だけを見て、「慈悲の世界だ」と言う事も出来るだろうし、逆に、人と人とが分かり合えない光景を見て「隔絶された世界だ」と言う事だって出来るでしょう。

Followers”という楽曲の演奏中には、ステージ後方のスクリーンに「No matter how cruel the world is」(だったと記憶しているのだけれど。違ってもぶん殴りに来ないでください)という文字が映し出されていました。

「この世界がどれほど残酷だったとしても」という意味でしょうか。

そのフレーズを目にして思ったのは、

 

 僕らがどんな風に世界を解釈したところで

 世界の在り方っていうのは変わらないんだ

 

ということでした。

個人が世界を変えることは出来ないし、見る角度を変えたところで対象の本質が変化するわけではない。

コインを表から見ようが裏から見ようが、コインはコイン。

その事実を変えることは出来ません。(少なくとも、見ているだけでは)

ただ、自分自身を変えることは出来るわけで、

 

この残酷な世界と対峙する勇気、熾烈な世界を生き抜いていく覚悟を持つんだ


というメッセージを(勝手に)受け取ったような気がして背筋ピーンとなり、もしかしたら後ろで観ていた人に「うわ。こいつ急に背が伸びた?」と不審に思われたかもしれません。

 

そこで唐突に思い出したのが、アメリカのラップメタルバンドLimp Bizkitの“Take A Look Around”という楽曲です。
僕自身がLimp Bizkitの熱心なファンだった事は一度も無いのだけれど、この曲の歌詞にすごく好きな一節があるのでご紹介しましょう。

 

 Everybody want to run
 Everybody want to hide from the gun
 You can take a ride through this life if you want
 But you can’t take that edge off that knife

 

英語の出来なさぶりにかけては右に出る者がいないと評判の僕が訳してみますよ。

僕の解釈はこんな感じです。

「ぜんっぜんちげーよ馬鹿」と思っても嘲笑ったり殴りに来たりしないでください。

わりと傷つきやすいマイセルフなので。

 

 誰もがみんな逃げたがってる
 誰もがみんな銃口から身を隠したがってる
 お望みならこの人生を楽に乗り切る事だって出来るけど
 ナイフの刃を鈍らせる事なんて出来ないんだぜ

 

どうですか。

めちゃくちゃかっこいいでしょう。

お前らが覚悟を決めずに逃げ回っていたとしても、世界の残酷さ(ナイフの切れ味)が和らぐわけじゃないんだぜ、というわけです。

人間どうしても楽な方へ行きたくなりがちですが、“The World Of Mercy”の最後で「無様でも良い 血を流せ お前は生きてる」と歌われているように、過酷な現実に呑み込まれないように覚悟を決めて生きていかないといけませんね、奥さん。

 

 

えー。最後にライヴの感想をひとことでまとめると

 

 

 「ダイダイダイダーーイ!!!!!」は聴けませんでした

 

 

これに尽きます。悔しいです。

来年2020年、DIR EN GREYは『TOUR20 疎外』と題された国内ツアーに出るようです。

興味のある方は是非。

次は“VINUSHKA”聴けるといいよネー。

あ。「ダイダイダイダーーイ!!!!!」も聴きたいです。

よろしくお願いします。

猫ちゃんのおしゃべり酒場(3)

想像を絶するブログの更新頻度の遅さ。

どうも。僕です。

柄にもなく時事ネタを使ってみた僕です。

 

今日はですね、

知っている人は知っているし、知らない人は知らないであろう話をします。

僕はですね、実を申しますと

 

 

 極度の方向音痴なんです。

 

 

知っている人は知っていたでしょう。

知らない人にとっては初耳だったでしょう。

これがはたして、文字を大きくしたり、色を変えたりするほどの話なのか。

それは誰にもわからない。

 

というわけで、第3回を迎える『猫ちゃんのおしゃべり酒場』の本日のテーマはこちら。

 

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はい。みなさん、もうおわかりですね。

 

 

 初めて行くライヴ会場、難しすぎ問題

 

 

でございます。

方向音痴のみなさまには大いに共感していただける話題なのではないでしょうか。

 

好きなバンドが演奏する会場が初めて行く場所だと気付いた時の絶望感。

会場のホームページを開いて「アクセス」をクリックした時に出る地図。

それを眺めて舌打ちひとつ。

 

 

 細部を端折りすぎなんじゃ!!!

 

 

方向音痴をナメんなよ、おい。

緩やかにカーブしている道を直線で表現するんじゃない。

もっと目印を配置しろ。

もう潰れた店をそのまま記載しておくな。

「〇〇が見えてきたら逆に向かっています。駅まで戻りましょう」くらいの事は書いてくれ。

こちとら方向音痴なんじゃ、コラ。

 

 

我々のような方向音痴は、開場時間の1時間前には最寄り駅に着いていないと不安なんですよ。

いや、そのくらいの余裕があっても拭い去れない不安感。

方向音痴じゃない人にはわからないでしょうね。

我々の苦しみは。

 

地図には「〇〇駅の北口を出て~」と書いてあるのに、どういうわけか西口に出てしまう。

そんなのは日常茶飯事です。

このような場合、「はいはい。まずは北口を探しますよ」と移動を開始するのですが、歩いているうちに北口どころか駅すらも見失ってしまう始末。

運転手に嫌な顔をされてもいいからタクシーを捕まえて北口に戻りたい。

そんな気持ちになるのです。

それが方向音痴。

舐めないでください。

 

 

地図をまともに読めない我々ですから、自力で行こうなんて考えちゃいけません。

しかし、一緒にライヴに行ってくれる友達(ただし、方向音痴ではない)がいつもいるとは限りません。

でも大丈夫。

そういう時に使えるテクニックをお教えします。

 

まずは会場の最寄り駅にたどり着きます。(ここまでは死ぬ気でやってください。)

駅の構内をうろうろして、これから観に行くバンドのTシャツを着ている人(もしくは同系統のバンドのTシャツでも可)を探します。

そのような人を見つけることができれば、もう会場にたどり着いたも同然。

なぜならその人も同じ会場に向かうに違いないからです。

怪しまれない程度に距離を空けて後ろをついて行きましょう。

(※ あまり距離を空けすぎると途中で見失ってしまい、見知らぬ街で迷子になってしまうので注意してください)

 

ただし、この方法にはひとつだけ欠点があります。

それは季節に関連することなのですが、みなさんおわかりでしょうか。

そう。冬場に開催されるライヴの場合、

 

 

 コートでTシャツが見えない

 

 

という大問題が発生するのです。

方向音痴の我々は、冬になったら初めて行くライヴ会場は遠慮しておくしかありません。

雰囲気だけで判断するという手もありますが、Tシャツほどの決定打には欠けますので、“最悪、道に迷って行き倒れてもいい”という覚悟が無い人はやめておきましょう。

 

というよりも、方向音痴ではないみなさん。

冬場のライヴでも上着を着ないくらいの根性を見せてください。

バンドTシャツ1枚で会場まで行きましょうよ! ね?

それが我々方向音痴からのお願いです。

よろしくお願いします。

 

あとですね、もうひとつ注意しておきたいことがあります。

猫ちゃんもイラスト内で言っておりますが、先導者として頼りにしていた見知らぬ人が

 

 

 途中で牛丼屋に入る

 

 

という悲劇的なパターンもあります。

このパターンをわたくしが体験したのは、2005年のAdler's Appetite来日公演。

高田馬場駅でそれらしいファンを見つけて尾行を開始したのですが、その人がおもむろに松屋に入店してしまい、往来でしばし茫然。

まだ目的地がどこかわからないのに、カーナビが「目的地周辺に到着しました」と勝手に案内を終了してしまったような悲しみに襲われました。

なんたる悲劇。

 

方向音痴ではないみなさん。

食事は最寄り駅に着く前に済ませて来てください。

それが我々方向音痴からのお願いです。

よろしくお願いします。

猫ちゃんのおしゃべり酒場(2)

ホップ、ステップ、僕です。

各地に大きな爪痕を残した台風19号、みなさまはご無事だったでしょうか。

我が家は幸いにも被害を免れましたが、亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、今も不自由な生活を余儀なくされている方々が1日も早く日常を取り戻せる事を願うばかりです。

今回の件で改めて痛感したのは、災害に対する備えの重要性。

特に大地震は台風とは違って正確な予測が難しいので、日ごろから備えておくことが重要ですね。

近い将来必ず起こると言われている大地震

5分後には自分が被災している可能性だって否定できないですよね。 

被災を免れることは難しくても、被災した後の困りごとをひとつでも減らすために今から準備をしていこうと思った秋の日です。

 

台風19号が日本列島を襲った10月12日。

やむをえず中止・延期となったイベント等も多数あったようです。

前回の記事でご紹介したGuns N' RosesのファンイベントGunners Circus(通称:ガナサー)もそのひとつでした。

 

sasayaki-okami.hatenablog.com

 

幸いなことに、ガナサーは中止ではなく別日程へ振り替えとなったようです。

日程をふたつに分割し、

 

 【カフェ】

 10月27日(日)

 11:30-16:00

 

 【ライヴ】

 12月1日(日)

 15:00-20:00

 

それぞれ中野の会場で開催されます。

詳しくはガナサー公式サイトよりご確認ください。

振り替え日程は天候に恵まれますように…。

 

【Gunners Circus 2019公式サイト】

https://gunnerscircus.wixsite.com/2019

 

 

そして、今回は『猫ちゃんのおしゃべり酒場』第2回をお送りします。

第2回のテーマはこちら!

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えー。スタンディング形式のライヴにおけるハイヒール問題でございます。

密集したスタンディングエリア、ふとフロアに目を落とすと、自分の前に立っているお姉さんのお履物がハイヒールだと気付き、一刻も早くその場から移動したくなった…なんていう経験は無いでしょうか。

踏まれたら足の甲が砕けるよ!

なんでスタンディングのライヴでその靴をチョイスしたん!

 

背が低くてステージが見えないからヒールの高い靴を履きたい?

 

いや、それはよーくわかります。

僕も低身長系男子なので、ステージがよく見えないこともしばしばあります。

 

でも、それならハイヒールじゃなくてもよくないですか?

あまつさえ、そのハイヒールを履いた状態でジャンプしなくてもよくないですか?

靴底が分厚い&フラットな靴ならもっと動きやすくないですか?

 

よほど無礼&下手糞なモッシュやダイヴじゃない限りは(主催者側が言うところの)危険行為には寛容な僕ですが、ハイヒールに関しては本当にご勘弁いただきたいと声を大にして言いたい。

(あ。デカい図体して何度もステージダイブを繰り返すやつ、お前は別だ。2回目以降は受け止めない。)

 

あれは何のライヴだったか…。

奥田民生さんの新木場Studio Coastだったかな。

整理番号が良くなかったので後ろの方の空いたスペースでまったり観ていたら、前に立っていたお姉さんが楽しそうにジャンプ開始。

まあ、いいライヴだったから気持ちはわかるし、ジャンプすること自体にまったく問題は無い。

しかし、ジャンプしながら少しずつ後ろに下がって来ているのは問題だ。

(今回のテーマとは別に、【ライヴ会場で前に立っている人が少しずつ後ろに下がって来る問題】はいつか論じなければならないと思っている。)

 

まあ、普通体型のお姉さんだし、ぶつかられたところで大した問題はあるまい、と思っていると…

 

 

 信じられないほどの激痛 in my 足

 

 

悲鳴を上げることすらできず、反射的にお姉さんを突き飛ばしておりました。

お姉さんの足元を見るとハイヒール。

これはアカン。

かと言って、怒りに身を任せてお姉さんを怒鳴りつけたり、髪の毛を掴んで引きずり回したりするのも本意では無い。

怒りと痛みに耐えて奥田民生さんのライヴを観るしかなかった無力な僕です。

 

何かフォローをしなければいけないと思ったのか、曲間になったらお姉さんが俺の耳元に顔を寄せて「ごめんネ!」とサバサバしたいい女風に謝ってきたのだけれど、足を踏まれた事よりもそれが一番ムカつきました。

ぶっ殺すぞこのブス 髪の毛を掴んで引きずり回しそうになった瞬間。

謝り方大事。

 

えー。女性のみなさまにおかれましては、色々な事情がおありかとは存じますが、スタンディングのライヴ会場ではハイヒールをご遠慮いただくか、どうしても履かなければいけない場合は周りのお客さんにご配慮いただければと幸いです。

猫ちゃんの足が折れたら大変でしょう。

動物愛護の観点からもよろしくお願い申し上げます。

世の女性陣を敵に回してしまうようなブログになっていないか心配ではありますが、ライヴを愛する一市民として問題的させていただきました。

今後とも当ブログをよろしく哀愁です。

Gunners Circus開催されるってよ

どうも。僕です。

みなさん、ポエム詠んでますか。

小泉進次郎ポエム担当大臣のように素敵なポエムを詠んでいきたいものです。

今日もセクシィにやってまいりましょう。

というわけで、本日の話題はこちら。

 

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そう。Gunners Circusであります。

2019年10月12日、中野で開催されるイベントです。

ご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、基本的なところから説明してまいりましょう。

 

Gunners Circusとは?

 

Gunners Circus(ガナーズ・サーカス)は、米国のロックバンドGuns N' Roses(以下、GN'R)のファン有志によるアートイベント。

2017年から毎年開催されており、今年で3度目の開催となります。

主な略称として、ガナサー、ガンサー、木下大サーカスなどがありますが、主催側から「この略称を使って欲しい」というオフィシャルな見解は今のところ無いようです。

ちなみに“ガナー”とはGN'Rファンのことを指します。

 

イベントの内容は

 

 ・ファンアートの展示

 ・オリジナルグッズの販売

 ・レアグッズの展示

 ・トークショー

 ・トリビュートバンドGuns Love Rosesの生演奏

 

などがメイン。

基本的に入場は無料となっております。(ライヴなど一部の企画は有料。)

 

 

Gunners Circusの歴史

今回でまだ3回目という歴史の浅いイベントですが、この場を借りて過去2回の内容を簡単に振り返っておきましょう。

毎年開催テーマが異なるのもGunners Circusの特徴のひとつです。

 

記念すべき初回開催日は、2017年7月16日。

会場は原宿ストロボカフェ。

同年1月下旬、奇跡の(半)リユニオンを果たしたGN'Rが、『Not In This Lifetime Tour』と銘打ったツアーで日本ツアーを敢行しました。

その感動の記憶を形にしたいという趣旨で開催されたのが、初年度のGunners Circus。

この年のテーマは、本家GN'Rのツアー名のパロディで『Mott! In This Lifetime』というダジャレ物でした。

GN'RトリビュートバンドGuns Love RosesのベーシストDuffy氏による発案だったと記憶しております。

 

日本ツアーの余韻のせいなのか、初年度のGunners Circusはスタッフの予想を遥かに上回る動員を記録。

正直なところ、時間帯によっては会場がかなり手狭に感じられたほどでした。

イベントの内容を子細に紹介することは控えますが、幸いなことにGunners Circusは初年度から公式ホームページが残っていて、当日の様子などはそちらで確認することができます。

興味のある方は下記のリンクをご参照ください。

余談ですが、この年は“ロックをモチーフとしたフラワーアレンジメント”という斬新な企画があり、そちらも多くの参加希望者で大盛況でした。

“ロック+何か”というコラボ企画にはまだまだ可能性があるナーと思った次第。

 

Gunners Circus初年度の公式ホームページ

ladybeeinthesky.wixsite.com

 

 

第2回は2018年10月6日、原宿スペースでの開催。

初年度から連続して原宿で開催されたことから、Gunners Circus=原宿というイメージを抱いた方も多かったのでは。

この年のテーマは『アぺ箪笥フォーディストラクション』。

唐突に飛び出した“箪笥”という生活感漂うワードに戸惑った方もいるかもしれません。

「えっ…箪笥? GN'Rってハードロックじゃないの? 四畳半フォークのグループなの?」などと不幸な誤解が生じるといけませんので、ここで少しばかり補足をしておきましょう。

 

2018年7月、GN'Rのデビューアルバム『Appetite For Destruction』のリマスター版が、リリース31周年という微妙なタイミングで発売されました。

(まあ、これに関しては“全米1位を獲得してから30周年”だったという言い訳もできるのですが…)

複数のフォーマットで発売されたリマスター版『Appetite For Destruciton』。

その商品ラインナップの中に『Locked N' Loaded』という豪華ボックスが含まれており、その外観は日本人の目からするとどう見ても箪笥としか形容の出来ない代物。

そうなると『Locked N' Loaded』という正式名称はどこへやら、一部ファンの間では“箪笥”という愛称が完全に定着することに。

日本国内での販売価格が15万円だったぼったくり箪笥こと『Locked N' Loaded』の中身が見られる、というのも第2回Gunners Circusの目玉企画のひとつでした。

 

この年のイベント内容についても、初回と同様、下記の公式ホームページをご覧ください。

またまた余談ですが、GN'Rの日本における初代担当ディレクター佐藤淳氏と音楽ライター増田勇一氏のトークショーが濃密で素晴らしかったんです。

佐藤氏は披露してくださった話のいくつかは、今までどこのメディアにも出ていないものだったのでは…。

 

第2回Gunners Circus公式ホームページ

gunnerscircus.wixsite.com

 

 

今年はガンズカフェ

3回目となる今年のテーマは『ガンズカフェ』。

まさかの飲食イベントです。

とはいえ、実はそんなに突飛な話ではないのです。

Gunners Circusは「ガンズ喫茶みたいなお店やりたいね!」という話から発展したイベントで、第3回目にしてようやく本来の形を実現できた、とも言えます。

 

また、今年は2部構成となっており、1部と2部で会場が変わるという初の試みも。

1部は“GUNSBUCKS CAFE”と銘打たれ、GN'Rをモチーフとしたカフェメニューの提供、関西のコレクター秘蔵のレアTシャツ100枚(!)展示、ファンアート展示、オリジナルグッズ販売という内容。

予約不要で入場無料なので、何かのついでにフラッと立ち寄るだけでもGN'Rファンにとっては大いに楽しめる時間になるのでは。

第1部終了後、会場を移して開催される第2部は“GUNS N' ROSES RESPECT SHOW”

こちらは有料で完全予約制ですが、GN'RトリビュートバンドGuns Love Rosesのライヴをたっぷり(タイムテーブルでは90分のショーの予定)と堪能することができます。

本家GN'Rへの溢れんばかりの愛とマニアックなこだわりが素晴らしいGuns Love Rosesのライヴ。

未体験の方はこの機会に是非。

 

最後に今年のGunners Circus公式ホームページを貼っておきましょう。

会場の場所の確認等はもちろん、ライヴの予約もホームページから行うことができます。

Twitterアカウントのフォローも是非。

 

gunnerscircus.wixsite.com

 

スタッフではない僕が言うのもおかしな話かもしれませんが、GN'R愛だけで成り立っている楽しいイベントです。

最初から最後までガッツリ参加してくださいとは言いません。

フラッとカフェに立ち寄って、ファンのみなさんとGN'R話に花を咲かせるだけでも楽しいはずです。

2019年10月12日、中野でお会いしましょう。(当方、極度の人見知りです。)

猫ちゃんのおしゃべり酒場(1)

10月ですね。オクトーバー。

2019年度の下半期スタートというわけです。

あ。申し遅れましたが、僕です。

薄々お気付きの方もいたでしょうか、僕ですよ。

 

上がりましたね。

 

なにが。

 

消費税が。

 

 

8%から10%へ。

いやー。食料品などは8%に据え置きとはいえ、やっぱり購入金額の1割が税金ってつらいですよ。

だって、同じ値段の物をたくさん買おうとしたら、11個分の値段で10個しか買えないのよ。

11個分の値段を支払ったはずなのに手元には10個しかない…なんて怪談チックな話じゃないですか。

消費税こわい。

 

 

さあ。ここからが本題ですよ、奥さん。

僕はですね、Twitterで『猫ちゃんのおしゃべり酒場』シリーズというのを不定期で投稿しております。

猫ちゃんがバーのマスターを相手に不平不満などを漏らすという内容のイラストです。

まあ、落書きレベルのイラストではありますが、僕のツイートの中では唯一それなりの反応をいただけるコンテンツとなっております。

いわゆる“バズる”というほどではないにせよ、普段のツイートの数倍~数十倍は反応をいただけて嬉しい限り。

基本的にイラスト1枚+内容を補足する文章で内容は完結しているのですが、そのイラストの再利用でブログも1本書けないかナーという薄汚いアイデアが浮かんでしまったのです。

我ながらあさましいと思うけれど、自分で描いたものだからいいでしょう?

 

 

というわけで、記念すべきブログ版『猫ちゃんのおしゃべり酒場』のテーマはこちら。

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はい。景気浮揚策の話です。

消費増税で落ち込みそうな消費をどのように伸ばしていくのか。

そんなことを真剣に考えてくれている猫ちゃんです。

 

僕のTwitterやブログを見てくださっている方は音楽ファンが多いと思います。

音源を聴くだけではなく、ライヴ会場に足を運ばれている方も多いのではないでしょうか。

五感すべてで音楽を堪能できる至福の時間。

それがライヴです。

 

愛するアーティストの素晴らしい演奏を聴けたあなた。

汗や涙、鼻水などの体液にまみれ、心底満足して会場を後にすることでしょう。

一生忘れることのできない大切な思い出です。

しかし、そんな思い出とは別に記念品が欲しくなってしまうのが人情。

今日という素晴らしい日を形ある物で残しておきたい。

 

 

そんな人のためにあるんです。

 

なにが。

 

物販コーナーが。

 

 

ええ。いわゆるアーティストグッズというやつですね。

人気アーティストのライヴではグッズを買うために長蛇の列ができることも珍しくありません。

売られている物は多岐に渡りますが、定番はTシャツとタオル。

珍しいケースではカステラなどの食料品が販売されることもあります。

 

好きなアーティストの関連商品。

自分が観たライヴの思い出の品。

そんな条件がふたつも重なったらファンなら買わざるを得ません。

ていうか買わせてください、という心境です。

 

ライヴという非日常な雰囲気も関係あるのでしょうか。

ついつい買いすぎてしまうこともしばしば。

ライヴは人の判断力を狂わせる不思議な力があるようです。

 

これはハードロックやメタル系のバンドに顕著なのですが、アーティストグッズのデザインがダサいんです。

いや、もちろんは例外はありますよ。

しかし、99.5%くらいの割合でダサいと断言しても過言では無いレベルでダサい。

喜び勇んで買ってきたTシャツをですね、翌日あたりに冷静になって眺めてみると…

 

 

  これ…いつ着るのよ…?

 

 

と愕然としてしまうほどのダサさに打ちのめされます。

買った自分に絶望してリストカット 「本当にかっこいいと思って作ったんですか」とバンド側に問い合わせメールを送りたくなるほど。

近年では、Iron Maidenの来日公演で販売されたTシャツがすごかった。

百聞は一見に如かず。

実物をご覧いただきましょう。

 

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会場が両国国技館ということで、相撲に関連したデザインであることは予想していましたが…

まさに「どうかしてるぜ」としか言いようのない珍品。

これを多くの人がこぞって購入し、ソールドアウトになったというのだから世の中狂っています。

僕の知人はこのTシャツを着てIron Maidenのライヴを鑑賞。

埼玉県在住のその知人はライヴ終了後、帰宅するために電車に乗り込みました。

同じくIron Maiden帰りのメタラー達を満載し、電車は両国駅を出発。

しかし、駅に停車するたびにIron Maidenファンの比率は減り、一般の乗客が多くなっていきます。

地元駅に到着する頃にはIron Maiden客は見当たらず、異様なデザインのTシャツを着た気の毒な乗客が爆誕

周りの乗客からは、キチガイを見るような視線を頂戴したそうです。

まあ、実は僕も同じTシャツを買ってしまったクチなのですが、これは本当に着る勇気がございません。

ダサT、ダメ、ゼッタイ。

 

そんな具合にダサいグッズが横行するロック業界。

ダサいとわかっていても買ってしまう理由はなんなのか?

 

 ダサいほどSNS映えするから?

 バンドへのお布施?

 

どちらも理由としてはあると思います。

前者については、まさにSNS時代ならではの理由でしょう。

先ほどのIron Maidenの相撲Tシャツでかなりの数の「いいね」を稼いでいるツイートも見かけました。

また、後者についても、バンドへの忠誠心を示すために買っているという部分もあるでしょうし、僕も若手バンドのライヴを観た帰り、「これ…少ないけど活動資金の足しにしてよ…」という気持ちでグッズを購入することはあります。

なんにせよ、金銭的な面でバンドに貢献したいという気持ちによる行動だと言えます。

 

しかし、僕はこのふたつの説を積極的には採用したくありません。

僕の結論はこうです。

人は物販列に並んでいる時、

 

 

 完全に気が狂っているのだ

 

 

そう断言したい。

音楽が好き過ぎることで生まれてしまった狂気。

その狂気が美的感覚と金銭感覚を一時的に狂わせてしまうのです。

しかし、それは他人を傷つけない狂気です。

もしも何かが痛むとしたら、自分の懐以外にはないでしょう。

 

だから、もしも街でダサいバンドTシャツを着ている人を見かけたら、

 

 

 ああ。あの人は気が狂っていたのだなあ。

 

 

と、優しい目で見てあげてください。

決して指さして笑ったり、スマホで写真を撮って「変なTシャツ着てるやついたwww」などとSNSでさらし者にしたりしないでやってください。

彼らの狂気が景気を浮揚させることは(たぶん)ないかもしれませんが、どこかのバンドの寿命を少しだけ延ばしているんです。

そして、そのバンドはもしかしたらあなたの未来のフェイバリットバンドになるかもしれません。

(ダサTを買って)Power to the musicの精神でやってまいりましょう。

 

 

この『猫ちゃんのおしゃべり酒場』シリーズ、第2回も書ける程度に人気が出るといいナー。

「裏切りはしない」と筋肉は言った

どうも。僕です。

こないだ正月が来たかと思ったら、もう上半期が終わるそうで。

筒井康隆先生の作品で、時間の流れがどんどん速くなるという話がありますが、もしかしたらそれと同じような現象が実際に起こっているのではないか。

ふとそんなことを考えてしまった今日この頃であります。

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(時の流れが速くなった世界を描いた傑作『急流』が収録されている筒井康隆先生の『最後の喫煙者』(新潮文庫))
 

 

ここ最近、マメな更新を心掛けている当ブログではありますが、アクセス数が伸び悩んでいるのが正直なところ。

ええ。大いに伸び悩んでおります。

まあ、アクセス数など単なる数字であって、書くこと自体に喜びを感じているので、それだけで十分なのだ、などと割り切ることができれば楽なのでしょうが、書いたからにはアクセス数が伸びて欲しいナーと思ってしまうのが人の性というもの。

アクセス数を伸ばすにはどうしたらいいのか。

やはり多くの人が関心を抱くテーマを取り上げるのが近道なのではないか。

そんな安易な結論に達したのが僕という底の浅い人間です。

多くの人が関心を抱くテーマとはなんだろうか?

その答えはすぐに到来しました。

みのもんたの笑顔を伴って。

 

 

  健康と美容

 

 

これしかないでしょう。

雑誌やテレビでもこのふたつの話題は鉄板ネタでしょう。

そうでしょう、奥さん。

みのもんたの番組見て、すぐにスーパーでバナナ買い占めたりしたでしょう。

今回のブログは完全にメンタルをみのもんたにして更新いたしますよ。

 

 

まあ、他人からの伝聞や嘘を書いても仕方がないので、僕の実体験をご紹介します。

題して「1年で12キロくらい痩せた話」です。

100%実話、真実のトゥルーストーリー。

何も足さない、何も引かない。

正真正銘、100%真実のトゥルーストーリー実録です。

 

 

今を遡ること約1年。

2018年9月頭の話です。

その頃の僕は、まさに酒浸りといった生活で、1年365日欠かさずアルコールを摂取するという日々を送っていました。

いわゆるハードリカーではなくビールなどがメインではありましたが、最低でも毎日1リットル以上は飲んでいたと記憶しております。

休肝日ゼロ。

体調不良で仕事を休んだ日でもビールを飲むようなクズぶりでした。

そんな生活ですから、身体は当然のように痛んできます。

いつの頃からか、毎朝異様な気怠さを自覚するようになっていました。

ふと気が付けば体重も過去最高を記録しているという有様。

しかし、そんな状況でも健康診断の血液検査で肝機能がひっかかることはなく、「よし。まだ飲めるぞ」などという妙な自信を抱いておりました。

我ながら馬鹿だとしか言いようがない。

 

毎日の怠さは酒のせいだということには薄々…いや、大いに気付いていました。

怠い身体を引きずるようにして仕事に向かいながら、「今日だけは酒を抜いてみよう」と誓うのです。

しかし、仕事帰りにスーパーに立ち寄る時には、「今日で最後にして、明日から絶対やめよう」と心変わりしてしまう意思の弱さ。

客観的に見たら完全に中毒者です。

 

内なる誘惑に負ける日々がどれくらい続いたでしょうか。

そんなある日、自分でも「こりゃヤバイな」と痛感する出来事が起こります。

9月の頭にとても楽しみにしていたライヴがあったのですが、あまりの体調の悪さに行くのを断念してしまったのです。

それだけでも自己嫌悪に陥るのに十分な出来事でしょう。

しかし、僕の馬鹿なところは、まさにそのライヴが開催されているであろう時間帯に家で酒を飲んでいたということ。

「ライヴにも行かず家で酒を飲んでるなんて、俺はどんだけ馬鹿なんだ」と心底自分が嫌になりました。

 

その翌日からです。

僕がお酒を飲まなくなったのは。

最初の14日間くらいは1滴も飲みませんでした。

ビールの代わりに烏龍茶を飲むことにしたのですが、“何かを飲む”という代替行動が僕には合っていたようです。

アルコールが摂取できないこと自体にストレスを感じることは一切ありませんでした。

「自力でやめられなかったら精神科だナー」と考えていましたが、そこに至る前に飲酒という習慣から距離を置けた僕はラッキーです。

まあ、「この先の人生、アルコールは1滴も飲まないんだ!」などと極端な目標を立ててしまうと、それが大きなストレスになると思ったので

 

・ライヴを観た日はビール1杯オーケー

・尊敬する人に誘われた日は飲んでよし

 

などというルールを設けることにしました。

ただし、家飲みは絶対NG。

飲酒習慣を「機会飲酒程度」と呼べるレベルまで落とすことを心掛けたのです。

 

アルコールから距離を置く生活を続けてからどのくらい経った頃からでしょうか。

そのあたりの記憶が定かではないので、本当に日記をつけておけばよかったなと後悔しているのですが…、

おそらく2か月弱くらいの時期だと思うのですが、明らかに体調の改善が実感出来るようになってきました。

怠さが解消され、身体が軽いんです。

 

以前であれば、仕事が終わって家に帰れば、ビールを飲んで就寝時間までダラダラするだけの夜。

しかし、今や家にいるのは体調の良い素面の自分です。

体力と時間が有り余って仕方がありません。

そこで、とりあえず腕立て伏せを始めることにしてみました。

ジョギングやジム通いではなく、腕立て伏せという実に古典的な筋トレ方法を選択した理由。

それはこのブログを読んだことにあります。

 

https://www.buzzfeed.com/jp/bfjapan/100-pushup-challenge

 

腕立て伏せを毎日100回1か月間続けてみた、という内容の記事です。

記事の最後にBefore/Afterの画像が貼ってあるのですが、明らかな身体付きが変わっています。

正しいフォームで腕立て伏せを行うことにより、身体中のさまざまな筋肉が鍛えられるとのことなので、この記事を信じて僕もトライしてみることに。

 

特にこれといった運動経験は無い僕ですが、毎日最低100回以上の腕立て伏せをこなすことが出来ました。

“腕立て伏せはフォームがすべて”らしいので、身体が一直線になっていることを意識して行うと良いでしょう。

途中からは気が向いた時に腹筋なども付け加えることにしてみました。

さらには気が向いたときにゴリラスクワット(興味のある方は調べてみてください)なども実践してみることにしました。

節酒(Not 禁酒)もいい感じに継続しており、アル中一歩手前だった人生が嘘のようです。

 

節酒&筋トレ生活を初めて約1年。

今の僕の身体がこちらです。

 

【閲覧注意】

おっさんの半裸画像が下記に表示されます。

 

 

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(Beforeも撮影してあるが、あまりにもアレなので自粛)

 

ジムなどに通って熱心に鍛えてらっしゃる方の身体と比較したら貧弱なものですが、中年肥りバリバリだったおっさんが1年頑張ってみた結果としては悪くないのでは。

体重も去年の9月と比較してマイナス12~13キロほど。

ふと気が付けばズボンもぶかぶかになっていました。

 

体重が軽くなると筋トレも楽になりますし、完全に正のスパイラルへ突入。

鏡に映る自分の筋肉を眺める時間も楽しくなります。

ええ。気持ちが悪いのは自覚しております。

でもね、筋肉を眺めるの楽しいんですよ…。

鍛えると今まで知らなかった筋肉が出て来るんですよ…。

その筋肉に「はじめまして」って挨拶したりしてですね…。

 

精神状態がアレな人だと思われると困るので、筋肉の話はやめておきましょう。

今回の記事で僕が何を言いたかったかと申しますと…

 

 

 酒をやめて筋トレするといいぞ

 あと、筋肉は尊い

 

 

ということです。

おわかりいただけたでしょうか。

これでアクセス数が伸びなかったらもう知らんぞ、あたしは。

 

 

 

#筋肉

#ダイエット

#筋トレ

#アル中